商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/06/09 |
| JAN | 9784065397459 |
- コミック
- 講談社
薫る花は凛と咲く(17)
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薫る花は凛と咲く(17)
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
「それはもうプロポーズなのでは?」と思いながら読んでた。産婦人科医を目指す薫子の覚悟はもちろんだが、薫子に訪れるであろう苦労や困難を一緒に背負うつもりでいる凛太郎の覚悟も相当凄い。自分の将来が不安でいっぱいの時期に「支えさせて」と言える高校生がどれだけいるだろうか……。この1冊に...
「それはもうプロポーズなのでは?」と思いながら読んでた。産婦人科医を目指す薫子の覚悟はもちろんだが、薫子に訪れるであろう苦労や困難を一緒に背負うつもりでいる凛太郎の覚悟も相当凄い。自分の将来が不安でいっぱいの時期に「支えさせて」と言える高校生がどれだけいるだろうか……。この1冊に人の優しが詰め込まれいるのもあって、読んでいるうちに心が熱くなったよ。
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彼女の父親に連れられて軽い外出。そこで交わされるのは娘や凛太郎自身についての話… けれど、薫子の父・遥介は凛太郎から聞きたい事があるというより、凛太郎に話したい事があるといった感じだったような 遥介は母が倒れても苦しい顔を見せずに苦しんでいた薫子を知っている。そんな娘がケーキを...
彼女の父親に連れられて軽い外出。そこで交わされるのは娘や凛太郎自身についての話… けれど、薫子の父・遥介は凛太郎から聞きたい事があるというより、凛太郎に話したい事があるといった感じだったような 遥介は母が倒れても苦しい顔を見せずに苦しんでいた薫子を知っている。そんな娘がケーキをきっかけに笑えるようになったと知っている。だから、そこに関わる凛太郎に言いたい、というより伝えたい事が有ったのだろうな また、その会話は遥介から凛太郎という存在、そして薫子との交際が認められた瞬間でも有るね お付き合いしている女性の父親から「何も心配してないよ」と言われるなんて凛太郎の心まで認められたかのようで見守るこちらまで嬉しい気持ちになってしまうシーンだったよ 薫子の両親から交際が認められ、学校生活も順風満帆。今の凛太郎は自身の夢に向かってひたむきに進める だからこそ、傍に居る薫子は夢を描けない自身との比較を行わずに居られないのか 別に誰もが夢を持つ事が当然とは思わないけれど、夢に向かって努力している人の側に居ると、時には自分は夢も努力も無いと後ろめたい気持ちになってしまうもの それだけに凛太郎がそうした心苦しさを察しつつも、聞く姿勢だけ示して深追いはしなかった表情には深い慈しみを覚えてしまったよ いつも自分の隣に居てくれようとする人がそのような姿勢を示してくれる。だから薫子も「怖い夢」について話せたのだろうな それにしても産婦人科医とはね… 薫子が憧れるきっかけのエピソードとして話したように幸せな薫りを作れる素敵な職業に一見思える。けれど、薫子が自覚しているように容易に目指せる道ではないし、何も素敵な事ばかりに出会える職業という訳でもない 目指したい夢だと判っているのに、怖くて目指したいと言い出せない そうした臆病を抱えてしまった薫子に対して凛太郎が薫子の言葉を引き合いに出しつつ彼女が見れなくなっていた勇気を掬い上げてくれる流れは良かったなぁ 凛太郎は薫子の夢を認めてくれるだけでなく、「尊敬する」とまで言ってくれた。それは薫子が産婦人科医を目指す事は分不相応でも何でも無く、実現しても良い夢なのだと教えてくれる 何よりも怖さが有ったとしても、凛太郎が支えてくれるという確信を得られた 改めて感じるのが何度目か判らないけれど、二人は本当に良いカップルですよ そう感じられたから、薫子が「後悔 しない」と迷いを消せた上で両親に自分の進路を明かす下りが丁寧に順序を踏んでいると感じられたし、夢へ踏み出す怖さを感じていた薫子の話を受けて遥介が「迷惑かけて いいんだ」と言ってくれる流れが本当にもう最高…! 凛太郎と同じように薫子も夢に向かって進むと決めた。また、進路希望の時期であるから他の面々も何だかんだ進む道を意識している その中でまどかと翔平が明確な何かを決めているわけではないというのはイメージ通りなのだけど、翔平が周囲との差に焦っているかのようなリアクションをするのはちょい意外だったし、それに対して凛太郎達が唖然としたリアクションとなるシーンも少し意外だったかも 思い返せば翔平って人間関係の潤滑油みたいな存在であり彼のシンプルな受け止め方に拠って難しい問題が解れる展開も多かっただけに、彼自身の人間性を深堀りする展開って少なかったかも そう思えば、空と舞という幼い双子の登場に拠って翔平の人間関係の回し方が描かれたのは彼という人間がどのようなものか如実に示すものとなったような 翔平は周囲を笑かすようにして関係を繋げる行動が多い認識だっただけに、舞と空に対して兄として注意しつつもちゃんと謝れたら笑顔でご褒美を上げるシーンは予想外と予想内が同居しているように思えたよ あれは確かに凛太郎の言う通り、「俺たちの中で一番凄いやつは宇佐美」と思わされるシーンでしたよ。てか、回想で触れられているけど、翔平によって取り持たれた関係って本当に多いな 彼はあの集まりにおいて掛け替えのない存在だね でも、関係の何もかもを翔平が取り持てる訳でもなく 昴と朔の件は当人達が何とかしなければならない感じだろうね。それがせめて朔の想いを表出させるきっかけと成れば良いのだけれど…
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- ネタバレ
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なぜピアスをしてきたか…凛太郎の答えに、お父さんの 気持ちが手に取るようにわかった。私も親なので。 自分がどう思われるかより、薫子の気持ちを大切にした かったんだね。 薫子、将来のことについて凛太郎に話せて良かった。 自分の中に秘めておいては確実に何も変わらないけど、 他人に話すことで、会話の中で見えてくることもあるし、 状況も変わることもある。 決心もより強くなるんじゃないかな。 もちろん、誰に話すのか、選ぶのは大切だけど。 凛太郎が薫子にかけた言葉もパーフェクトだった。 薫子がどうすべきかの提言は一切なく、どう決心して も、側にいて応援して見守っていくという温かくて力 強い包容力。 いいよね、二人の関係性。 昴は朔の志望校のことでかなり驚いてたようだけど… これが何かのきっかけになるのかな? 進学先が違ったって関係性は変わらないけど、これが 昴の気持ちをどんな風に揺さぶるのか…次巻が楽しみ。 翔平、双子のお兄ちゃんだったのか! かわいい〜。 そしてめちゃくちゃ良いお兄ちゃん!!
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