商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2025/04/22 |
| JAN | 9784336076946 |
- 書籍
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割れたグラス
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割れたグラス
¥2,860
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
私はこれまでアフリカ文学を読んだことがほとんどなかったので、とても新鮮な気持ちで読み始めました。 この物語は、コンゴの酒場に集まるさまざまな人たちの人生や出来事を、語り手である「割れたグラス」が書き記していくという形で進んでいきます。 登場人物には「パンパース男」や「蛇口女」など、とても変わったあだ名がつけられています。最初は奇妙に感じましたが、読み進めるうちに、それぞれのあだ名がその人の弱さや性格を表していることに気づきました。 特に印象に残ったのは「蛇口女」です。彼女は愛情を強く求め続ける人物で、感情が止まらなくなる様子が描かれていました。少しメンヘラのようで読んでいてしんどい部分もありましたが、人間の弱さがとてもリアルに表現されていると感じました。 この作品の大きな特徴は、文章の書き方です。句読点が少なく、長い文章や長いセリフが続くため、最初はとても不思議に感じました。 これまで読んできた小説とはまったく違い、「こんなに自由な文章があるのか」と驚きました。しかし読み進めていくと、その独特のリズムにだんだん慣れてきて、まるで酒場で誰かの長い話を聞いているような感覚になりました。 物語の内容は下品で生々しい部分も多いですが、ただ面白いだけではなく、人間の弱さや人生の悲しさも感じさせます。読んでいて笑ってしまう場面もあれば、少し苦い気持ちになる場面もあり、感情を揺さぶられる作品でした。 この本を読んで、世の中には欠けている部分を持った人がたくさんいるのだと改めて感じました。しかし、そのような弱さがあるからこそ、人間はどこか魅力的なのかもしれません。私自身も完璧な人間ではありませんが、欠けている部分があってもそれはそれでよいのではないかと思いました。 この作品を通して、今まで触れたことのなかったアフリカ文学の世界に興味を持ちました。物語の舞台となるコンゴの雰囲気もとても印象的で、いつか実際にその土地を訪れてみたいと感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
20年前のコンゴ共和国(本作発表は2005年) 港町ポワントノワール(←実在する)のバー「ツケ払いお断り」が舞台。主人公《割れたグラス》はバーとその常連客たちとの日々をノートに書き留めていく。 本作は誰も本名ではなくバーの主人も仮の名前《頑固なカタツムリ》と呼ばれ、バーの客たち、《パンパース男》、《印刷屋》、《蛇口女》そして主人公《割れたグラス》の人生が綴られていく。 例えば、法がないの?というぐらい人が言ったことだけで牢屋行きになって人生詰んでしまうという現代日本からすると異界の出来事のような内容。 人口の多数がキリスト教だそうですが呪術も混じって土着的なものを感じました。紙面下の注釈がないと読み通せなかったなぁ。ありがたかった…。 《パンパース男》と《蛇口女》が強烈でした。特に《蛇口女》…尿をどれだけ長い時間出し続けられるかを男性と競争する、という私にはちょっと意味が分からない競争、そして意味が分からない結末でした。 冒頭で各地の名言を調べてはNGを出しているシーンがありましたが、フレデリック・ダール(サン・アントニオ)の有名なフレーズ「兄弟はハゲたときに打て」(P27)はどんなときに使えばいいんでしょうね。
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あらすじは、訳者あとがきにあるとおり、コンゴ共和国のバー「つけ払いお断り」という店にやってくる酒飲みの人たちの哀しい人生の物語を「割れたグラス」と呼ばれる人物がノートの書き綴っていく、それが本書の流れ。酒飲みのそれぞれの人生は哀しく、それでいて引き込まれる。また物語を語る方も聞く...
あらすじは、訳者あとがきにあるとおり、コンゴ共和国のバー「つけ払いお断り」という店にやってくる酒飲みの人たちの哀しい人生の物語を「割れたグラス」と呼ばれる人物がノートの書き綴っていく、それが本書の流れ。酒飲みのそれぞれの人生は哀しく、それでいて引き込まれる。また物語を語る方も聞く方も酔っ払いなので、どこまで本当なのかわからない。このよくわからない、けったいな世界とうまく折り合いをつけていく人々を感じられる…
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