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初めてのマルクス、エンゲルス 社会と生き方にせまる古典
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初めてのマルクス、エンゲルス 社会と生き方にせまる古典

山田敬男(著者)

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初めてのマルクス、エンゲルス 社会と生き方にせまる古典

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 2025/03/29
JAN 9784406068710

初めてのマルクス、エンゲルス

¥1,540

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2025/06/19

マルクス・エンゲルスの古典の案内。これから学ぶ人のためのガイドブックと言えそうです。第1章では、今科学的社会主義を学ぶ意味が熱く語られています。読みやすいです。

Posted by ブクログ

2025/04/22

主題: 本書は、現代社会が抱える生きづらさや閉塞感(新自由主義、自己責任論、政治不信、労働者の分断など)の根源を問い、マルクスとエンゲルスが生み出した「科学的社会主義」の古典を読み解くことを通して、社会の構造的矛盾を理解し、人間らしい生き方や社会変革への展望を探るための入門書であ...

主題: 本書は、現代社会が抱える生きづらさや閉塞感(新自由主義、自己責任論、政治不信、労働者の分断など)の根源を問い、マルクスとエンゲルスが生み出した「科学的社会主義」の古典を読み解くことを通して、社会の構造的矛盾を理解し、人間らしい生き方や社会変革への展望を探るための入門書である。 現代社会への問題提起: 新自由主義と自己責任論が蔓延し、人々が孤立し声を上げにくい状況を指摘。コロナ禍や政治不信の高まり(ポピュリズムの台頭例)を背景に、社会のあり方への疑問が広がっているとする。職場での人間関係希薄化に対し、科学的社会主義の視点から「矛盾の構造」として他者を理解し、対話を通じて共感を共有する重要性を説く。 科学的社会主義の核心: マルクスとエンゲルスは、資本主義の根本的矛盾(社会的生産と資本主義的取得)を明らかにし、歴史を階級闘争として捉え、労働者と人間の解放を目指す理論(唯物史観、剰余価値論)を構築した。現代の人類の危機(核、気候変動等)も資本主義に根ざしており、生産手段の社会化を土台とする「人間の自由な協同社会」への移行が必然的な課題であるとする。 マルクス・エンゲルスの理論形成: 二人の生涯と思想的格闘を追う。ヒューマニズムと民主主義から出発し、哲学(ヘーゲル、フォイエルバッハ)、経済学(古典派)、社会実態(イギリス労働者階級)と向き合い理論を発展させた。初期マルクスの共産主義への転換(『独仏年誌』)、1848年革命の経験と革命論の転換(少数者革命から多数者革命へ)、経済学研究の深化と剰余価値の発見、第一インターナショナルでの活動、パリ・コミューンの教訓(国家機構の改造)、『ゴータ綱領批判』(共産主義の二段階論、分配論)などが重要な画期とされる。 主要著作の解説: 本書では、『ドイツ・イデオロギー』(唯物史観の確立)、『哲学の貧困』(生産諸関係概念)、『反デューリング論』(マルクス主義の百科全書)、『空想から科学へ』(入門書)、『自然の弁証法』(弁証法の法則)、『家族・私有財産・国家の起源』(不平等の起源)など、マルクス・エンゲルスの主要な著作が解説され、それぞれの理論的意義が示される。 古典を学ぶ意義: マルクス・エンゲルスの思想(弁証法的唯物論)を学ぶことは、世界のあり方を本質的に理解し、社会変革に向けた理論的・思想的な武器を得ることである。古典を現代との関連で読み解き、社会と自己の関係を深く考察することで、困難な状況を乗り越える「生きる力」となり、未来への展望を開く生きた知恵を得られると強調する。

Posted by ブクログ