商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
| 発売年月日 | 2025/03/26 |
| JAN | 9784478120231 |
- 書籍
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はじめての「外国人材受け入れプロジェクト」
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はじめての「外国人材受け入れプロジェクト」
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本書は、アジア技術交流協同組合(ASEA)代表理事の下茅亮氏が、深刻化する日本の人手不足を背景に、企業が外国人材、特に**「技能実習」生および「特定技能」資格を持つ人材の受け入れを成功させるためのノウハウを、自身の豊富な経験に基づき解説する実践的なガイドブックです。外国人材受け入...
本書は、アジア技術交流協同組合(ASEA)代表理事の下茅亮氏が、深刻化する日本の人手不足を背景に、企業が外国人材、特に**「技能実習」生および「特定技能」資格を持つ人材の受け入れを成功させるためのノウハウを、自身の豊富な経験に基づき解説する実践的なガイドブックです。外国人材受け入れを一つの「プロジェクト」として捉え、プロジェクトマネジメントの手法を用いて、【立ち上げ】【計画】【実行・モニタリング】【終結】**という4つの段階に沿って、具体的な進め方や注意点を分かりやすく示します。 外国人材受け入れの基礎知識 (第1章、基礎知識5つ): 日本で働く外国人の割合は増加しており、グローバル化は身近な現実です。 日本には就労目的だけでなく、留学など様々な目的で滞在する外国人がいます。 外国人が日本で活動するには、目的に応じた**「在留資格」**が必要であり、その種類は多岐にわたります(本書では特に技能実習、特定技能に焦点)。 「技能実習」は開発途上国への技術移転を目的とした「人材育成」制度、「特定技能」は国内の人手不足解消を目的とした「人材確保」(就労)制度であり、目的と仕組みが大きく異なります。 技能実習制度の課題(労働力としての扱いや実習生の立場の弱さなど)を踏まえ、人材育成と確保を目的とする新制度**「育成就労」**の創設が予定されており、転籍の条件付き容認などが変更点として挙げられます。 「外国人材受け入れプロジェクト」の進め方 (第2章): 【立ち上げ】: 目的設定: なぜ外国人材を受け入れるのか(人手不足解消、国際貢献、海外展開準備、社内活性化など)、明確な目的を設定し、社内(特に経営層)で共有することが最も重要です。 関係者特定: プロジェクトに関わるステークホルダー(受け入れ企業、外国人材本人、監理団体/登録支援機関など)を洗い出し、企業内でも技能実習責任者、技能実習指導員、生活指導員などの役割分担を明確にします。 【計画】: スケジュール管理: ガントチャートなどを活用し、「いつ・誰が・何をするか」を具体的に計画・可視化します。 コスト管理: 渡航費、講習費、住居準備費、報酬、監理費など、必要なコストを事前に算出し、資金計画を立てます。実習生の報酬は日本人と同等以上かつ最低賃金以上が原則です。 リスク管理: 病気、ケガ、ホームシック、事故、失踪など、起こりうるリスクを想定し、影響度と発生頻度から優先順位をつけ、対策(社会保険加入、複数人採用、安全表示の多言語化など)を計画します。 受け入れ環境整備: 職場でのコミュニケーション方法の検討や、異文化理解促進のための準備を行います。 採用計画: 現地面接またはオンライン面接の準備、選考基準の設定などを行います。 技能実習計画書作成: (技能実習の場合)監理団体と協力し、実習内容やスケジュールを具体的に計画します。 【実行・モニタリング】: 進捗管理: 計画通りに進んでいるか、ガントチャートなどで定期的に確認します。 技能実習日誌: (技能実習の場合)日々の実習内容や指導記録をつけ、進捗確認と適正実施の証明に活用します。 監査対応: 監理団体や外国人技能実習機構による定期的な訪問・監査に対応します。 コミュニケーション: 「やさしい日本語」を心がけ、具体的な指示や復唱による確認、文化・習慣への配慮を行います。 指導と育成: 計画に基づき丁寧に指導し、技能検定合格などをサポートします。チームとしての一体感を醸成します。 ボトルネック解消: 問題が発生したら早期に原因を特定し、関係者と協力して解決します。 【終結】: 評価と記録: プロジェクト全体の成果と課題を振り返り、記録として残し、次回に活かします。実習生の帰国後のフォローなども含みます。 成功の鍵となる要素 (第3章、コラムなど): 信頼できるパートナー: 技能実習における監理団体や、特定技能における登録支援機関は、受け入れを成功させる上で非常に重要です。サポート体制や実績などを吟味して選び、良好な関係を築きます。 異文化理解とコミュニケーション: 言葉の壁だけでなく、文化や宗教、生活習慣の違いを理解し、尊重する姿勢が不可欠です。 人間的な配慮: 外国人材を単なる労働力としてではなく、共に働く仲間として受け入れ、彼らが安心して生活し、学び、働ける環境を整えることが、結果的に企業の利益にも繋がります。 本書は、外国人材受け入れに関わる複雑な制度や手続きを、プロジェクトマネジメントという分かりやすい枠組みで整理し、具体的なノウハウと注意点を提供することで、企業担当者が自信を持ってプロジェクトを推進できるよう支援する実践的な一冊です。
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