商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 毎日ワンズ |
| 発売年月日 | 2025/03/29 |
| JAN | 9784909447326 |
- 書籍
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わが米本土爆撃 完全版
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わが米本土爆撃 完全版
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商品レビュー
3.5
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第二次世界大戦末期、絶望的な戦局の中で計画された「米本土爆撃」に参加する若き特攻隊員たちを描いた小説です。通常の特攻は片道切符の作戦として知られていますが、舞台は遠く太平洋の彼方、敵国本土という異例の任務。その無謀さと非現実性が、物語全体に独特の緊張感を与えています。 印象的だ...
第二次世界大戦末期、絶望的な戦局の中で計画された「米本土爆撃」に参加する若き特攻隊員たちを描いた小説です。通常の特攻は片道切符の作戦として知られていますが、舞台は遠く太平洋の彼方、敵国本土という異例の任務。その無謀さと非現実性が、物語全体に独特の緊張感を与えています。 印象的だったのは、彼らが決して“死にたがり”ではなく、むしろ生を希求しながらも「国のため」という名の下に追い詰められていった点です。仲間との交流、家族を想う気持ち、青春の一瞬のきらめき。それらがあまりに人間的であるからこそ、死に向かう姿が痛ましく、同時に尊く感じられました。 また本作は、戦場の事実を単なる戦記として描くだけではありません。戦争という巨大なシステムの中で、個人がどのように運命を背負わされるのかを鮮やかに浮かび上がらせます。命を国家に差し出すことが“当然”とされた時代の空気を、著者は緻密な筆致で再現しており、読んでいて胸が詰まる場面が多々ありました。 この作品を読むと、戦争とは決して英雄的な物語ではなく、一人ひとりの人生を断ち切る現実であることを痛感します。悲劇を繰り返さないためにも、こうした文学を通じて記憶を継承する意義は大きいと感じました。 『わが米本土爆撃』は、戦争文学としての迫真性と、人間を描く文学としての普遍性を兼ね備えた重厚な一冊です。戦争の歴史に興味がある人だけでなく、極限状況で人がどう生き、どう死んだのかを知りたい人にも強くおすすめしたいと思います。 #戦争文学#読書記録
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世界で唯一、大米帝国本土を直接空爆した人物。 風船爆弾ではない。 潜水艦から飛ばした飛行機から爆弾落とした。ちなみにこの潜水艦、本土直接砲撃もやってのけている。 そりゃあまあ、大戦後期に潜水空母イ400を構想したのもわかる。 そうしてこの人、戦後に米国に呼ばれて歓待されて、名誉市...
世界で唯一、大米帝国本土を直接空爆した人物。 風船爆弾ではない。 潜水艦から飛ばした飛行機から爆弾落とした。ちなみにこの潜水艦、本土直接砲撃もやってのけている。 そりゃあまあ、大戦後期に潜水空母イ400を構想したのもわかる。 そうしてこの人、戦後に米国に呼ばれて歓待されて、名誉市民までもらっている。当時の日本政府は、米国に引き渡すが身の保証は全くしない、日本国政府は一切関知しないと言い切った。藤田氏は、自決用に日本刀まで持参したらしいが、ことの経緯から親善の証にプレゼントしたというエピソードまである。 藤田氏は国内でもいろいろ苦労したが、この招待のお返しに、私費でつくば万博へ米国の若者を招待したそうだ。 良かったのはこの辺までだな。 ここで終わっとけば良かったのにと思った。さらに渡米数回、もう、どうでもいいやという感じになった。 この空爆は、米国による日本への初の空襲、いきなり民間人を狙い、子供に機銃照射したクズへの報復であったそうだ。 ただ大日本帝国海軍は民間人を狙うという鬼畜な所業を犯さないために、森林に焼夷弾を投下した。 らしいが、本人が言うとるのでどうなん。森林火災狙ってたんよね。 いずれにしろ、民間人に被害がなかったからこそ、余裕の大米帝国から招待受けたんだろうなと思う。別段、干戈を交えた英雄だからではなく、戦争と言いながら余裕ブッチで、ちょっと面白いことがあったよなあ、まあ、頑張ったんちゃう、呼んだらおもろいやん。 そんな感じじゃないですかね。 間に立った大米帝国マスコミ記者のコメント、長く交流のあった恩人的な友人らしいが、そこはかとなくムカつくから。 お前ら、十分勝てる戦争に、民間人だけ何十万人も虐殺して、たかが「戦争」に勝っただけで相手の文化も歴史もすり潰したの、少しは自覚してうなされろや。 尤も情けなかったのは、国のために本当に命懸けで戦った軍人ですら、蔑視して否定しないと自我の保てなかったウチの国の先輩たちもそうやけど。 藤田氏個人のエピソードとしては落涙したが、改めて総括すると、げんなりする。
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