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融けるロボット テクノロジーを活かして心地よいくらしを共につくる13の視点
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融けるロボット テクノロジーを活かして心地よいくらしを共につくる13の視点

安藤健(著者)

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融けるロボット テクノロジーを活かして心地よいくらしを共につくる13の視点

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミラツク/英治出版
発売年月日 2025/03/16
JAN 9784991213267

融けるロボット

¥2,970

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2025/05/14

ロボットが拓く心地よい暮らし:自動化を超えた新たな価値観 本書は、ロボット技術を単なる自動化や効率化の手段としてではなく、人々の生活をより心地よく、豊かにするための多角的な視点から考察します。著者の個人的な経験を踏まえ、従来の産業用ロボットの価値に加え、データ活用、ウェルビーイン...

ロボットが拓く心地よい暮らし:自動化を超えた新たな価値観 本書は、ロボット技術を単なる自動化や効率化の手段としてではなく、人々の生活をより心地よく、豊かにするための多角的な視点から考察します。著者の個人的な経験を踏まえ、従来の産業用ロボットの価値に加え、データ活用、ウェルビーイングへの貢献、自己拡張、感性への働きかけ、共在感といった、ロボットが社会にもたらす新たな可能性を探ります。 日本のロボット産業の歴史と現状:グローバル競争と新たな挑戦 かつて「ロボット大国」として産業用ロボット分野を牽引してきた日本の歴史と現状を概観し、自動車産業における自動化の進展や、川崎重工業、ファナック、安川電機といった企業の活躍を紹介します。一方で、中国など新興国の台頭によるグローバル競争の激化や、日本のロボット産業が直面する課題を指摘し、従来の価値観に加えて新たな価値創造の必要性を提示します。 ロボット導入・活用の多様な視点:データ、ウェルビーイング、そして感性 ロボット導入・活用における多角的な価値と視点として、単なる作業効率化を超え、センシングデバイスとしてのロボットによるデータ活用、労働者の負担軽減やQOL向上に繋がるウェルビーイングへの貢献、テクノロジーによる自己拡張の可能性、そして人の感性に働きかけ、コミュニケーションを促すロボットの事例を紹介します。物理的な距離を超えた共在感を生み出すコミュニケーションロボットの実験例も挙げ、ロボットがもたらす多様な価値を示唆します。 社会実装への重要課題:費用対効果、全体最適、現場理解 ロボットの社会実装を進める上で考慮すべき重要な視点として、費用対効果、全体最適の視点、業務設計の見直し、現場理解の重要性を挙げます。また、「融力」の克服と「魅力」の活用、PoC死の回避、ロボットフレンドリーな環境整備、費用負担の分担、そしてロボット技術開発の目的化回避といった、持続的な社会実装に向けた課題と対策を示唆します。 ロボットの「人称」の変化と未来への提言 ロボットがその役割によって人から認識される「人称」が変化する可能性を示唆し、産業用ロボットの三人称的な存在から、サービスロボットが二人称や一人称になりうる例を紹介します。これからのロボット業界には、技術開発だけでなく、ロボットフレンドリーな社会環境づくりと、システム全体を構想する「アーキテクト力」が不可欠であると提言します。 「自己拡張」による幸福度向上とサービス・ドミナント・ロジック 今後は、従来の生産性向上という価値に加え、「自己拡張」による幸福度向上といった新しい価値提供が重要になると述べ、モノとサービスが一体となったサービス・ドミナント・ロジックの考え方に基づき、メーカーとユーザーが価値を共創していく必要性を強調します。 持続可能なロボット社会の実現に向けて:産官学民の連携 産業用ロボット以外の分野はまだ黎明期であり、メーカーだけでなく、システムインテグレーター、他のプレーヤー、顧客、そして市民一人ひとりが連携し、持続可能なビジネスモデルを創り上げていくことが求められています。政治家の関与も不可欠であるとし、テクノロジーを活用して人々の生活をより豊かにするための提言で締めくくります。

Posted by ブクログ

2025/05/13

非常に丁寧な語り口で好感を覚えました。ウェルビーイングに資するロボットという考え方は、ハッとさせられるものがあります。

Posted by ブクログ