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十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇 岩波文庫
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十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇 岩波文庫

太宰治(著者), 安藤宏(編者)

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十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2025/03/18
JAN 9784003600580
関連ワード太宰治 / 安藤宏 / 小説・エッセイ・ノンフィクション(文庫)

十二月八日・苦悩の年鑑 他十二篇

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2025/06/23

“私はここに生れて、そうしてこんな淡い薄い風景の悲しさに気がつかず、のんきに遊び育ったのかと思ったら、妙な気がした。”(p.123『帰去来』) “元気とは、身体を支持するいきおい。精神の活動するちから。すべて物事の根本となる気力。すこやかなること。勢いよきこと。私は考える。...

“私はここに生れて、そうしてこんな淡い薄い風景の悲しさに気がつかず、のんきに遊び育ったのかと思ったら、妙な気がした。”(p.123『帰去来』) “元気とは、身体を支持するいきおい。精神の活動するちから。すべて物事の根本となる気力。すこやかなること。勢いよきこと。私は考える。自分にいま勢いがあるかどうか。それは神さまにおまかせしなければならぬ領域で、自分にはわからない事だ。 お元気ですか、と何気なく問われても、私はそれに対して正確に御返事しようと思って、 そうして口ごもってしまうのだ。”(p.137『作家の手帖』)

Posted by ブクログ