商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/03/05 |
| JAN | 9784087700015 |
- 書籍
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世界99(下)
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商品レビュー
3.9
643件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもしろかったのは間違いない。だけどこの作品に惹き込まれた理由はおもしろかったからじゃないんだよ。うまく言えないけど、社会に順応する人間の内部に蠢いているもの、その深淵に触れるような感覚というか……。結局は怖いってことなのかもしれないけど、そんな簡単な表現で収まるものじゃない気もするんだよなぁ。私はうまく言語化できないので、誰か代わりにうまいこと説明しといてください。 従来の価値観が崩壊し、新しい常識の中で生きていく人々。その中には当然、過去を捨てきれずに、自分の中の正しさを追い求め続ける者もいる。しかし、周囲に白い目で見られ、自身の幸福を投げ売ってまで、その信念を貫く意味はあるのかなと私自身も思ってしまう。そもそも正常、常識的であることというのは、結局は多数派の考えに合わせるということだと思うので、この考え方からすれば前述する人は異常者ということになる。社会という大きなコミュニティの中のマジョリティをそう簡単には崩せない。まぁそれが起こってしまったのが前巻の最後なわけだけども。簡単に崩すことはできないけど、崩れてしまえば変わるのは一瞬、ということだ。そういう人間の薄情さみたいなものを感じるのもこの本を読むのがしんどい部分の一つかもしれない。 また、この世界ではピョコルンなる生物が家事や育児、性欲処理、なんと出産までも担当する便利な存在として君臨している。実際はそこまで完璧にすべてをこなせるわけでもなく、所有者はその尻拭いをさせられ疲弊しているのだけど、そんな便利なものを持っているあなたたちは楽をしている!ズルい!と陰で言われてたり。 不憫だなと思いつつも、物が違うだけで今の状況とさほど違いはないなとも感じる。世の中どんどん楽になってはいるけど、人間の介在まったくなしでできることはそんなにない。結局は誰かその作業を担う人がいるわけで、そういう人たちの存在を軽視してますよね?と言われているようでグサグサ刺さりました。 普段目に見えないところを勝手に想像して自分たちに都合のいいように解釈する人間の悪いとこ出てるわー。私もその人間の一人だわー。もう人間でいるの嫌だわー。 ということで、あんな結末になるのもわからないでもないんだよ。そう考えるとこの物語はハッピーエンドと言えなくもないのかもしれない。悍ましいけど。
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差別・利用の矛先の循環、感情の循環、色々考えさせられる話だった。上巻よりずっと問題提起感が強いように感じた。恐らくこの物語のことを理解しきれていないので、曖昧な感想しか出てこない。もう一度読み返したい。
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上まではめっちゃおもしろかったのですが、 下でちょっと飽き始め、 下の後半からはもう、もう村田沙耶香いいかも!!!!って気持ちになってしまった 村田沙耶香さんは本当に人間の不気味さを描くのがうますぎる。そして、言葉にならないモヤモヤっとした気持ちや感覚を言語化するのがめちゃくち...
上まではめっちゃおもしろかったのですが、 下でちょっと飽き始め、 下の後半からはもう、もう村田沙耶香いいかも!!!!って気持ちになってしまった 村田沙耶香さんは本当に人間の不気味さを描くのがうますぎる。そして、言葉にならないモヤモヤっとした気持ちや感覚を言語化するのがめちゃくちゃ上手すぎる!!!これ以上の表現はないだろってくらいそれがうまい。ただ、不気味が続きすぎて何が何だかわからなくなってきて、えっえっえって感じで終わって、結局得られたものは人間って何者も不気味だよねってことだった笑
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