商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/03/05 |
| JAN | 9784087700015 |
- 書籍
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世界99(下)
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世界99(下)
¥2,420
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商品レビュー
3.9
709件のお客様レビュー
上巻から一気に年数が進み、まさかの白藤さんと一緒に暮らしており、しかも子どもまでいるという。 ピョコルンもより進化し、家電、お手伝いさん的な役割も果たす様になり、果ては妊娠出産まで行なっている世界。 大幅にアップデートされた世界だが、悪い意味での人間関係が濃縮された主人公周り...
上巻から一気に年数が進み、まさかの白藤さんと一緒に暮らしており、しかも子どもまでいるという。 ピョコルンもより進化し、家電、お手伝いさん的な役割も果たす様になり、果ては妊娠出産まで行なっている世界。 大幅にアップデートされた世界だが、悪い意味での人間関係が濃縮された主人公周り。それにおいて負の感情は表に出すことも制限されてしまった世界ルール。 地獄の様だが自分がないからこそ、やり過ごせてる部分も大きいのだろう。 どんどん世界がフラットになっていくのは痛々しく、個性を失うと人は人ではなくなるのだと感じる作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ピョコルン」という新しい性別を設定し、人間の性欲処理・妊娠・出産を代行する生物がいることで、女性の主人公の被害と加害を同時に描き出しているのが見事。下巻では「最初にダウンロードしたキャラでしか生きられない」白藤さんがより主人公・如月の人生に絡んできて、物語に奥行きを生んでいた。 母を奴隷のように使役しながら、自分は家庭の道具になることを拒否しようとしていた如月だが、ピョコルンが賄ってくれる性欲処理以外の家庭内労働に関しては、明人との結婚生活で既にこき使われていたし、最終的にはピョコルンになることすら選択する。結局自分が否定していた物になる彼女は空虚で、死守したい信念や嫌悪感なんてものもなく、周囲の人間に「呼応」し続けた結果なのだろう。そんな人生は圧倒的に不幸であると同時に、ある程度は幸せにも思えてしまうのは、その方が楽だからだろうか。
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世界観は、とんでもなく気味の悪いもので、読み続けるのが終始苦しかったが、ただ、どのように結末を迎えるのかが気になり、惹きつけられる本ではある。 決して好きではないが、凄い本だった。
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