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小さな神たちの祭り 潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
| 発売年月日 | 2025/03/05 |
| JAN | 9784267024528 |
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小さな神たちの祭り
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小さな神たちの祭り
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
舞台観劇にあたり予習。 当時仙台におり、津波で家族を失ったり家に多大な被害を受けた同僚もいた。彼ら彼女らも晃や美結のように様々な想いを抱いて今を生きているんだろうと改めて想いを馳せながら読み進めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内館牧子さん追悼シリーズ。 これは、書店で購入。 号泣です。 エッセイを読むと、東北大学で宗教学を学んだ内館牧子さんは、日本の各地に神々の存在を感じた…というような事を書かれていたように記憶しています。 それで、この本を手にしました。 これは、小説ですが。 東日本大震災をテーマに書かれた小説。 東日本大震災をテーマにしたドラマの脚本を頼まれ、書いた物を、小説に書き下ろしたそうです。 ドラマは、千葉雄大さんが主演。 このドラマを見たいのですが…。 震災の当日、東京の私立大学へ進学が決まっていた谷川晃は、友達とこれから住むアパートの契約へ東京に日帰りで出かけた。 弟の航も一緒に行きたがったが、煩わしくて断った。 契約を終え、友達と大学のキャンパスで昼ごはんを食べてい時に、震災。 しばらくは、帰る事も出来ず、大学の寮で暮らした。東北への鉄道が開通して、実家へ帰るが、跡形も無くなった自宅。仮設住宅に住み、家族の遺骨を探し続けるが、見つからない。 大学を辞めて、遺骨を探す覚悟をし、大学で退学届けを受取り、父の友人で保証人の伊藤玄次に印鑑をもらいに行く。玄次は、父の広太郎から預かった、通帳と印鑑を渡してくれた。晃が困ったら、親ではなく、玄次を頼ってくるから、この金を渡してくれと。玄次は、今は、皆、震災を思っているが、10年もしたら忘れてしまう。お前は、前を向いて、大学に通え、それが供養だと。晃は、退学すると伝えたが…4年後、大学を卒業。 晃は、コピー機の営業マンになる。震災で被災し、家族全員を失ったことは、誰にも言わず。それで、同情されるのがイヤだったから。辛い思いを隠し、明るく振る舞っていた。 しかし、コピー機は、全く注文を取る事が出来ず、3年で辞めて、仙台に戻る。 仙台では、ウォーターサーバーの水タンクを届ける仕事に着く。そこで知り合った保育士の岡本美結には、家族を失った辛さを吐露する事ができ、付き合い支えてもらう。2人の付き合いが3年経っても、結婚の兆しが見えず、美結は、別れを切り出す。晃は、家族が死んだのに、自分だけ幸せになる事に罪悪感を持ったままなので。 美結に別れを切り出された帰り道、教会の前で、タクシーをひろい、自宅へ帰ろうとする。 そのタクシーは、祖父の行雄が運転していた。そして、暗いトンネルを抜けると、懐かしい亘理町の実家へ連れて行った。そこには、生きていたままの家族がいて、晩ごはんのカレーを食べ、晃にもすすめる。恐る恐るカレーを食べると、美味しい! そこは、死者の世界だった。家族はみんな元気に暮らしているから、晃も幸せになれと言われる。 そして、また祖父のタクシーで、送られ、仙台の教会の前で降ろされる。 翌日、美結は、晃にちゃんとお礼を言って別れるべきだったと反省し、再度、晃を呼び出す。 晃は、死者の世界の話をするが、もちろん、信じてもらえない。喫茶店を出て、昨日の教会の前にいると、また、祖父のタクシーが来た。美結を無理矢理タクシーに乗せて、再度、死者の世界へ。 晃と美結が、実家へ着くと、晃が彼女を連れて来たと皆んな大喜びで、近所の人たちも大勢やって来て、大宴会になる。小さな子どももいて、美結に遊ぼうとせがんで、遊んでもらう。 みんな、ここは死者の世界と認識していて、生きている人たちの事は、なんでも知っていた。 自分たちは、死んでもここで楽しく暮らしているから、生きている人もクヨクヨしないで、楽しんでと。 ここの子ども達は、お祭りが無いのだけが淋しいと。晃は、お祭りを開催する事に。子ども御輿を作って、灯籠流しをしようと提案。夢中でみんなで作る。 出来上がって、御輿を担いで、灯籠を流しに出かけようとしたところで、祖父のタクシーが迎えに来た。 現世に戻り…晃と美結は、新たな出発を…。 なんでしょうね。 感情移入して、一気に読んでしまいました。
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東日本大震災から前を向いて立ち上がる話し。 印象に残ったのは 文庫版後書きに書いてあった二つの文章 腹が立ってたまらなかった。それはテレビ番組で ふるさとをみんなで歌って締めたこと。 実にあざとい。涙で締めたいのだと、私は思った。多くを失った人々の思い出に乗じることを、 何とも思...
東日本大震災から前を向いて立ち上がる話し。 印象に残ったのは 文庫版後書きに書いてあった二つの文章 腹が立ってたまらなかった。それはテレビ番組で ふるさとをみんなで歌って締めたこと。 実にあざとい。涙で締めたいのだと、私は思った。多くを失った人々の思い出に乗じることを、 何とも思わないのか。それは品性の問題だろう。 もう一つは 生きている者は死んだら無になるのではなく、 灰になるのではなく、どこかべつのところで生きている。目の前から消えたが、心配いらない。 どこかで楽しくやっている。
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