商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2025/03/01 |
| JAN | 9784560091364 |
- 書籍
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厨房から見たロシア
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厨房から見たロシア
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著者はポーランド人。本書執筆の10年ほど前、かつてのスターリンの別荘を訪れ、そこで働く人々から「スターリンは普通の人たちと同じように食べていた」と聞かされる。「本当にそうなのか?」と疑問に思ったのが本書の始まりだった。 帝政時代から革命を経てソ連崩壊に至るまで、ロシアの人々はどん...
著者はポーランド人。本書執筆の10年ほど前、かつてのスターリンの別荘を訪れ、そこで働く人々から「スターリンは普通の人たちと同じように食べていた」と聞かされる。「本当にそうなのか?」と疑問に思ったのが本書の始まりだった。 帝政時代から革命を経てソ連崩壊に至るまで、ロシアの人々はどんなものをどんなふうに食べてきたのか。旧ソ連構成諸国を縦横に巡り、「共産党書記長や宇宙飛行士の料理人、ウクライナで起きた大飢饉やレニングラード封鎖を生き延びた女性たち、アフガニスタンの戦場の厨房やチェルノブイリ原発事故の作業員のための食堂で働いた人々」「先祖代々暮らしてきたクリミア半島を追われ、新天地で故郷の味を守り続けるクリミア・タタール人」など、料理人や料理に関わったさまざまな人たちに話をきいて、本書が結実した。 長年に渡ったインタビューをまとめた本書が刊行されたのは、実のところ、奇跡的なタイミングだった。ロシアのウクライナ侵攻の数ヶ月後だったのだ。 今となっては、このような取材は叶わないだろうし、入国すら難しいかもしれない。著者にさまざま語ってくれた人たちも、今は口を開かないだろう。また、(侵攻とは関係がないが)著者が話を聞いたウクライナ大飢饉(ホロドモール)経験者はすべて亡くなってしまった。 本書には、拘留された皇帝に供された料理、宇宙飛行士候補者の胃を満たした一皿、チェルノブイリ(チョルノービリ)の原発事故処理作業員に出された食事、そうしたものの記憶が、レシピとともに生き生きと示されている。 葬られた皇帝の遺骨には料理人の頭蓋骨も混じっている話、ホロドモールで自分の子供を食べていると噂された女の話、脈々と受け継がれていくクレムリン厨房の話、スターリンの別荘にはまだスターリンの匂いがする話。 どの話も実際の話でありつつ、どこか、スラヴの昔話を聞いているような感じもしてくる。聞いたことがない料理のレシピを眺め、出来上がりを想像しながら、料理人たちの話を反芻する。
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おすすめ資料 第616回 誰にとっても身近な「食」から始まる共感(2025.7.4) 「食」は誰にとっても身近な行為なので、食の観点から歴史が語られると、極めて強烈な印象を伴うように感じます。 例えば、当時の人々が何を食べ生き延びたかを知ることによって、「大飢饉」という事象の...
おすすめ資料 第616回 誰にとっても身近な「食」から始まる共感(2025.7.4) 「食」は誰にとっても身近な行為なので、食の観点から歴史が語られると、極めて強烈な印象を伴うように感じます。 例えば、当時の人々が何を食べ生き延びたかを知ることによって、「大飢饉」という事象の凄惨さ、人々の苦しみの程度を想像する助けになります。 これこそが、痛ましい歴史を繰り返すまいとするルポルタージュの役割であると思いました。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00367717
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