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車井戸は何故軋る 横溝正史傑作短編集
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車井戸は何故軋る 横溝正史傑作短編集

横溝正史(著者), 末國善己(編者)

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車井戸は何故軋る 横溝正史傑作短編集

3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2025/02/28
JAN 9784488029210

車井戸は何故軋る

¥3,080

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2025/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「恐ろしき四月馬鹿」「河獺」「画室の犯罪」 「広告人形」「裏切る時計」 「山名耕作の不思議な生活」 「あ・てる・てえる・ふいるむ」「蔵の中」 「猫と蝋人形」「妖説孔雀樹」「刺青された男」 「車井戸は何故軋る」「蝙蝠と蛞蝓」 「蜃気楼島の情熱」「眠れる花嫁」 「鞄の中の女」「空蝉処女」 前半はノンシリーズ。色んなテイストの話があって良い。ただ三津木俊助とかシリーズ探偵が出てくるとちょっと安心する。「車井戸は何故軋る」「蜃気楼島の情熱」が好き。「車井戸〜」は特に良く出来ていて感心する。 短編に出てくる金田一耕助は長編とちょっと雰囲気が違いこちらも好き。

Posted by ブクログ

2025/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本妻の子どもと浮気の子ども、1人は恵まれ1人は疎まれ。正反対の境遇にも関わらず容姿は瓜二つという、王道の不穏な出だし。 戦地から一命を取り止め戻ってきたが、本当に本人なのか、あるいは違うのか。 これも横溝正史にはよく見られる展開。それにもかかわらず、どちらなのか分からない。 読み進めるたび、本人かも、いや違うかもといいように振り回されて、結局最後はやられた〜と思うまでがいつもの流れ。 横溝正史を堪能しつつ、悲しい結末でした。

Posted by ブクログ

2025/06/29

ノンシリーズから金田一耕助まで、一通り楽しめる短編集です。 お気に入りは「あ・てる・てえる・ふいるむ」。短めであっさりとした物語だけれど、自覚のなかった「あの言葉」の突きつける恐ろしさとそれが招いた悲劇にぞくりとさせられました。 表題作「車井戸は何故軋る」は読み応えたっぷりのミス...

ノンシリーズから金田一耕助まで、一通り楽しめる短編集です。 お気に入りは「あ・てる・てえる・ふいるむ」。短めであっさりとした物語だけれど、自覚のなかった「あの言葉」の突きつける恐ろしさとそれが招いた悲劇にぞくりとさせられました。 表題作「車井戸は何故軋る」は読み応えたっぷりのミステリ。伝わる因縁話、そっくりな二人の青年、さまざまな要素が他の有名作品を思い起こさせたりして興味深いです。一筋縄ではいかない真相もまた印象的。 「蝙蝠と蛞蝓」も好き。おどろおどろしいタイトルと裏腹に、ユーモラスな読み口が楽しい作品でした。ラストの一文にはくすりと笑ってしまいます。

Posted by ブクログ