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死が消滅する社会 遺品整理業をめぐる死とモノの社会学
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死が消滅する社会 遺品整理業をめぐる死とモノの社会学

藤井亮佑(著者)

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死が消滅する社会 遺品整理業をめぐる死とモノの社会学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 関西学院大学出版会
発売年月日 2025/02/20
JAN 9784862833853

死が消滅する社会

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2025/03/11

1. 死の社会学的アプローチ - 死の社会的処理: - 現代社会における死の理解は、医療化や商品化を通じて変化している。 - 死は無形の側面と有形の側面を持ち、社会的交換の文脈で理解される必要がある。 2. 死の統計と動向 - 自殺率の男女差: - 2022年のデー...

1. 死の社会学的アプローチ - 死の社会的処理: - 現代社会における死の理解は、医療化や商品化を通じて変化している。 - 死は無形の側面と有形の側面を持ち、社会的交換の文脈で理解される必要がある。 2. 死の統計と動向 - 自殺率の男女差: - 2022年のデータによると、自殺は男性に高い割合で発生しており、特に40代から50代での自殺が目立つ。 - 死亡原因の変化: - 高齢化社会に伴い、死因の上位には悪性新生物や心疾患が入り、医療技術の進展が長寿命化を促進している。 3. 健康寿命と医療化 - 健康寿命の概念: - 生命の持続が重要視され、医療化が進む中で、健康寿命が社会的な指標として注目されている。 - 医療現場の役割: - 医療スタッフは患者の延命だけでなく、終末期のケアにおいても重要な役割を担っている。 4. 死のゲマインシャフト化とゲゼルシャフト化 - 社会的交換の変化: - 死の処理は、象徴的交換と物象化によって進行しており、相互のコミュニケーションが減少している。 - 物象化の影響: - 死者の遺品は商品として扱われ、贈与の観念が欠如していることが強調されている。 5. 遺品整理業のエスノグラフィー - 遺品整理の重要性: - 遺品整理業務は、死者の遺品を適切に処理するだけでなく、遺族の感情に配慮する技術が求められる。 - 作業事例の紹介: - 具体的な遺品整理の作業において、遺族との関係性や作業の意義が強調されている。 6. 現代社会における死と所有物 - 単独世帯化の影響: - 現代では、個人主義が進み、死や遺品の処理が家族から社会に移行している。 - 法的な枠組み: - 死亡後の遺品処理は、法律に基づき行政が関与するケースが増えている。 7. 終活と死の個別化 - 終活の社会的意義: - 自身の死を見越した生前整理が普及しており、死に対する意識が変化している。 - 死の個別化の問題: - 死が個人の問題として捉えられ、共同体としての死の認識が失われつつある。 8. 死の象徴性 - 文化的表象: - 死にまつわる文化的な象徴や儀礼が、社会の中でどのように変化しているかが考察されている。 - アートと死: - アーティストの作品を通じて、死の意味や存在を再考する試みが紹介されている。

Posted by ブクログ