商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/02/14 |
| JAN | 9784065386439 |
- 書籍
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誤解を招いたとしたら申し訳ない
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誤解を招いたとしたら申し訳ない
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商品レビュー
3.3
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※このレビューにはネタバレを含みます
政治家の発言を深く分析し、そこから「言葉のあり方」についての知見を得られることを期待していたが、正直なところ少し思っていたものとは違っていた。 「言葉の解釈のあそびをどこまで認めるか」という議論が中心だが、挙げられている具体例が少なく、結論も「それはそうだろう」と納得できる範疇を超えなかった。もっと多角的な分析を期待していただけに、物足りなさを感じる。 政治家の発言の引用が4〜5例ほどあったが、そのほとんどが自民党議員のもので、かつ否定的な解釈に終始している。また、結婚の定義に関する記述など、全体的にリベラル寄りの主張が強く、著者の主観が色濃く反映されているように感じた。 特定の政党の事例だけでなく、例えばかつての民主党政権時代や現在の野党の発言なども含め、与野党を問わない多角的な『政治の言葉』の分析があれば、内容に厚みが出て、より説得力が増したのではないかと感じた。 「政治の言葉」を客観的・学術的に分析した内容を期待していたが思ったものと少し違っていたし、残念ながら何か新たな知見を得られたという事もなかった。
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これは読み応えのある凄い本だ。 取り上げる言葉の事例は日常生活にある馴染みのあるものばかり。 会話の中で繰り広げられる言葉の応酬から、「誤解」を引っ張り出し、 これらを多面的に分析している。 非常に興味深い。 ものすごく学術的だが、何とかついていける。置いていかれずに済む。 日...
これは読み応えのある凄い本だ。 取り上げる言葉の事例は日常生活にある馴染みのあるものばかり。 会話の中で繰り広げられる言葉の応酬から、「誤解」を引っ張り出し、 これらを多面的に分析している。 非常に興味深い。 ものすごく学術的だが、何とかついていける。置いていかれずに済む。 日常使っている言葉だからだ。 その言葉にこういう意味合いがあろうとは、、、 2006年に惑星の定義が変わり、冥王星が惑星でなくなったくだり。 冥王星が惑星で亡くなったのはニュースで知って、 すいてんちかもくどってんかいめい が言えなくなる、と驚いたが、 その原因が定義の変更とは知らなかった。 もっといえば、定義を変更しないと、惑星がどどっと増えることが 明らかになったから、変更せざるを得なくなり、冥王星があぶれた、 ということはこの本で初めて知った。 。。この豆知識はどうでもよく、 言葉の定義とはそれほど意味がある、ということ。 こと宇宙、惑星の話だから厳密に定義ができた。 しかし数年前、桜を見る会の参加者に「反社」がいたかどうか、 について当時の菅首相が「反社を定義できない」と言い逃れたと、、 この辺りを読んで、 一般市民が言葉の意味のとり違い、食い違いで 「そんなつもりはなかった」 というのはやむを得ない。 しかし、国家権力を握るもの、あるいは部下の生殺与奪権を持つリーダーが、 言葉を曖昧にしたり、裏の意味を持たせるような言動をするのは許されない、 と理解した。 別の読書コラムでも書いたが、ひめゆりの塔の「解散命令」は、 裏の意味は「自決しろ」に等しかった。 しかしその責任をとりたくないから「解散」と表現した、、 そんなのは許されないはず。 昨今の政治家の言動の酷さ、安倍長期政権でその傾向がはっきりしたと見るが、 この本に取り上げられている言動の表と裏。 ずるい、せこい、こすいとしか言いようがない。 日本軍の空気を今の官僚組織は引き継いでいるせいではないかとも思う。 自分の考えを持たない世襲議員は官僚に素直に従う、、、 あれ?菅さんは世襲ではないはずだが、、 ところが、おわりに、で著者は、言葉を厳密に定義しないほうがいい、という。 コミュニケーションの幅が広がることが良い、と。 まあ確かに、定義をきっちりしてしまうと、裏表がなくわかりやすいが、 詰めたいというか、杓子定規というか、遊びがなくなる。 それはそう思う。 でもなあ、権力者やリーダーにそれをやられると、 困るのは一般市民、弱者ではないのかなあ。。。 いろんなことを考えさせられる。 面白かった。 文中にあった「犬笛」は最近よく聞くが、「イチジクの葉」は知らなかった。 ちなみに、 犬笛は 幅広い聞き手に向けられた表向きのメッセージとは 別のメッセージを一部の利き手にこっそり伝える発言 「生活保護を貰うべきでない人がそれを貰っている現状は正されるべきである」 イチジクの葉は 都合の悪い内容に関する責任追及を回避するために付け足される補足的な発言 トランプ「あまり男尊女卑的に聞こえてほしくはないんだが、 家に帰って夕食の準備ができていないとすごく腹が立つ」 どちらももっともらしくしゃべっているが、差別的言動だ。 日本人ファースト、MAGAの人向け、ってことになる。 なんせずるいもんだ。 もちろん嘘も方便、全体最適のためにそれが必要な場面もあろうが、 それはその時は犠牲になる人もあとではいい目を見ることが前提のはず。 切り捨てっぱなしは許されるものではない。 昨今はそれを感じない。 ノブレスオブリージュではなく、今いい思いをしている人だけの利益のために、 市井の民を捨て去るようで、、、 そういう政治家は選挙で落とせばいいのだが、同じ甘い汁を吸える人が当選させてしまう。 弱者は怒るべきだなあ。 まずはことばから! はじめに 第一章 「そんなつもりはなかった」 第二章 言質を与える――言行一致の責任 第三章 意図しない表の意味・ほのめかされる裏の意味 第四章 なぜ言わなくても伝わるのか――グライスの語用論 第五章 なぜ思いもよらないことが伝わってしまうのか――誤解と文脈 第六章 誤解じゃないって本当にわかるんですか?――知識と意味の否認可能性 第七章 「いいね」と「そんなつもりはなかった」 第八章 多様化する意味の否認可能性 第九章 犬笛とイチジクの葉 第十章 揺らぐ表と裏の境界線 第十一章 誤解だけど誤解じゃない――聞き手の意味 第十二章 言葉の意味を捻じ曲げる 第十三章 意味の遊びと意味の交渉 第十四章 「誤解を招いたとしたら申し訳ない」 おわりに 注 文献表 あとがき
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人によって捉え方はあると思うが、これは悪書だと感じた。 タイトルからして、政治家がこんな言い訳にもならないような言い訳をする意味、その状況、その影響等を考察するのかと思っていたのだが全く違った。そこにはもう、答えが出てた。 講談社でもこのシリーズは、理論学問の普及というより、...
人によって捉え方はあると思うが、これは悪書だと感じた。 タイトルからして、政治家がこんな言い訳にもならないような言い訳をする意味、その状況、その影響等を考察するのかと思っていたのだが全く違った。そこにはもう、答えが出てた。 講談社でもこのシリーズは、理論学問の普及というより、ちょっとつっこんで勉強したい人を対処にしてるのか、学術書とまでは言わないが、かなり難しい。 難しいというのは言ってる内容が難しいのではなく、簡単なことを難しく説明する。 学問のそういうところがあって、厳密な定義、モデル化、分類という作業が必要になってくるのだろう。だが、そうしたものが必要のない一般読書民にとっては、もうちょっと端的に簡単に説明してくれよと思う。 特にこの本が言うのは、人の会話、相手の言うことを理解するには単に言語がわかると言うことだけではなくて、常識とかお互いの理解とか、文脈とか、あと、ボケとかツッコミもあるし、時には誤解も生じ得る。 誤解に生じて、後で言い訳する奴もいる。 それを否定可能性とかなんとかかんとか難しくモデル化してるだけで、別段大したことは言ってない。 コミュニケーションがそこを解決するところもあるはずだが、じゃあ政治家の言葉の何が問題かというところ。 そこが、変。 そう言うつもりではなかった、誤解を生んだ、と言う言葉を、詭弁と決めつける。 なぜか。 簡単に言えば、聞いている方がそれが真実かどうかを判断できるから。 こわ。 理論的には間違いではないのかもしれないが、それはお互いが極度に理性的で論理的に間違わない存在であり、十分な論拠を持っている場合だけじゃないか。 お互い人間である。 俺がそう思ったらからそうだ。 それも、主張にはいろいろな部分があって、重要なところとそれをを補完するところがあると思うのだけど、主論ではない、瑣末と言ってはいけないかもしれないが、そこを大きく取り上げて差別だなんだと言って、主論部分を論考しないことが正しいとは思えない。 取り上げている事例は、ほぼそんなの。 俺が差別と思えば差別。差別的なものが一部でもあれば聞くに値しない差別発言。 「別すること」に問題があるかどうかを考えること自体も差別。差別ゆえに許されない。 慰安婦問題。 どこにもいつも慰安婦はあったといえば、「この」慰安婦問題に、常以上の問題があったと言うことを阻却しないとか言う発言は、「この」慰安婦問題には常以上の問題があると言外にはっきりと言っている。 そこは全く別問題だろうと思うが、この人の、この本は全部通してそんな気がして、読みきれなかった。 学者バカっていうのかこう言う人を言うのか。 ヒダリだミギだと言う気もないにしろ、ヒダリが重い人はこういうことを言いたがるから身構えてしまう。 政治家に関して言えばヒダリの人は言い訳にならない言い訳するならまだマシで、発言に対して一切責任取らないしうんざり。 もう、詭弁強弁罵詈雑言の世界である。 逆説だが、政治家あたりは、こう言う人たちに「揚げ足」を取らせない発言をするべきと言いたいのか。 個人的には、本筋以外のところは議論するにしろ、もう少し穏やかに、お互いに、飲み込んで、話ができる社会がいいと思うのだ。 気持ち悪くてしょうがない。 悪書である。
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