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迷うこころ お勝手のあん ハルキ文庫時代小説文庫
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迷うこころ お勝手のあん ハルキ文庫時代小説文庫

柴田よしき(著者)

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迷うこころ お勝手のあん ハルキ文庫時代小説文庫

770円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2025/02/14
JAN 9784758446945

迷うこころ

¥770

商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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2026/09/01

新たに下働きとして紅屋のお勝手に迎えられたおせいちゃん。 不器用で覚えが悪く、ときどき癇癪を起こしてしまう彼女に、おやす達はどうしたものかと頭を悩ませていました。そんな中、おやすはおせいの絵の才能に気づきます。 女というだけで自分の人生を自由に生きられないこの時代、あと5年もすれ...

新たに下働きとして紅屋のお勝手に迎えられたおせいちゃん。 不器用で覚えが悪く、ときどき癇癪を起こしてしまう彼女に、おやす達はどうしたものかと頭を悩ませていました。そんな中、おやすはおせいの絵の才能に気づきます。 女というだけで自分の人生を自由に生きられないこの時代、あと5年もすればお嫁に行くことが決まっているおせいの才能を引き出すことが本当に正しいのか―――。おやすは悩みますが、好きな人と結ばれるより料理人の道を選んだ自身の立場から、どうしてもおせいの才能を見ぬふりすることはできません。 この時代、どんなに才能があっても性別や身分によってその芽が摘まれてしまった若い人たちが大勢いたのだろうと残念に思うとともに、相変わらず紅屋の大人たちは優しくて、少しだけ救われた気持ちになります。本書では、なかなか仕事がうまくいかないおせいを、周りが「変わっている」「知恵遅れ」と言うことに対し、おやすが「あたりまえ」の価値観を見直していくのも見どころです。 本書では、紅屋のお勝手を舞台においしい料理とともに「女性の生き方」が描かれていきますが、今回はさらに、女中頭のお重さんに紅屋の跡取りとして養子になる話が持ち上がります。 それもお重さんが大旦那の子だったという衝撃の事実を、番頭さんから打ち明けられるおやす。 こんな秘密を共有されるのも、おやすが大人になったからなんでしょうね。

Posted by ブクログ

2026/08/30

お勝手のあんシリーズ第11作。 今作での大きな動きは二つ。 一つは紅屋で新しく「おせい」という下働きの女の子を雇ったこと。 だがおせいは物覚えが悪い上に、あん曰くうわの空のような、何とも掴みどころのない難しい子。 実家との関係が良くないことも、おせいの性質に関係しているのか。...

お勝手のあんシリーズ第11作。 今作での大きな動きは二つ。 一つは紅屋で新しく「おせい」という下働きの女の子を雇ったこと。 だがおせいは物覚えが悪い上に、あん曰くうわの空のような、何とも掴みどころのない難しい子。 実家との関係が良くないことも、おせいの性質に関係しているのか。 だが、のちにおせいには一方ならぬ才能があることが発覚。そのことは素晴らしいが、逆にあんを迷わせることに。 もう一つは紅屋の後継者探し。 養子話が破談となったことで、旦那様は前々から考えていたという、大きな決断をする それはあんにとって思いもよらない人で…。 他にもおあつさま(天璋院)や元武家で煮売り屋の娘ゆきとの再会、政さんの料理本完成、ますますの世情不安などが描かれる。 やはり驚いたのは紅屋の後継者問題。大旦那様にそんな秘密があったとは。 紅屋はキレイすぎるな、と思っていたのでこういう人間臭いところがあっても良いのかなとは思う。 今作で印象に残ったのは、この時代ならではの生き方についての考え方。 女の子ならやがて嫁入りしなければならないとか、武家ならこうとか、商人ならこうとか、この身分ならこうだとか。 やすは自ら結婚せずに料理人として生きることを決められたが、自分の生き方を自分で決められない人も多い。 後の歴史を知っている読み手側としては、そうした考え方や価値観がやがてひっくり返ることを知っているから、決めつけなくても…と思うが、その時を生きている作中の人たちには未来がわかる由もない。 そのやがて来る未来で紅屋は、紅屋で働く人たちや関わる人たちはどんな生き方を選ぶのか。 作家さんがこのシリーズをどこまで書くのか分からないが、どうせならそこまで見届けたい気がする。

Posted by ブクログ

2026/06/22

迷うわね。 これがあんちゃんの行く末についてじゃないのが残念だけど。 優しすぎるのよね。 紅屋に新しいお勝手女中の子がやってきた。 この子がねぇ。 グレーゾーンっぽいのよねぇ。 先天的なものなのか、後天的なものなのか、どっちもなのか判断しかねるんだけど、見捨てないのが紅屋の素晴...

迷うわね。 これがあんちゃんの行く末についてじゃないのが残念だけど。 優しすぎるのよね。 紅屋に新しいお勝手女中の子がやってきた。 この子がねぇ。 グレーゾーンっぽいのよねぇ。 先天的なものなのか、後天的なものなのか、どっちもなのか判断しかねるんだけど、見捨てないのが紅屋の素晴らしいところよね。 筋取りをさせれば中途半端、洗い物をさせれば泥が残る、井戸の周りは水浸し。 何度も何度も注意して少しずつできるようになる。 私だったらうっかりもういいと諦めてしまいそうだけど、紅屋の皆さんは根気強く教えてあげる。 しかもそこからその子の才能を見出す。 頭が上がりません。 たしかにさ、他所の子には優しくできるのよ。 それでもイラッとすることはある。 我が子はその3倍くらい気が短くなる。 申し訳ないわぁ。 やっぱり不便と便利は気持ちの持ち方も変わるのかな。 大らかに生きたいものです。 この次の巻からは予約待ちです。 のんびり待ちながら別の本を読むのです。 次はぼんくら。 楽しみだなぁ。

Posted by ブクログ

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