商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
| 発売年月日 | 2025/02/04 |
| JAN | 9784594098780 |
- 書籍
- 文庫
冬の子
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冬の子
¥1,320
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの作品も楽しめた。 得体の知れない不気味さがただよう表題作「冬の子」、底知れぬ孤独が浮き彫りになった「箱」、映画に人生が巻き込まれる「未見」、切っても切れない運命を共にする「母と娘」、生命力がうごめく「蛇」、わからないものを恐れる人類の歴史を思わせる「炎の舞」。 特によかったのは以上の短篇だけれど、傑作選なだけあって全体のクオリティーが高かった。人間の持つ様々な感情が繊細に表現されていると思った。愛の表現がよかったし、その中での悲しみや苦しみ、生からの解放が一際きらめいて見えた。 長篇もいずれ読みたい。
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表題作の「冬の子」は、食人族の恐怖を描いたケッチャムの代表作「オフシーズン」とその続編「襲撃者の夜」の間に起こったエピソード。 電車に乗り合わせた男の抱える箱の中身に興味を持ってしまった少年とその家族に起こる不条理を描いた「箱」は大傑作。 「歳月」は、歳を取らなくなった女性と...
表題作の「冬の子」は、食人族の恐怖を描いたケッチャムの代表作「オフシーズン」とその続編「襲撃者の夜」の間に起こったエピソード。 電車に乗り合わせた男の抱える箱の中身に興味を持ってしまった少年とその家族に起こる不条理を描いた「箱」は大傑作。 「歳月」は、歳を取らなくなった女性と年下男性のラブストーリー。切ないハッピーエンド。こんなのも書けるんですね。収録されている「永遠に」と対になっているように感じられました。 ケッチャムを連想させるエログロ作家の主人公が、ファンミーティングで詰められる「三十人の集い」は、これぞケッチャムという内容と結末。ゾクゾクしました。 中にはハズレもあります。全19編収録。
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読むのは初のケッチャム。うわーーよかったーーーー。なんでこのひとが人気なのかその一端を見たというか読んだというか、わかった気がした。 文章が…本当にうまい…そして恐ろしさや怒り、悲しみのなかに確かな愛情を書き表わすのがほんとうにすごい……「帰還」はその最たるお話だと思う。 呪詛...
読むのは初のケッチャム。うわーーよかったーーーー。なんでこのひとが人気なのかその一端を見たというか読んだというか、わかった気がした。 文章が…本当にうまい…そして恐ろしさや怒り、悲しみのなかに確かな愛情を書き表わすのがほんとうにすごい……「帰還」はその最たるお話だと思う。 呪詛ってホラー映画の監督が、とあるインタビュー記事で「大切にしていたものを、絶対に失いたくない。でも“お別れ”を言わなければならない。そのような心情を映画に込めました」と言っていたのを思い出す。 最初から最後まで、どのお話もよかった。その中で特に好きなのが「箱」「暴虐」「母と娘」「永遠に」 「見舞い」「蛇」「炎の舞」もよかったなー! 見舞いは悲しみと侘しさがあって、蛇は邁進する女の逞しさがあって、炎の舞はすごく象徴的な話だった。恐怖と暴力の波及を短くもひしひしと感じさせしかしそれをおさめる、その話がトリを飾るのいいな。
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