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ピケティ・正義・エコロジー 資本主義を超えて参加型社会主義へ
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ピケティ・正義・エコロジー 資本主義を超えて参加型社会主義へ

尾上修悟(著者)

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ピケティ・正義・エコロジー 資本主義を超えて参加型社会主義へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2025/02/06
JAN 9784750358857

ピケティ・正義・エコロジー

¥3,960

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2025/03/03

第一章: 不平等体制と累進税 - 不平等体制の変化: 確固たる不平等体制が崩れたが、富裕者に対する不満が再燃し、特に貧困層の不満が高まっている。 - 累進税の歴史: 歴史的に大きな累進税が設けられた背景には、戦争や経済的・社会的要因があるとピケティが指摘。 - 米国の累進税運動:...

第一章: 不平等体制と累進税 - 不平等体制の変化: 確固たる不平等体制が崩れたが、富裕者に対する不満が再燃し、特に貧困層の不満が高まっている。 - 累進税の歴史: 歴史的に大きな累進税が設けられた背景には、戦争や経済的・社会的要因があるとピケティが指摘。 - 米国の累進税運動: 19世紀末からの米国での税制改革運動が、一般市民の税の公正を求める声を強めた。 - 社会民主主義との関係: 累進税は社会民主主義の一環として、特に戦争や社会的緊張時に強化された。 第二章: 租税の公正と社会国家 - 市民の抵抗運動: フランスでは、低所得者層による税に対する抵抗運動が展開され、特に1960年代には労働者の間での運動が活発化。 - 税の不公正感: 付加価値税の逆進性や上流階級による脱税が問題視され、低所得者は不満を強めた。 - 社会運動の重要性: 左派政治が税の不公正をテーマに掲げ、その改革を求める動きが強化された。 第四章: 人種差別とジェンダー差別 - ジェンダーの不平等: フランスにおいて女性の貧困率が男性を上回っており、ジェンダー差別は依然として深刻な問題。 - 家庭内労働の無視: 女性の家庭内での労働が社会問題として取り上げられない現状が指摘され、解消が急務とされている。 - クォータ制の導入: 政治と経済の両面で女性を有利にするクォータ制が導入されるべきとの意見があるが、万能ではない。 第五章: グローバルサウスと不平等体制 - グローバル金融協定の限界: 新グローバル金融協定は実効性に欠け、グローバルサウスの発展を支えるための具体的な提案が求められる。 - 国際金融取引税の提案: グローバルサウスへの融資の原資として国際金融取引税が提案されているが、実現には課題がある。 - 貿易の自由化問題: 自由貿易体制がグローバルサウスに不利に働いており、特に農業において困難な状況が続いている。 第六章: 気候変動と社会的公正 - エコロジーの危機: 資本主義がエコロジーに与える悪影響についての議論が行われており、特に初期資本主義の影響が指摘されている。 - 化石燃料の使用: 化石燃料の使用が気候変動に与える影響が大きく、削減が急務とされているが、実際の政策は効果的ではない。 - 再生可能エネルギーの期待: 再生可能エネルギーの拡大が求められているが、発展途上国における実現可能性には疑問が残る。

Posted by ブクログ