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隙間(2) ビームC
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隙間(2) ビームC

高妍(著者)

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隙間(2) ビームC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2025/02/12
JAN 9784047381490

商品レビュー

4.8

7件のお客様レビュー

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2025/10/22

 『隙間』第2巻です。第1巻では、介護していた祖母を亡くし、諸々のしがらみを断ち切るように沖縄へ交換留学した当初が描かれました。新たな出会いと並行して、いじめられ暴力を振るった記憶、自分が受けてきた教育への疑問や台湾の現状、上手くいかない恋愛…、様々な記憶がフラッシュバックします...

 『隙間』第2巻です。第1巻では、介護していた祖母を亡くし、諸々のしがらみを断ち切るように沖縄へ交換留学した当初が描かれました。新たな出会いと並行して、いじめられ暴力を振るった記憶、自分が受けてきた教育への疑問や台湾の現状、上手くいかない恋愛…、様々な記憶がフラッシュバックします。怒り・悲しみの感情が根幹にあるようです。  第2巻では、さらに主人公ヤンの内面が揺さぶられる描写が続きます。同じ留学生との価値観の違い、LGBTQ+や台湾の独立、言論の自由などのテーマが巧みに融合し、自分にも何かできると思えるようになっていきます。  自分も含め、日本人には平和ボケ、事なかれ主義、無関心が蔓延している気がします。人付き合いが下手で、感情の起伏が大きい主人公ヤンですが、とても眩しく映ります。3巻へ続きます。

Posted by ブクログ

2025/10/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

おばあちゃんの言葉がどれも良かった。ヤンヤンもカッとなって怒ってしまったけど、ちゃんと謝れて若いのに偉いな。若さゆえの葛藤、選挙投票率70%の訳が分かった気がする2巻だった。巻末の歴史についての文章が毎回勉強になる。

Posted by ブクログ

2025/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第2巻で、楊洋(ヤン・ヤン)は別の留学生たちと出会う。 ひとりは台湾から来た陳婉婷(チェン・ワンティン)。もうひとりは中国から来た李謙(リー・チェン)。 陳婉婷は日本語が苦手なため、ついつい台湾華語で楊洋と話してしまう。大学職員からは「日本語で(話しなさい)」と注意される。 彼女は言い争いを避けて愛想笑いを浮かべたり、相手には直接言わずに陰口をたたいたりするタイプだ。 一方、李謙は日本語がペラペラで、自分の考えをはっきりと言うタイプ。自国(中国)の教育や報道を疑わずに、学校やマスコミから教わったことが正しいと考えてしまう。初対面のときも、いきなり楊洋と「中国語」や「中国と台湾の関係」について意見がぶつかり喧嘩をする。 最初に登場したときは、明らかに李謙が嫌なヤツとして描かれていたが、その後の留学期間を通して、楊洋のふたりに対する評価は逆転していく(と自分は読み取った)。 楊洋はすぐにカッとなってしまうタイプだ。 読み書きのできない祖母のことをバカにされ、相手に暴力をふるってしまう。 飲食店のテレビでひまわり学生運動のニュースをやっていて、それに対して店員がデモ活動をする学生を非難するのを聞いて、楊洋は言い返そうとしてしまう。 また、楊洋はかつてバイトしていた古本屋で、店長のある秘密を知ってしまったとき、はっきりした態度をとれずに距離をおいてしまったことがある。 楊洋は感情表現が苦手で、敵を作ったり孤立したりしてしまうが、怒りや疑問を持ち続けることは止めない。 表現の仕方については試行錯誤しながらも、感情表現そのものをためらうことはない。 このへんの人物描写がとてもよかった。 Jが提案した「まわりにいる外国人に、台湾で行われる同性婚に関する国民投票について話をするゲーム」のエピソードも面白かった。 投票権のない外国人に話をして意味があるのか。 案の定、中国人の李謙には、投票権のない自分に話して意味があるのかと言われる。 これは日々のニュースについてもいえることだ。なぜ私たちは自分とは直接関係のない国内外のニュースを知ろうとするのか。 同じゲストハウスに住む由里香は、投票に行けない楊洋のためにお手製のかわいい投票箱と投票用紙を作ってくれる。 一票を大切にする姿勢は、この国民投票の場面以外でも描かれる。どちらも表現が素敵だ。 "党外雑誌"である『自由時代』の編集長・鄭南榕(チュン・ナンロン)の話は知らなかったので、とても勉強になった。 国民投票が終わったあとでスマホが「誤作動」を起こした場面は、読んでいて目をうるうるさせつつ、同時に爆笑してしまった。本来は笑う場面ではないのだが、気の利いたユーモアと温もりを同時に感じた。 『隙間』では、著者自らが装丁を手掛けている。 表紙や帯、そで(折り返し)、カバーを外した本体などにも細かな仕掛けがほどこしてある。これは電子書籍では楽しめないものなので、できれば紙の本を買って読んでほしい。 初読のあとでそれらを見ると、ああこれはあのエピソードについて描かれた絵や文なのだなと答え合わせができる。思わずニヤリとしてしまう。 カバーのそでに書かれている手書きの台湾華語(?)についても、自動翻訳の助けを借りながら日本語訳してみた。 どこまで正確なのかわからないが、自分なりに解釈してメッセージを受け取った。

Posted by ブクログ

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