商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/02/27 |
| JAN | 9784103561316 |
- 書籍
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逃亡者は北へ向かう
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逃亡者は北へ向かう
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商品レビュー
3.9
309件のお客様レビュー
職場の人と飲みに行ったら、傷害事件に巻き込まれ、そこから色々あって人を殺して逃亡することになってしまった真柴亮。 逃亡を追う刑事の陣内。 そして、東日本大震災という震災の中で出会った男の子が真柴亮と共にすることになり、その子の父親の3人目線から物語は進んでいきます。 真柴亮...
職場の人と飲みに行ったら、傷害事件に巻き込まれ、そこから色々あって人を殺して逃亡することになってしまった真柴亮。 逃亡を追う刑事の陣内。 そして、東日本大震災という震災の中で出会った男の子が真柴亮と共にすることになり、その子の父親の3人目線から物語は進んでいきます。 真柴亮が、やる事やる事みんな悪い方へ行き、なんかやるせない気持ちになります。 日常の些細な決断が、この状況につながっていく。 その言葉が印象に残りました。
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『逃亡者は北へ向かう』を読み終えて、胸に残ったのは、あまりにも深く、辛く、そして切ない思いだった。 物語は、体育館に立て籠もる犯人の衝撃的な場面から始まる。「なぜ彼はここまで追い詰められたのか」という疑問に突き動かされ、一気にページを読み進めた。 主人公の真柴亮は、真面目に生...
『逃亡者は北へ向かう』を読み終えて、胸に残ったのは、あまりにも深く、辛く、そして切ない思いだった。 物語は、体育館に立て籠もる犯人の衝撃的な場面から始まる。「なぜ彼はここまで追い詰められたのか」という疑問に突き動かされ、一気にページを読み進めた。 主人公の真柴亮は、真面目に生き、ようやく町工場の正社員になれるというささやかな幸せを掴みかけていた。しかし、その矢先に次々と不運に見舞われ、逃亡することになる。 彼を追う刑事・陣内もまた、東日本大震災で幼い娘を失うという大きな喪失を抱えていた。崩れかけた家庭と深い悲しみを抱えながらも、「これ以上死人を出したくない」という思いで真柴を追い続ける。その姿には、刑事としての責務と、一人の父親としての苦悩が滲んでいた。 一方、真柴にも、たとえ死刑を覚悟してでも東北へ向かわなければならない理由があった。逃走の途中で震災の混乱から家族とはぐれた幼い子どもと出会い、その小さな命を守りながら北へ向かう。 追う者と追われる者。立場は正反対でも、二人はともに大切なものを失い、深い悲しみを抱えていた。 真柴が望んでいたのは、ただ穏やかに生きることだったはずなのに、なぜこれほどまでに追い詰められなければならないのか。彼の不条理な運命には、何度も胸を締め付けられた。 震災という大きな悲劇の中で、それぞれが喪失を抱えながら生きようとする姿。読み終えたあと、人間の哀しさと運命の酷さ、そして人を思うことの意味を深く考えさせられた一冊だった。
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真柴も日沼も最初にしくじった。 人の命より家族のことを優先してしまった。 悪くはないのに転がり落ちていく人生。 直人だけが本質を見抜いていた。 その直人が幸せな夢を見させてくれてそれだけが救いだった。
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