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自転車 人類を変えた発明の200年
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自転車 人類を変えた発明の200年

ジョディ・ローゼン(著者), 東辻賢治郎(訳者)

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自転車 人類を変えた発明の200年

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2024/12/26
JAN 9784865284515

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2025/10/07

時計、ミシン、自転車、ラジオ 中国のかつての三つの輪とひとつの音 カーボンネガティブの国はブータン、スリナム、パナマ GNHを謳うブータンはジェンダーに厳しくネパール後話す軟部ヒンドゥー教徒に対する民族浄化も行っている 自転車を実際発明したのはドイツ人だがフランス人は頑として認め...

時計、ミシン、自転車、ラジオ 中国のかつての三つの輪とひとつの音 カーボンネガティブの国はブータン、スリナム、パナマ GNHを謳うブータンはジェンダーに厳しくネパール後話す軟部ヒンドゥー教徒に対する民族浄化も行っている 自転車を実際発明したのはドイツ人だがフランス人は頑として認めたくない スポークが自転車の乗り心地を大きく改善 1870年代にチェーン駆動が発明された

Posted by ブクログ

2025/07/20

「欧米社会の自転車への理解と共生」が語らられるが米国では殺意すら感じる敵意の対象とは ブータン・下層階級を支えるバングラデシュの状況が興味深い

Posted by ブクログ

2025/05/12

19世紀頃に誕生して以来、伝統や秩序を脅かす悪者としてたびたび扱われてきた自転車の愛と憎しみの物語という本であった。ヒトラーが「ドイツ自転車連盟」を解体したり、女性解放運動に寄与する自転車という観点であったり、自転車が政治的なものであることが分かる。自転車に乗っているだけで奪われ...

19世紀頃に誕生して以来、伝統や秩序を脅かす悪者としてたびたび扱われてきた自転車の愛と憎しみの物語という本であった。ヒトラーが「ドイツ自転車連盟」を解体したり、女性解放運動に寄与する自転車という観点であったり、自転車が政治的なものであることが分かる。自転車に乗っているだけで奪われたり破壊されたりする時期や場所もあった(今もある)。 環境によいという点で着目されることも多い自転車だけれども、製造過程の間で廃棄物がたくさんでてきたり、児童労働の事例もあがっていたりすることもあり、必ずしもそれですべてが解決されるという類のものではないことを主張するなど、「自転車に乗ることがいかによいことか」という論調になりすぎないように網羅的に書かれているところが印象的だった。 「視界に入った自転車が、音を立てないまま、そばを通り過ぎて走り去ってゆくのは何かおかしな感じで不気味ですらある」と1891年のジャーナリストが書いている記録もあり、「もの言わぬ馬車」として、馬車との対比の観点で自転車を捉えることもある。エンジン音がとても小さい自動車にびっくりする感覚と近いものがあるのだろうか。 自転車社会から自動車社会への変化の象徴として、北京の事例が興味深かった。1996年には北京の自転車数は推定900万台(1世帯あたり2.5台)だったものが、15年のうちに400万台以下に減少し、やがて邪魔者扱いされていき、「集合住宅の周辺などにできあがった廃物の山」になっていったという。 それでもコロナ禍の中では、車による移動が減少して、逆に配達員が利用する自転車の利用量は増加した。配達員である移民の姿を最後まで見ていた人はどれほどいたのか、見えない存在になっていないかという課題意識も著者は投げかけている。 誕生してからずっと、移動や政治的なものとしていろいろな扱いを受け続ける自転車について、他の乗り物や移動手段といかに共存していくことができるのかという問いを、様々アプローチから考えるための歴史的な背景を知ることができるという意味で面白い本だった。 さまざま書かれてはいるものの、著者自身はやはり肯定的に自転車を捉えているのだろうとは思う(でなければこのような大著を書くこともできないだろうし)。 「ぼくが自転車に乗るのは、自分の心を整理するためだった。まるで頭に通気口があって、ペダルを漕いでスピードを上げるとそこから風が通り、詰まっていたものを吹き飛ばしてくれるようだった(p.367)」 「それは自転車乗りに、走る箱の中に自分を縛りつけて窓ガラス越しに世界を見ている者が得ることのできない、洞察と才知をもたらしてくれる(p.385)」

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