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「デマ」の構造
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「デマ」の構造

三枝玄太郎(著者)

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「デマ」の構造

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 かや書房
発売年月日 2024/12/27
JAN 9784910364568

「デマ」の構造

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商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2025/06/17

デマとは「デマゴーグ」からくる言葉だが、大衆を煽動するデマゴーグに対し、日本では、「デマ」は単に「虚偽情報」として使われている。但し、虚偽とデマは若干ニュアンスが違い、やはりデマゴーグを由来とする‟拡散“のニュアンスを残しているようだ。虚偽申告などは単に誰かを騙すという事だが、デ...

デマとは「デマゴーグ」からくる言葉だが、大衆を煽動するデマゴーグに対し、日本では、「デマ」は単に「虚偽情報」として使われている。但し、虚偽とデマは若干ニュアンスが違い、やはりデマゴーグを由来とする‟拡散“のニュアンスを残しているようだ。虚偽申告などは単に誰かを騙すという事だが、デマに関しては、デマを流す、などの使い方の方が馴染みが良い。つまりその構造について触れようというのが本書。 だが、残念ながら構造というよりも、このニュースはデマだというような特定の内容についてあげつらっているに過ぎない。例えば、〝「朝日」「毎日」「東京」など左派紙のように、川口で現在起きている事象に目をつぶって、彼らを「トルコ政府に弾圧されているかわいそうな難民だが、日本政府は無慈悲にも難民認定をしない」と一面的、ステレオタイプに報じることが、真っ当な報道なのだろうか。これも広義の「デマ」ではないか″など。 いわゆるポジショントーク的な主張が、広義にデマだと言っている。デマの動機として、アイデンティティやプライドの維持という動機があるという事。それこそ「構造」と呼べるものでないかという示唆でもある。また、単にレントシーク的側面もある。 その川口の事件の内容は以下だ。 ― 川口市立医療センターは、埼玉県南部の川口、戸田、の3市で唯一、命に関わる重症患者を受け入れる3次救急指定病院だった。この事件で埼玉県警はトルコ国籍のクルド人の容疑者ら7人を殺人未遂容疑などで逮捕したが、うち2人は処分保習で釈放。3人が凶器準備集合容疑で再逮捕されたが、最終的には7人全員が不起訴となった。殺人未遂の容疑がかけられた事件で、関係者全員が不起訴というのも極めて異例だが、当のさいたま地検は一切、不起訴とした理由をメディアに説明しなかった。しかもこのうちの25歳の男は、不起訴後にいったんトルコに強制送還されたにもかかわらず、2024(令和6)年5月に日本に再入国。川口市内に滞在していたことも分かった。男は2度目の入国の際、羽田空港の東京出入国在留管理局(東京入管)に上陸拒否された際、床に寝そべって「帰りたくない」「救急車を呼べ」と暴れたため・・・ こちらは産経新聞の記事らしいが、著者の言いたいことは良く分かる。だが、いずれも両極のポジショントークだと言われれば、判断に迷う所。バランスの良い情報だけでは面白みがないが、偏った両極も扱いにくい。難しい所だ。

Posted by ブクログ

2025/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デマというのはどう言ったものなのかその本質的なものの話かと思ったが実際は現代の日本のメディア批判の話でガッカリした。しかし、確かに国民一人一人がメディアリテラシーを身につけ情報を取捨選択することは大切であると思う。

Posted by ブクログ

2025/03/10

ちなみに、デマがこういう風に広がる現代社会と言う話ではありません。 既存メディアの姿勢は、高市早苗氏バッシングしたときに近いと思う。高市氏はリーフレット、配送問題などを新聞テレビ、既存メディアで報じられても元ともせずに、党員票で1位を獲得した。 齋藤知事の当選をほうじようと、斉...

ちなみに、デマがこういう風に広がる現代社会と言う話ではありません。 既存メディアの姿勢は、高市早苗氏バッシングしたときに近いと思う。高市氏はリーフレット、配送問題などを新聞テレビ、既存メディアで報じられても元ともせずに、党員票で1位を獲得した。 齋藤知事の当選をほうじようと、斉藤氏の事務所前に集まったテレビカメラに向かって帰れコールが起きた。この事は、高市氏のみを狙いうちしてバッシングし、森友家計事件でっちあげ、衆院選で、裏金が争点だと政策論争でなく、自民党攻撃する材料だけを報じた新聞、テレビに対する国民、有権者の不信感はマグマのように溜まっていたのではないか。兵庫県知事戦で既存メディアの敗北が言われたが、新聞やテレビは兵庫知事選を持って突然死したのではなく、失速しながらSNSに敗れていったのである。

Posted by ブクログ