勇気がでる旅 元プロ野球選手と元検事、ふたりのユウキ「48の旅の足跡」

高森勇旗(著者), 游木トオル(著者)

• 販売会社／発売会社: ワニ・プラス/ワニブックス
• 発売年月日: 2024/12/24
• JAN: 9784847075230

商品レビュー

2025/03/21

旅の決断
- 年齢とタイミング: 40代最後のタイミングで職場を辞め、バックパッカーとしての旅を開始。
- 新しい経験への挑戦: 不安や恐れを乗り越え、未知の環境に身を委ねる。

旅の体験
生活の変化
- ミニマリズムの実践: 生活コストの低さに気づき、必需品以外を手放すことで得られる幸福感。
- 新しい日常: 風呂や洗濯機のない生活を受け入れ、現地の人々の生活様式を理解。

精神的な成長
- 過去との決別: 旅を通じて自己を再発見し、心の若返りを感じる。
- 心理的耐性: 旅の中での心の嵐に向き合うことで、自己理解が深まる。

コミュニケーションと人間関係
- 異文化交流: 言語の壁を越えたコミュニケーションがもたらす喜び。
- 助け合いの精神: 困った時に助けを求めることで生まれる絆。

旅の中の挑戦
健康の維持
- 体調不良との向き合い: 長旅の間に体調を崩し、心の状態を見つめ直す重要性。
- 熱中症の経験: 環境に対する警戒心と水分補給の重要性。

環境の影響
- 自然との調和: 旅先での自然の美しさを感じることで、五感が研ぎ澄まされる体験。
- 美の受容: 周囲の美しい景色や文化に触れることで得られる感動。

旅の終わりと教訓
- 帰国後の変化: 旅を経て、日常に戻ることで得られた新たな視点。
- 人生の選択: 旅を通じて得た教訓が、今後の生き方にどのように影響を与えるか。

終わりに
- 旅の意義: 自己を見つめ直し、人生を豊かにするための手段としての旅の重要性。
- 持続的な成長: 旅を通じて得た経験が、今後の人生においても価値を持つことを強調。

2025/01/23

元はスカイマークの機内誌で連載されていたのを単行本にしたものなので、写真も含めて、サクサク読めて、旅行に行った気分を味わえる。

でも、実際に旅に出ないとわからないこともあるのだと思う。
「自分の価値観で世界を体験したいのならば、YouTubeで世界をめぐるだけで十分だ。そもそも価値観なんてあってないようなもの」
「私が見ているものは、あまりにも多くの解釈や固定観念のフィルターを通過している。」
旅は自分の生きてきた世界の外側にあるものを見せてくれるのかもしれない。

読書も似たようなところもあるが、でも、何となく読みたいもの、気になったものを読むだけでは、自分の価値観の内側で読んでいる気がする。
否応なしに自分の外側を押し付けられるような経験をしないと、「価値観なんてあってないようなもの」と感じることもないのかもしれない。

なんか読んでいて、いろんな意味で楽しい本だった。