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京屋の女房
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京屋の女房

梶よう子(著者)

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京屋の女房

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 潮出版社
発売年月日 2025/01/04
JAN 9784267024498

京屋の女房

¥1,870

商品レビュー

4

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2026/01/11

大河ドラマ《べらぼう》ロスだったので、ドラマでは古川雄大さん演じる山東京伝と2人の妻をモチーフにした本作を手に取りました。 後妻(先妻とは死別)のゆり視線でのスタート。 京伝先生は妻を2回とも吉原から迎えています。 中盤までは最初の妻、吉原の遊女・菊園との日々と結婚から死別ま...

大河ドラマ《べらぼう》ロスだったので、ドラマでは古川雄大さん演じる山東京伝と2人の妻をモチーフにした本作を手に取りました。 後妻(先妻とは死別)のゆり視線でのスタート。 京伝先生は妻を2回とも吉原から迎えています。 中盤までは最初の妻、吉原の遊女・菊園との日々と結婚から死別までが描かれています。 菊園は、ざっくりいうと遊女たちの教育係とマネージャーの兼務といったところ。 置屋(組織)では重要なポジション(女性管理職?)ではあるが吉原の遊女であるゆえ身を引こうと、ある重要な仕事を終えた後、 「湯屋にいってきますね、伝蔵(京伝)さま。」と言い残し忽然と姿を消してしまいます。 京伝先生の必死の捜索が身を結び、再び彼の前に現れた菊園は 「なぜおれの元から消えたのだ」と問われ 「ちょっと長風呂だっただけでござんす。」 くーっ。粋だねえ。 蔦重、歌麿、馬琴等、べらぼうでお馴染みの人々もバイプレイヤーで華を添えています。 『まことの切れ者はね、相手を警戒させないし、緊張させないんだよ。能力がない者のほうが、虚勢を張り、己が居る立場をひけらかして偉ぶるものさ』 京伝先生は《能ある鷹は爪を隠す》というか、売れっ子作家だったのに心優しくえらぶるところが全くなかったらしい。しかと覚えておきます。 本編ではチラッと出てくるだけだが現代でいう 『割り勘』システム。 これは京伝先生が、奢り奢られで仲間同士に上下関係ができるのを避けるため、常に平等・対等を心がけて人数割を行っていたのが始まりだそうで《京伝勘定》と呼ばれることも。当時は収入の多い者が、気前よく全員分一括支払いをするものだったらしいです。ゆえに、京伝はケチだとも言われたとか。 なんやかやで黄表紙が読みたくなる作品。 でも、滝沢馬琴や十返舎一九と違って、山東京伝って彼の作品そのものを見つけるのが案外難しい。 学校でも(少なくとも高校日本史レベルまででは) 今でいう、コミックみたいなものだからなのか、山東京伝を教科書で習ったという記憶はないかな?(黄表紙の物語と挿し絵はそれぞれ戯作者と絵師に分かれていたが、京伝先生は画と内容を1人で創作していました。) 解説書とか論文とかを読みたい訳じゃないんだよねー。 同人誌とかKindleにはあったけど要修正らしいし。 本作は、その他、出版に関するエピソードもたくさんあって楽しい物語でした。

Posted by ブクログ

2025/11/29

浮世絵師・戯作者など、マルチな才能を持つ、江戸のベストセラー作家。 更に、経営者・商品デザイナーとして活躍した「山東京伝」には、二人の妻があった。 と言っても、先妻が病没した後に、後妻をもらったと言う事だけど、二人共に吉原の出であった。 後妻のゆりは、「出来た前妻」の影に嫉妬を...

浮世絵師・戯作者など、マルチな才能を持つ、江戸のベストセラー作家。 更に、経営者・商品デザイナーとして活躍した「山東京伝」には、二人の妻があった。 と言っても、先妻が病没した後に、後妻をもらったと言う事だけど、二人共に吉原の出であった。 後妻のゆりは、「出来た前妻」の影に嫉妬を覚えながらも、良き妻を目指し、奮闘し、自分の居場所を掴んでいく。 蔦屋重三郎 曲亭馬琴 恋川春町 歌麿 写楽 十返舎一九 江戸出版界を賑わせた重鎮達、勢揃いながらも、 軽く読めた。

Posted by ブクログ

2025/08/14

もう最高!いまちょうど大河ドラマの「べらぼう」にハマっているので、なんともタイミングよく読めました。これを読むと山東京伝役が古川雄大さんというのがもうぴったりで、頭の中では少し老けた古川さんを妄想しながら読んでいました。 京伝の吉原出身の前妻と後妻がなんともよくできた奥さんで、読...

もう最高!いまちょうど大河ドラマの「べらぼう」にハマっているので、なんともタイミングよく読めました。これを読むと山東京伝役が古川雄大さんというのがもうぴったりで、頭の中では少し老けた古川さんを妄想しながら読んでいました。 京伝の吉原出身の前妻と後妻がなんともよくできた奥さんで、読んでいてスカッとする瞬間が何回もあった。 とにかく話に引き込まれて一気読み。 最後まで驚きの展開で飽きさせない筆致が素晴らしい。

Posted by ブクログ