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能登と原発 1.1地震が実証した30年来の提言の意味
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能登と原発 1.1地震が実証した30年来の提言の意味

児玉一八(著者)

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能登と原発 1.1地震が実証した30年来の提言の意味

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 かもがわ出版
発売年月日 2024/12/16
JAN 9784780313475

能登と原発

¥2,420

商品レビュー

3.5

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2025/09/08

2024年元旦の激しい揺れ。震源地は能登半島西方沖。続けて広範囲に津波が襲来した。志賀原発は運転停止中。大きな事故にはならなかったが、トラブルは発生していた。…臨海事故を隠蔽する。制御棒の誤動作が連続する。活断層の可能性をもみ消す。お粗末過ぎる保安院の審査。もし、稼働中だったなら...

2024年元旦の激しい揺れ。震源地は能登半島西方沖。続けて広範囲に津波が襲来した。志賀原発は運転停止中。大きな事故にはならなかったが、トラブルは発生していた。…臨海事故を隠蔽する。制御棒の誤動作が連続する。活断層の可能性をもみ消す。お粗末過ぎる保安院の審査。もし、稼働中だったなら、もしも、その先に珠洲原発があったなら、果たしてこの国は存続できたのか?救ったのは反対運動で戦った地元の方々。脆弱な防災体制。過酷事故で犠牲になるのは避難できない住民たち。似たり寄ったりの全国の原発。それでも、再稼働を許すのか?

Posted by ブクログ

2025/08/31

 2024年の能登半島地震後に書かれた理学ジャーナリストによる書き下ろし。  内容は,能登半島地震の概略,能登半島地震による志賀原発の被害,能登半島地震地震によって日本の原子力防災対策が無策だったという証明,よって志賀原発は廃炉にするしかないという結論。付録に志賀原発(開発当初は...

 2024年の能登半島地震後に書かれた理学ジャーナリストによる書き下ろし。  内容は,能登半島地震の概略,能登半島地震による志賀原発の被害,能登半島地震地震によって日本の原子力防災対策が無策だったという証明,よって志賀原発は廃炉にするしかないという結論。付録に志賀原発(開発当初は「能登原発」と呼んでいた)が建つまでの歴史,そして最後に「珠洲原発が建たなかった歴史」がまとめられている。  能登半島地震の概略については,本書で初めて知ったこと(例えば1799年の金沢地震)などもあり,とても勉強になった。  一方,志賀原発に関しては,まあ,マスコミの報道で知っていることが多かったが,さすがに,著者が直接参加した志賀原発側や石川県側との対話などの内容は興味深いものがあった。志賀原発の原子力防災計画で避難路になっている道を実際にすべて通ってみているのは立派。説得力がある。  屋内退避にしろ,屋外退避にしろ,どだい無理な話だった(避難計画は絵に描いた餅にもなっていなかった)ことが,今回の地震で明らかになった以上,少なくとも能登の原発は動かせないはずだ。  残念だったのは,最後の珠洲原発に関する歴史のまとめ方。なんだか,中途半端。著者は珠洲原発反対運動にはまったく参加しなかったのだろうか。住民運動のことが余り取り上げられていない。行政の資料と当時のマスコミ情報をあたっただけ(唯一,1990年に高屋と寺家の住民と会った話が出てくる)。ま,そんなもんか。ルポライターじゃないからな。  一方,公共交通機関を保護しなかった石川県の態度に対する指摘は,鋭いと思う。石川県の南北格差が,長い間の石川中西県政の施策の結果だったと思うと,残念でならない。能登線がいまでも蛸島や輪島まで続いていたら,地震後の復旧にも大いに役立ったと思うのだが。公共にはお金をかけるという発想をもっと大切にしないと,田舎には人が住めなくなる。  費用対効果を言い過ぎること=新自由主義の結果が,日本のあちこちにある田舎の孤立を招いているに違いない。

Posted by ブクログ