商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/12/12 |
JAN | 9784065378267 |
- 書籍
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カメオ
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カメオ
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
バリ山行も面白かったがこちらも良かった。どちらも力強い(生きることに対して)、そんな印象を受ける作品。
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『第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。』 かかりつけの整形外科医院で 「あっ、バリ山行の人や」 とお借りしてくる。 何しに行ってるのか?私 『不条理な可笑しみに彩られた』とあるが うーん、 なんかグルグル...
『第171回芥川賞受賞「バリ山行」に先行する著者デビュー作。第64回群像新人文学賞・優秀作が待望の単行本刊行。』 かかりつけの整形外科医院で 「あっ、バリ山行の人や」 とお借りしてくる。 何しに行ってるのか?私 『不条理な可笑しみに彩られた』とあるが うーん、 なんかグルグル回ってて 犬カメオが切なくって 人って勝手だなあ カメオに共感してしまって…… 前作は山登り、今回はロード タフだなあ ≪ ペーソスに 満ちすぎてるよ 犬文学 ≫
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず書き出し、松永K三蔵氏は山歩きだけでなくバイクもこなすのか…これはかなりのレヴェルで乗っているサイクリストしか描けない情景だぞ…と、同じくロードバイクに乗る末端の一人として、その実力にひれ伏すことから始まった。 そして「バリ山行」と同様、私が個人的によく知るエリアが出てくるので、とても馴染み易い。 ラストに至る展開に関しては、この小説を文学作品として成立させるために必要な通過儀礼なのだということは頭では分かるが、バカの付く犬好きとしては理屈を超越して生理的に受け容れ難い…。 また、その文学的な効果についても、高見が憤懣を抱えていく過程があっさりし過ぎているように感じた。 会社員を主人公に据え、仕事を通して苦悩する様を主軸に物語を構築している点は、これまた「バリ山行」と同じく、兼業作家としての立場を巧く活かしているなと思うが、あるいは高見がもっともっと不条理に直面し不遇をかこち、ストレスに押し潰され沈み込んでいく…そんな弓を引き絞る深さがさらにあったとしたら、カメオの解放がもたらすカタルシスはどかんとより大きくなったのではないだろうか? 散歩は基本中の基本だぞ、高見くん。
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