商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2024/12/06 |
| JAN | 9784309421544 |
- 書籍
- 文庫
金閣を焼かなければならぬ
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金閣を焼かなければならぬ
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
友人からの勧めで読んだが、三島由紀夫生誕100周年に読むのにふさわしい一冊だった。 高校生の頃に金閣寺は読んだが、なんとなく良い小説という印象で止まっていた。 この本を読めば、実際の金閣寺放火事件の概要と小説の違い、 そしてなぜ違うのかの根本である、三島の精神世界と現実世界との...
友人からの勧めで読んだが、三島由紀夫生誕100周年に読むのにふさわしい一冊だった。 高校生の頃に金閣寺は読んだが、なんとなく良い小説という印象で止まっていた。 この本を読めば、実際の金閣寺放火事件の概要と小説の違い、 そしてなぜ違うのかの根本である、三島の精神世界と現実世界との離隔が感じられる。 ひいては三島文学の感じ取り方や、文学以外での行動の原理についても理解が進む。 誰もが動機や原因を追究するが、現実の行動はそういうものではないのだとあらためて思う。
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意識は、できごとに対して常に一歩遅れている。悲しいから涙を流すわけではなく、涙を流すから悲しいのである。 これは本書内で語られる一節だが、この意識とできごとの関係は、そのまま本書の構成に通じている。意識が小説「金閣寺」にあたり、できごとが実際にあった林養賢の放火事件にあたる。 ...
意識は、できごとに対して常に一歩遅れている。悲しいから涙を流すわけではなく、涙を流すから悲しいのである。 これは本書内で語られる一節だが、この意識とできごとの関係は、そのまま本書の構成に通じている。意識が小説「金閣寺」にあたり、できごとが実際にあった林養賢の放火事件にあたる。 林養賢の動機について、著者は空白を認める。焼かなければならぬから、焼いたのである。逮捕後に取り調べを受ける林養賢のことばは、たしかに空虚である。 それにことばを与えるのが三島の小説になる。ただ、それはいうまでもなく虚構のことばであり、さらに著者はそれが現実の事件を説明するようなものではないにもかかわらず、現実の事件へもっとも肉薄するものだとする。 ちなみに、「金閣寺」だけではなく「仮面の告白」や「鏡子の家」にも、かなりの紙幅を割いている。本書を手に取るひとはすでに読んでいそうだが、この三作に目を通していれば、本書はより理解が深まる。
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