マンガでやさしくわかる 江戸の娯楽本

いずみ朔庵(著者)

• 販売会社／発売会社: 日本能率協会マネジメントセンター
• 発売年月日: 2024/11/29
• JAN: 9784800592767

商品レビュー

2025/11/09

漫画が挟まれてるのでとっつきにくかったこの手の本も意味が分かって超楽しかった。

大河ドラマの影響で読みはじめたけど、
こんなバカトンチキなストーリーをネットも無かった時代にこんなエンタメがあるのかと思うとそりや一大エンタメになりうるよなと興味深い。

2025/03/12

1. 江戸時代の出版業界
- 文化とリーダシップ: 江戸時代において、出版業界は大衆に娯楽を提供する重要な役割を果たした。特に、著名な出版者や作家たちが活躍し、江戸の文化を形成した。
- 戯作と大衆文学: 娯楽小説は「戯作」として知られ、遊郭や庶民の生活を題材にした物語が多かった。これにより、文学が広く親しまれるようになった。

2. 主要な文学作品と作家
- 代表的な作品: 『南総里見八犬伝』や『雨月物語』など、文学性が高く、歴史的事実を基にしたフィクションが多く書かれた。
- 作家の影響: 井原西鶴や十返舎一九などの作家が著名で、彼らの作品は社会風刺や人情を描いたものが多かった。

3. 読者層と識字率
- 庶民の識字率: 江戸時代の庶民の識字率は60〜70%と高く、貸本屋が普及し、読み書きが一般化した。
- 読者の多様性: 男女や地域によって識字率には差があり、商人の多い都市部では特に高かった。

4. 出版物の種類と特徴
- ジャンル分け: 書籍は色分けされており、赤本（子供向け）、黒本（武勇伝）、青本（芝居）などが存在した。これにより、読者が興味のあるジャンルを簡単に見分けられるようになっていた。
- 流行の要因: 絵本や戯作が流行し、それらは子供から大人まで広く親しまれた。

5. 江戸時代の社会と文化
- 遊郭と娯楽: 遊郭は庶民の娯楽の中心であり、これに関連する文学やガイドブックが多く出版された。
- 混浴文化: 銭湯においては混浴が一般的で、男女の入浴が社会的に許可されていた時代背景があった。

6. 物語のテーマと構造
- 恋愛と人間関係: 物語の中での恋愛模様や人間関係の複雑さが描かれ、恋愛小説が特に人気であった。
- 擬人化と寓話: 擬人化されたキャラクターや物語が多く見られ、日常生活や道具にも神が宿るという信念が反映されていた。

7. 現代との関連性
- 文化の影響: 江戸時代の出版文化や文学は現在の日本の文化に大きな影響を与えており、当時の作品が今も読み継がれている。

2025/02/22

普段接点のない分野の本を読むと新鮮で良い。漫画なので読みやすく、ここから興味があったものから広げていきたい。特に東海道中膝栗毛、東海道53次の宿場町には徒歩で宿泊しながら、旅をしたい。