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調査する人生
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2024/12/02 |
JAN | 9784000616720 |
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調査する人生
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『断片的なものの社会学』で「質的調査」に出会って以来、著者の新刊やTwitterを追いかけてきた。そのせいか、本書で対談した6人のフィールドワーカー全員の名前は勿論、人となりだとか引用されたエピソードの数々がいろいろと数珠つなぎに思い出され、まるで私自身が現在進行形で配信を見てい...
『断片的なものの社会学』で「質的調査」に出会って以来、著者の新刊やTwitterを追いかけてきた。そのせいか、本書で対談した6人のフィールドワーカー全員の名前は勿論、人となりだとか引用されたエピソードの数々がいろいろと数珠つなぎに思い出され、まるで私自身が現在進行形で配信を見ているような‥不思議な感覚で一気に読み終えてしまった。それにしても‥親しかった仲間から“打越正行を追悼しない”会で見送られるとは‥なんと短くも豊かな人生だったか!
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社会学、生活史、エスノグラフィー。人の生活、声、ヴォイスからしか見えてこない、わからないものが確かにある。 昔働いていた職場で、沖縄出身の人がいた。基本的には明るい青年だったが、ある時から確実に目が死んでいた。そうしてふっと会社を辞めていった。岸先生の話の一部を読んで「そういう...
社会学、生活史、エスノグラフィー。人の生活、声、ヴォイスからしか見えてこない、わからないものが確かにある。 昔働いていた職場で、沖縄出身の人がいた。基本的には明るい青年だったが、ある時から確実に目が死んでいた。そうしてふっと会社を辞めていった。岸先生の話の一部を読んで「そういうことだったのかもしれない」とも思う。 部落問題やヤンキーと地元、暴走族や日雇いの建築現場など、様々な生活を文字通り人生をかけて体当たり?で話を聴いてきた方達の話。リアリティがありすぎてすぐには消化出来ない感じがまた頁をめくらせる。 本を読むことは、自分以外の誰かの、もう一つの人生や生活を追体験することとある意味では同義であると考えている。 ルポ、ノンフィクションを読むことを通じてどういった体験をするのか? 想像力の外にあるリアリティというか、存在することは認知しているけれど、よくわからなかったり、怖くて避けて通ってきた部分もある。例えば学校のヤンキー達の集まりや、コギャル達の遊び相手がどこかの大学生だったりだとか。 何か流れでヤンキーの先輩の家に連れられて煙草を吸わせられたりシンナーを吸わせられたりして怖かったなぁ。 そこではもう何も言えない、ただただ時間が過ぎて解放されるのを待つだけだった。
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個人の体験や語りを深く理解・単なるデータとして消費<本質を丁寧に描き出す 理解の優先性: 「改善」よりもまず「理解」することの重要性が強調されている 人間の矛盾を受け入れる視点: 人間は矛盾を抱えて生きる存在であると描かれている 調査対象者の複雑さの尊重: インタビュー...
個人の体験や語りを深く理解・単なるデータとして消費<本質を丁寧に描き出す 理解の優先性: 「改善」よりもまず「理解」することの重要性が強調されている 人間の矛盾を受け入れる視点: 人間は矛盾を抱えて生きる存在であると描かれている 調査対象者の複雑さの尊重: インタビュー対象者の語りの矛盾や飛躍をも含めて理解する姿勢 女性のホームレスの視点: これまでの研究は「男性ホームレス研究」に偏っていたという指摘 語りの再解釈: 語りの内容を単純化せず、複数の背景から分析する必要性 多層的な視点の採用: 一つの出来事や選択には複数の理由があると理解する重要性 支援と理解のバランス: 支援者としての役割と、研究者としての観察のバランスが問われている 自己責任論の危険性の指摘: 社会的背景を無視して個人の責任に帰結する見方への警鐘 個人の価値観と文化の影響: 調査対象の価値観や文化的背景を尊重する必要性 ジェンダー視点の強調: 女性の視点や経験を研究に反映させることの重要性 暴力の文脈化: 暴力を単なる行為としてではなく、背景や原因とともに理解する必要性 調査者の自己理解: 調査中に自身のトラウマが呼び起こされる可能性への対処法 フィールドワークの倫理: 調査者が対象者の話をどのように受け止め、表現するかの責任意識 データの質と深度の確保: データ収集において表面的な理解ではなく、深い掘り下げの必要性 人間の複雑性の描写: 被調査者の行動を単純化せず、複雑な選択や背景を伝えること 調査の持続的関与の重要性: 短期的な接触でなく、継続的に関わり続ける姿勢の必要性 調査者の立場の自覚: ナイチャー(非沖縄出身者)の視点と、沖縄の文脈を意識した調査の必要性 地域文化の理解: 地域文化が人々の行動に与える影響の理解と尊重 研究者の介入の是非: 研究者がどこまで調査対象に介入すべきか、倫理的な検討が求められる 他者理解の限界と挑戦: 他者の経験や苦しみを完全に理解することの難しさと、それを試みる姿勢
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