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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/12/04 |
JAN | 9784088843162 |
- コミック
- 集英社
モノクロのふたり(1)
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モノクロのふたり(1)
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
単行本が売れないと打ち切りになると聞いて速攻で買いました! 漫画家になる夢を諦めて社会人になったひとりと、 家庭の事情で絵の道を諦めたもうひとりが出会い、 ふたりで漫画家を目指そうとするお話です。 作画に関する期待値を上げるだけ上げて、 それを越える結果を作品内で見せてくれるのが...
単行本が売れないと打ち切りになると聞いて速攻で買いました! 漫画家になる夢を諦めて社会人になったひとりと、 家庭の事情で絵の道を諦めたもうひとりが出会い、 ふたりで漫画家を目指そうとするお話です。 作画に関する期待値を上げるだけ上げて、 それを越える結果を作品内で見せてくれるのが本当にすごい。 夢に向かって走り出したふたりの主人公の熱い気持ちが伝わってきて、 読んでいて清々しい感動が味わえる作品です。
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──9年の歳年月を経て、”男”はふたたび”少年”に還った というタッグ組んで漫画を描く社会人物第1巻。 この人の絵が前から好きで、両目の開き具合が常に違う表情が特に好きです。 ほんとジャンプ+は良作の宝庫です。
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それまで一般人として過ごしていた人間が漫画家を目指す作品は数あれど、本作の場合はサラリーマンとして働いていた2人が漫画家を目指す物語となるのか それでいながら、全く作画の経験が無いという訳ではなく、それぞれの理由で作画から遠ざかっていたのに再び向き合う構図となっているね 夢とい...
それまで一般人として過ごしていた人間が漫画家を目指す作品は数あれど、本作の場合はサラリーマンとして働いていた2人が漫画家を目指す物語となるのか それでいながら、全く作画の経験が無いという訳ではなく、それぞれの理由で作画から遠ざかっていたのに再び向き合う構図となっているね 夢というのは持つのは簡単だけれど、一旦諦めた夢を再び掲げるのは途轍もなく難しい。特に安定した職に就いているなら尚更の事 逆に言うと、その状態から再び夢へと走り出すにはそれなりの衝動が必要で。若葉の場合は不動の絵で、不動の場合は若葉の感動となるわけか 導入部としてはまるで若葉の熱量に負けて不動が漫画制作へと立ち入っていくように見えるけれど、実際の不動は熱量を持て余していた人間に見えるね そもそも過剰なまでに仕事に打ち込んで自身を歯車と規定する彼はまるで何かを抑えつけているかのよう。それでも有り余る熱量が昼間の落書きの形で現れて、それに若葉の方が触発されている いわば不動の熱に若葉が感動を貰い、それが不動自身に返ってきた形となる 後に不動が若葉の姿に眩しさを感じつつ海のシーンを描き、それに若葉が感動したように二人の立ち位置が明確に現れているね たった一人の家族として不動は妹を養育しなければならない。また、勤め人として求められる社会人としての責務も有る それはこれまでの不動を押し殺して来た拘束だったのだろうけど、夢を諦められなくなった若葉の感動は不動の枷を破壊するね 元々本気の夢を持っていた人間であるならば、枷が無くなれば再び本気をすぐにでも取り戻せる。走り始めた不動からは年齢を感じさせない熱を感じさせるね 一方で年相応と思えるのは2人の財力か 漫画を書き始めるとなれば揃えなければならない道具とか知識ってそれなりに有る気がするのだけど、2人とも相応のレベルの道具をあっという間に揃えていらっしゃる……! しかも、当初の時点ではたった2日間のアシスタント作業をするだけのつもりなんだよね…。社会人の本気凄い… ただ、そもそもが夢に対して本気になると覚悟した二人なのだから、周辺の道具も本気で揃えるのは当たり前かもしれない そう捉えれば若葉が時間的に諦めていた海の背景画を不動は無理だなんてたった一言で諦められやしないんだよね。特に若葉が不動の為だけに水彩道具を買ってしまったならば そこで不動が見せた技は凄まじかったね。白黒でカラーを表現するって『かくしごと』でも見た覚えがある技術だけど、それをもっと技巧的に極めるとああなるんだ…… あのワンカットってつまりは白黒で表現されているって事だよね…すご…… 若葉は不動の絵に感動を覚えた。でも不動だって嬉し泣く若葉の顔に感動した それ程までの衝動が生じたならば一度だけで辞めるなんて出来ない訳で サラリーマンとして夢を諦めた二人が諸々の大変さを知った上でなお夢へと突き進んでいく構図には美しさが有るね ここまで描かれたのは不動と若葉だけの感動。けれど漫画として世に発表したいなら他者の感動も得なければならない 最初の関門となったのは既に感動の作り方を知っている人気原作者・薔薇園か そんな彼女だから見える二人の作品の良さと悪さ。それを上回って放り込まれてくる感情 若葉が不動の絵に感動したように、不動が若葉の感情に感動したように。他者へと伝わっていく感動は薔薇園へ辿り着いた だから感動を受け取った薔薇園としても作品や2人の本気を無碍にはしたくないのだろうね 漫画へと再び向き合ってから日が少ない二人に本気は有ってもそれを表現する技巧は未熟な部分がある。それだけに薔薇園の助力を得られるのは渡りに船といったところ ただ、少し気になるのは彼女が漫画原作者である点か ストーリー面の補強として薔薇園は願ってもない味方。けれど、言い換えれば彼女は他者に描かせて漫画を創る者とも言えるわけで ここで彼女と近づく事でいわばチーム若葉の3人目となるのか、それとも片方だけが引き抜かれる結果となるのか。その点だけは少し空恐ろしいような……
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