
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/11/28 |
JAN | 9784102406618 |
- 書籍
- 文庫
ライオンと魔女
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ライオンと魔女
¥693
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商品レビュー
4.8
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
言わずと知れた名作、新訳版で初めて読みました。 すごく読みやすかったです。もっと長い話というイメージだったので、本を見たとき、薄くて驚きました。 ファンタジーの金字塔…その後のファンタジーに影響を与えた本…等々、様々に言われていて、逆に楽しめるかどうか懐疑的でしたが、間違いなくワクワクしました。金字塔と言われるのも納得! 特に印象的だったのは「衣装だんす」。 これが異世界へ行く装置なのだということは、予備知識として、もちろん知っていました。最初は「ふんふん、こうなるのか」と、傍観するように読んでいましたが、最後に四人が元の世界に戻ってきたとき、思ったんです。「あれ、おかしいな。すごく寂しい」「わたし、またナルニアに戻りたくなってる?」 思えば、ハリー・ポッターで、一つの巻を読み終わって、続きを読みたくてたまらなくなるのは、毎回、物語の終わりにホグワーツからプリベット通りに戻るからでした。魔法の世界から、非魔法の(現実の)世界へ…。 ハリーは、最後には、ずっと魔法界にとどまりますが、私にとって「プリベット通りに帰ってくる」という行為は、「はやく魔法界に戻りたい!」という、たまらない高揚感を味わうための重要な装置だったんです。 「ゆきてかえりし物語」と言うと、こどもの成長を描く一つの形式のようですが、私にとって、「帰ってくる」という行為が、すごく重要なことだったんだなと、この本を読んで実感。 「衣装だんす」という言葉それ自体に魔法がかかったような気がします。
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子どもの頃に映画は2作目まで観たのに原作は読んでいませんでした。(そもそも当時は原作があることを知らなかったのかも) 原作読んでみたいなーと思いつつ後回しになっていましたが、新訳で出た新潮文庫の装丁が可愛くてついに購入。 テンポよく読めて面白かったです。作者の登場も結構あります...
子どもの頃に映画は2作目まで観たのに原作は読んでいませんでした。(そもそも当時は原作があることを知らなかったのかも) 原作読んでみたいなーと思いつつ後回しになっていましたが、新訳で出た新潮文庫の装丁が可愛くてついに購入。 テンポよく読めて面白かったです。作者の登場も結構ありますが、語りかけられているみたいなので個人的にはそこまで気にならないレベルでした。 めっちゃ夢中になる!って感じは正直ありませんでしたが、続きも気になるので買いました。読んでみます。
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たまたまSNSで訳者の小澤さんが宣伝されているのを見て購入しました。小学生の時に岩波書店の瀬田貞二訳を何回も読んでいました。自分のファンタジー小説好きを自覚したのもナルニアがきっかけだったので思い入れの深い作品です。 過去にあれほど読み込んだのに細かい部分は忘れてしまっていまし...
たまたまSNSで訳者の小澤さんが宣伝されているのを見て購入しました。小学生の時に岩波書店の瀬田貞二訳を何回も読んでいました。自分のファンタジー小説好きを自覚したのもナルニアがきっかけだったので思い入れの深い作品です。 過去にあれほど読み込んだのに細かい部分は忘れてしまっていましたが、読み始めた途端に懐かしい自分のナルニア国に帰ることができました。そしてやっぱり面白い! csルイスの作品はパブリックドメインとなった2013年3月以降、色々な翻訳版が出版されているようです。岩波から馴染み深い瀬田訳、光文社から土屋京子訳、角川から河合祥一郎訳、そして最近出版されたのが本作の小澤身和子訳です。瀬田訳以外を読んだことがないし瀬田訳も手元にないので正しく比較はできませんが、この小澤訳は読みやすく登場人物が生き生きしていて雪が溶け春が訪れる本作のストーリーとマッチして心地よいです。 巻末の解説を読んで知りましたが、白い魔女がエドマンドを懐柔するために出す食べ物について小澤訳と懐かしの瀬田訳では異なった訳し方がされており、幼少期に感じたこの食べ物への文脈的違和感について大人になってから回答が得られることもあるのだなぁと面白くなりました。
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