商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文学通信 |
| 発売年月日 | 2024/12/04 |
| JAN | 9784867660706 |
- 書籍
- 書籍
「お静かに!」の文化史
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
「お静かに!」の文化史
¥2,090
在庫あり
商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
芸術作品を黙って静かに鑑賞するか、誰かとしゃべりながら(対話をしながら)鑑賞するか。 どちらにも価値がある、なぜならそれは「人びとをつなぐ芸術の力」の賜物だからだ、と。 著者が、近代日本の観賞史・批評史を執筆されたうちの、「鑑賞史」のパートに当たるのが本書らしい。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一般に静けさを求められる公共施設等において、静粛であるべきか対話してもよいのか。 図書館では出来うる限り静粛を求められますが、美術館や博物館は静かに観たい人もいるけど作品について語り合いつつ観たい人も確かにいるよなと疑問に思い、帯と新聞の紹介文に誘われ、図書館に勤務する者として知っとくかという気持ちで手に取りました。 (p97)ほとんどの人が美術館に行っても作品を見る前に律儀にラベルに目をやる。 はっとしました。確かに近ごろでは後ろから閲覧者に追われていがちなこともあり、ラベル・キャプションを見てから作品を観ていることが自分も増えた気がします。 作品をじっくり鑑賞するというよりは、キャプションの説明に従って「そう感じられるように」観ているかもしれません。そしてそのような見方をしている人がかなり多いということにもこの箇所を読んで気づかされました。なんてもったいない鑑賞の仕方をしてただろうとどきり。 ギャラリートークが鑑賞の邪魔になるから控えてほしいという苦情がよせられる(p141)というのも、いかにも美術館だなぁと。ここにも博物館とは真逆の反応と書かれてますが博物館だと確かにそんなに苦情が出ないでしょうね。 鑑賞の質が違うと言うか得たいことの目的が違うというか。でもこのことは図書館員としても考えさせられますね。 というのは、近頃図書館では子ども向けイベントに力を入れていて子どもが割と館内をにぎやかに駆け回りがちなことが増えたと感じるのです。(もちろん走ったり声が大きすぎたりは注意しますけれども)自分のところだけでなく、他地域の図書館を訪れた時にも子どもが「ここにない」「あっちかも」などしゃべりながら館内を行ったり来たりしているのに遭遇して、あとからイベントだったことを知ったことがあるのですが、職員としているときは当事者側だけれども利用者としていてイベントに直接関わってなければ、たいそううるさく気に障るものだと実感してしまいました。 これは体験して初めてわかることでした。 よくよく図書館内で行うイベントの時には、他の利用者さんのご迷惑にならないよう配慮しなければと思った体験でした。なのでギャラリートークの苦情という話は考えさせられます。なかなか難しいですね。 仏像などの宗教的な作品に対峙する時、芸術の鑑賞に軸を置くのか、礼拝をモデルにするような宗教的な心性を持ってするのか(p208〜)という章は興味深かった。 確かに仏像やキリスト教ゆかりのものなど鑑賞する際、こんなにあからさまに観ていいのかな(いや展示してるんだけれども)、この仏像を拝む人たちはこんなふうに展示されていることにどう感じるだろうと躊躇する気持ちになったことは度々ありました。 しかしそれについて、こんなに考えたこともなかったし、考えて研究しこんな文章にしている人がいることに驚きました。それってちょっと哲学的?なことだったんだなぁと。 本書は、自分の行った書店では確かに図書館情報学のジャンルのところに有ったのですよ。でも図書館では芸術の分類になってましたね。 どっちも間違いではないけれど、芸術に分類するが内容的にはより合っているでしょう。 とても興味深く、これまで流してしまっていたことが改めて取り上げられて考察されていることに驚く内容でした。 でも正直言えばちょっと自分の知りたいと思ったこととはずれていました。美術館における「お静かに!」についてがメインだったこともあったかな。それに結論が最初に出てしまっていて結局そこに戻ってきたことに自分はちょっと残念を感じてしまい。(こんなに苦労して読んだのにって) 著者は本書を書かれているうちに内容が増えてしまって、2冊に著書を分けたそうなのですが(あとがきにそうあり)多分、自分はもう一冊の方の内容のことを知りたかったんではと感じました。 でも結構本書を読むのに難儀してしまったので多分もう一冊は手に取らないかな…まぁ自分の読書力不足ですけどね。 興味のある方には両方読まれると教養?が深まる、かもしれません…
Posted by 
芸術作品の鑑賞をめぐる論考を、一つ一つの言葉を丁寧に紐解きながら進めた本。 沈黙のもとに鑑賞するのも、誰かと語らいながら鑑賞するのも、それぞれの良さがありどちらかだけが是というわけではない。 芸術との向き合い方の自由さを感じさせてくれる。
Posted by 
