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一冊でわかるイラン史 世界と日本がわかる国ぐにの歴史
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一冊でわかるイラン史 世界と日本がわかる国ぐにの歴史

関眞興(著者)

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一冊でわかるイラン史 世界と日本がわかる国ぐにの歴史

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/11/26
JAN 9784309811239

一冊でわかるイラン史

¥1,980

商品レビュー

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2025/09/27

その土地に1日でも滞在したり、そこの住人を1人でも知っていれば、得意顔で「その地」を語る場合もあるだろうが、全く未経験のエリアに関しては勘が働かない。中東はまさにそんな場所だ(仕事の関係で付き合いが無くはないが)。 で、何度もトライしては頭が混乱するが、本書はそのトライの一環。...

その土地に1日でも滞在したり、そこの住人を1人でも知っていれば、得意顔で「その地」を語る場合もあるだろうが、全く未経験のエリアに関しては勘が働かない。中東はまさにそんな場所だ(仕事の関係で付き合いが無くはないが)。 で、何度もトライしては頭が混乱するが、本書はそのトライの一環。初心者向けなので、より頭の整理がし易い気がする。 ー イランは、かつて最高気温74℃を記録したことがあるほど夏は暑く、降水量が少なく乾燥しているため砂漠も広がります。ただ、山麓には川が流れ、カナートと呼ばれる地下水路も整備されており、農業がさかんな国でもあります。 序盤からマジ!?って何かメモを間違えたかなと疑いネットで調べるとジブチ共和国の70℃が世界最高気温らしくイランは出てこない。ただいずれにせよ近いレベルだし、人が生きていけない温度には変わりない。この時点でビビる。暑くなってきたとは言え、日本はやはり良い国だ。 ー 世界史でイランが最初に登場するのは、紀元前4000年代の末です。このころ、ザグロス山脈の南部とペルシア湾に囲まれたエラムという地域に、エラム人が存在しました。エラム人がどこからきたのか、またイラン人の祖先であるかどうかは不明ですが、イラン地域に登場する最初の人びとであることは確かです。同じころ、ザグロス山脈の西側には、四大文明のひとつメソポタミア文明が栄えていました。メソポタミアとは、「チグリス川とユーフラテス川のあいだの地方」という意味で、ふたつの川の流域では農耕や牧畜が行われていました。メソポタミア文明が広がったエリアは、ふたつの川が接近する地域で、南北に分かれていました。北はアッシリア、南はバビロニアといいます。 ー ササン朝の滅亡後、新たな統治者となったウマイヤ朝によって、現在のイラン一帯にはイスラム教がもたらされました。それまで国教とされていたゾロアスター教は、禁止こそされなかったものの、イスラム教でない宗教を仰する者には、ジズヤ(人頭税)という税金が課せられました。その結果、イスラム教へ改宗する者が増えていき、ゾロアスター教は衰えていきます。 あまりメモばかり載せても仕方ないと思い、序盤の内容を中心に。70℃超えが気になりつつ。イラン再発見の良書。

Posted by ブクログ

2025/03/27

1. イランの歴史的背景 - 古代文明: イラン高原におけるエラム人とメソポタミア文明の相互作用。 - アケメネス朝ペルシア: キュロス2世によるメディア王国の滅亡、国家理念の欠如。 - ダレイオス1世の即位: 反乱鎮圧と国体の整備、ヒストウン戦勝記念碑文の意義。 2. ペルシ...

1. イランの歴史的背景 - 古代文明: イラン高原におけるエラム人とメソポタミア文明の相互作用。 - アケメネス朝ペルシア: キュロス2世によるメディア王国の滅亡、国家理念の欠如。 - ダレイオス1世の即位: 反乱鎮圧と国体の整備、ヒストウン戦勝記念碑文の意義。 2. ペルシア戦争とその影響 - 戦争の発端: イオニア地方の反乱、ダレイオス1世とクセルクセス1世によるギリシアとの戦闘。 - 戦争の結果: マラトンの敗北とサラミスの海戦、ギリシアとの講和条約。 3. 継承と混乱 - 王位継承問題: アケメネス朝の後継者争い、アルククセルクセス2世の即位と反乱。 - アレクサンドロス大王の侵攻: アケメネス朝の滅亡、その後のセレウコス朝の成立。 4. パルティア王国の時代 - パルティア王国の成立: アルサケスの台頭と反乱、王国の発展。 - 対ローマ関係: パルティアとローマの戦争、国境問題。 5. ササン朝ペルシア - ササン朝の成立: アルダシール1世とシャープール1世、ゾロアスター教の国教化。 - 軍事体制と文化: 軍事的拡大、ゾロアスター教の影響。 6. イスラム教の普及と混乱 - ササン朝の滅亡: イスラム勢力の台頭、クテシフォンの陥落。 - イスラム化の進展: シーア派とスンナ派の対立、イランのナショナリズムの発展。 7. 近代化と国際的影響 - ガージャール朝の成立: 近代化改革と経済的混乱。 - 外国勢力の介入: イギリスとソ連の影響、第二次イラン・ロシア戦争。 8. イスラム革命とその後 - イラン・イスラム共和国の成立: ホメイニの指導、国民投票による政体の転換。 - 現代の課題: 経済的問題と国際関係、内政の不安定さ。 9. 文化と社会 - ペルシア絨毯の文化的意義: 伝統的な手工芸とその国際的評価。 - 食文化と生活様式: 料理の特徴とイラン人の食生活。

Posted by ブクログ