商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/11/18 |
| JAN | 9784106110672 |
- 書籍
- 新書
転売ヤー 闇の経済学
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転売ヤー 闇の経済学
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商品レビュー
3.7
18件のお客様レビュー
673.36オクク ポケモン、推しグッズ、化粧品…「旬」のアイテムが金になるそのカラクリがわかる本。闇の経済学というタイトル通り。
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この本、おもしれー! 転売ヤーの実態がよくわかるし、その商売の奥深さを教えてくれる。正直、ゲーム的な面白さがある点には同意。やってみたくなる(やらないけど) 。 実例をもとに書かれているので読みやすい。
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転売は悪である。なぜなら、それは広く行き渡るはずの商品を買い占め、買い占めた事により消費者への不便さを演出し、そこに強欲を付加して販売する行為だからだ。水でも、電気でも、米でも、そんなことをされたらたまらない。 だが、時々、「転売にも良い面がある」という言説に触れる。それは、「...
転売は悪である。なぜなら、それは広く行き渡るはずの商品を買い占め、買い占めた事により消費者への不便さを演出し、そこに強欲を付加して販売する行為だからだ。水でも、電気でも、米でも、そんなことをされたらたまらない。 だが、時々、「転売にも良い面がある」という言説に触れる。それは、「物理的、時間的に購買競争で勝ち目のない消費者」に対し、ハブ的な機能としてチャンスを与え得るからだ。だが、冷静に考えれば、購買競争が起こるという事自体が、そもそも品薄である需要予測の失敗、それを利用した転売ヤー同志のエスカレーションラダー、あるいは、企業側の炎上商法ではないか。 転売を肯定的に見る人は多くないと思うが、本書は、転売に対し<否定派か、寛容派か>によっても読み方が異なる。あるいは、転売ヤー自身という読者もいるだろうか。転売ヤー複数人から、事情・手段・実態を聴取した本。リアリティがあるので面白いし、転売ヤーの中にはやはり罪悪感があるためか、‟正当化する理屈″を身に纏っている人たちが目立つ。 「バーキンのバックが欲しいために身売りをする」行為は、「健康のためなら死んでも良い」と言っているような矛盾にも感じるが、承認を満たしてくれる集団という、自らが認める価値観において、取捨選択した末の結論であり、一概に第三者が断罪できるものではない。社会的コンセンサスが低い、つまり、承認を満たす集団は極めて狭域ではあるが、「命を賭して登山をする」行為のアナロジーだとも言える。 但し、転売に関しては幸福度の集団内のゼロサムのため、これは制度的エラー「迷惑行為」なのである。著者がニュートラルな立ち位置を取ったお陰で、冷静に思考できた気もする。これは、良いスタイルだと思う。
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