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ややわかりやすい社会保障(法?)
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ややわかりやすい社会保障(法?)

森戸英幸(著者), 長沼建一郎(著者)

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ややわかりやすい社会保障(法?)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 弘文堂
発売年月日 2024/11/06
JAN 9784335360077

ややわかりやすい社会保障(法?)

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2025/07/21

森戸英幸・長沼建一郎著『ややわかりやすい社会保障〈法?〉』(弘文堂) 2024.11発行 2025.7.21読了  社会保障関連の法律は条文数も多く制度も複雑でかなり難解なのだが、この本は社会保障法の初学者でもサクサク読めてしまう稀有な教科書である。  過激なユーモア満載で、口...

森戸英幸・長沼建一郎著『ややわかりやすい社会保障〈法?〉』(弘文堂) 2024.11発行 2025.7.21読了  社会保障関連の法律は条文数も多く制度も複雑でかなり難解なのだが、この本は社会保障法の初学者でもサクサク読めてしまう稀有な教科書である。  過激なユーモア満載で、口調もお堅くないので、特に学生にはいいのではないだろうか。  この本からまず始めて、次に『プレップ社会保障法』などに進んでいくといいだろう。 目次 第1章 社会保障ってなんだバカヤロー! 第2章 リストラされたら雇用保険 第3章 職場のケガには労災保険 第4章 何はなくとも医療保険 第5章 寝たきりだって介護保険 第6章 老後の備えは公的年金 第7章 最後の砦だ生活保護 第8章 他にもあるけどキリないぜ https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I033758903

Posted by ブクログ

2025/04/20

社会保障の基本概念 社会保障は、病気、失業、老齢、介護など、生活上の困難(リスク)に直面した際の「まさかのためのお守り」。日本国憲法25条の生存権に基づき、公的または準公的に生活を保障する仕組み。 ただし、社会保障だけで幸せになれるわけではなく、まずは自身の努力(自助)が基本。...

社会保障の基本概念 社会保障は、病気、失業、老齢、介護など、生活上の困難(リスク)に直面した際の「まさかのためのお守り」。日本国憲法25条の生存権に基づき、公的または準公的に生活を保障する仕組み。 ただし、社会保障だけで幸せになれるわけではなく、まずは自身の努力(自助)が基本。 狭義の社会保障は、社会保険(雇用、労災、医療、介護、年金)、公的扶助(生活保護)、公衆衛生・医療、社会福祉を指す。本書では主に社会保険と公的扶助を解説。 機能として、所得再分配、景気安定化(ビルトイン・スタビライザー)、社会統合が挙げられるが、効果は明確ではない。 発展背景には、家族・地域の扶養機能低下、社会主義への対抗(ビスマルク)、貧困原因の社会構造への認識変化、国際潮流、戦争の影響がある。 社会保険の仕組みと特徴 社会保険は、多くの人が保険料を出し合い、リスクが発生した人に給付を行う「危険の共同負担」の仕組み。 民間保険との主な違いは、①運営主体(公的機関 vs 民間企業)、②加入(原則強制 vs 任意)、③保険料(所得比例が多い vs リスクに応じる)、④給付種類(現金給付・現物給付)、⑤受給権保護(譲渡・差押禁止、非課税)、⑥財源(保険料+国庫負担)。 強制加入は、国民の生存権保障と、リスクの高い人だけが加入する「逆選択」を防ぐため。 労働法との関連と現代的課題 労働法(働ける人のサポート)と社会保障法(働けなくなった人のサポート)は密接に関連。 フリーランスなど多様な働き方の増加により、「労働者」の定義が揺らぎ、両法の適用範囲に影響。 企業の福利厚生(家族手当など)と社会保障(児童手当など)の重複による「二重の負担」問題も指摘される。 主要な社会保障制度 雇用保険: 失業者の生活安定と再就職支援。失業給付(基本手当)の他、雇用継続給付(育児・介護休業給付等)、雇用調整助成金、求職者支援制度がある。離職理由が給付内容に影響。 労災保険: 業務上または通勤による災害(ケガ、病気、死亡等)に対する補償。健康保険(業務外の私傷病が対象)とは異なる。精神疾患や過労死の認定、フリーランスの特別加入、リモートワーク対応などが現代的課題。 医療保険: 病気やケガに対する医療サービス(診察、治療、入院等)を現物給付。窓口での一部負担と高額療養費制度がある。保険者は健康保険組合、共済組合、国民健康保険など。傷病手当金等の現金給付もある(国保除く)。混合診療の是非も論点。 介護保険: 要介護状態となった高齢者等への介護サービス提供(介護の社会化)。要介護認定を受け、ケアプランに基づき在宅・施設サービスを利用。財源は保険料と税金。 公的年金: 老齢・障害・死亡による所得喪失リスクに備える。現役世代が高齢者等を支える世代間扶養が基本。国民年金(基礎年金/1階)と厚生年金(2階)の構造。マクロ経済スライドによる給付調整、在職老齢年金などが論点。 生活保護: 他の制度でも生活困窮する場合の「最後の砦」。最低生活保障、無差別平等、補足性等の原則に基づき、生活・医療・住宅等の扶助を行う。財源は税金。捕捉率の低さが課題。

Posted by ブクログ