商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | エクスナレッジ |
| 発売年月日 | 2024/11/03 |
| JAN | 9784767833415 |
- 書籍
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宮田珠己の楽しい建築鑑賞
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宮田珠己の楽しい建築鑑賞
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
興味を持つ対象は本当に人それぞれ。こんなところに惹かれる人がいるんだなあ。おもしろい。自分の視野も広くなった気がする。
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「楽しい」建築鑑賞というタイトルに惹かれた。本を買ったときは修士設計を思ったように終われなくて、建築を好きなはずなのに建築に関することをやりたくなくて、とにかく元気がない時だった。でも建築を好きでいたくて、「楽しい」と思いたかったのだ。 この本では学校で学ぶ、教科書に載っている...
「楽しい」建築鑑賞というタイトルに惹かれた。本を買ったときは修士設計を思ったように終われなくて、建築を好きなはずなのに建築に関することをやりたくなくて、とにかく元気がない時だった。でも建築を好きでいたくて、「楽しい」と思いたかったのだ。 この本では学校で学ぶ、教科書に載っている建築ではなく、私が今までサブの要素だと思っていた部分だったり、あまり興味を持てなかった建築だったりをマニアの人たちが語る本だ。 写真が多く、専門用語も少なく、また取材をしている方がマニアの方に完全に共感してるでもなく、マニアックなのにあっさりしているのがよかった。 大学で好きな建築とかやりたいことについて否定されることを経験して、好きなものに対する自信がなくなることもあったけど、何を好きでもいいしそれは間違ってないと思えて、安心した。 また、今度から建築を見に行くときはこの本で触れられていた部分も見てみよう、もっと自分の発見を大事にしようと思え、今後の勉強にも繋がるなと思った。
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はじめに:多様な建築鑑賞の世界へ 本書は、著名な建築物や歴史的建造物にとどまらず、ヴィンテージマンション、団地、ビル、小屋、公衆トイレ、さらにはエスカレーターや配管といった、従来注目されてこなかった多様な建築物や構造物を鑑賞する人々のインタビューと考察を通じて、建築鑑賞の新たな魅...
はじめに:多様な建築鑑賞の世界へ 本書は、著名な建築物や歴史的建造物にとどまらず、ヴィンテージマンション、団地、ビル、小屋、公衆トイレ、さらにはエスカレーターや配管といった、従来注目されてこなかった多様な建築物や構造物を鑑賞する人々のインタビューと考察を通じて、建築鑑賞の新たな魅力を紹介するものです。この分野は裾野が広く、未開拓の魅力に満ちた世界であることが述べられています。 昭和レトロな魅力:秀和レジデンスと団地の声 ヴィンテージマンションの代表例として、曲線的なデザインや細部の装飾に魅力を持つ秀和レジデンスが、熱心な鑑賞者hacoさんの視点から紹介されます。また、団地マニアの小林良さんのインタビューを通じて、団地の「普通さ」の中に秘められた魅力、公共空間としての役割、そしてルーバーのデザインや初期の流し台といった細部へのこだわりが語られます。 日常に潜む美:室外機と配管の魅力 八馬さんの写真集「日常の絶景」に登場する室外機や配管の魅力が探求されます。設計者の意図を超えたカオスや混沌とした様子に美を見出す視点、整然と並ぶ機能美、抽象画や静物画のような配置など、普段は見過ごされがちなものの中に潜む造形的な面白さが解説されます。配管探索の方法や、配管が表に出やすい建物の特徴なども紹介されます。 素材への愛着:テラゾーのいじらしさ 床材や壁材として使われるテラゾーの魅力について、瀧さんの話が紹介されます。通勤中に発見したテラゾーの配色や模様の美しさ、職人の手仕事による細部へのこだわり、そして駅のテラゾーに見る有機的な魅力など、日常に溶け込んだ素材に対する愛着と発見の喜びが語られます。 空間の魅力:ショッピングモールと吹き抜け ショッピングモールの魅力、特に吹き抜けに焦点を当て、写真家・ライターの大山顕さんの思想が紹介されます。ショッピングモールが持つ公共空間としての可能性、そして吹き抜けを街の顔や塔として捉えることで、その存在が際立ち、面白みが増すという独自の視点が提示されます。具体的な事例を挙げながら、吹き抜けの持つ空間的な魅力が解説されます。 独自の視点:小屋とキャバレー建築の探求 小屋を撮影対象とする遠藤さんの、一般的な定義とは異なる小屋の捉え方と、機能美や廃材の活用、無秩序の中の秩序といった魅力が紹介されます。また、キャバレー建築のユニークな魅力について、内装の「モリモリ」感や日本独自の工夫、そして創業者のこだわりが語られます。具体的なお気に入りの例を挙げながら、昭和のデザインへの愛着も示されます。 記憶を語る建築:庁舎と身近な対象へのまなざし 庁舎建築に強く惹かれる西本さんの視点から、高度経済成長期の庁舎が持つ歴史の証人としての価値や、当時の人々の思い、保存への努力などが語られます。トイレを撮影対象とする中村さんの、外観や雰囲気、アイデアに満ちたトイレへの興味や、送水口を撮影・研究する人物の、送水口の歴史や素材への深いこだわりが紹介されます。さらに、エスカレーター愛好家の田村さんの、エスカレーターが持つ未来的な魅力や多様な形への興味、そして時代の建築や手仕事、建築に宿る思いなど、多様な視点から建築鑑賞の奥深さが提示されます。
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