商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/10/29 |
| JAN | 9784102409411 |
- 書籍
- 文庫
告発者(上)
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告発者(上)
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商品レビュー
3.9
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判事、つまり裁判官の不正を調べる司法審査会の調査官レイシーは、マクドーヴァー判事の不正に対する告発を受け、相棒のヒューゴーと調査を始める。 マフィアと組んでカジノの売り上げの一部を懐に入れていると告発された判事は、しかしはっきりとした証拠を全く残していない。 ある日、カジノの従...
判事、つまり裁判官の不正を調べる司法審査会の調査官レイシーは、マクドーヴァー判事の不正に対する告発を受け、相棒のヒューゴーと調査を始める。 マフィアと組んでカジノの売り上げの一部を懐に入れていると告発された判事は、しかしはっきりとした証拠を全く残していない。 ある日、カジノの従業員から極秘の情報があると連絡を受け出向いた先で、突如トラックが対向車線から飛び出してきて、ヒューゴーは死亡し、レイシーは大けがを負う。 上巻なので、劣勢のまま巻を終える。 が、ストーリーとは別に、この本はアメリカの社会制度の勉強にもなった。 アメリカでは、先住民族と認定された人には、補償金が支払われるのだそうだ。 ただし、女性は結婚したら半額が減じられる。 働かなくても最低限生きていけるだけの補償金が支払われるので、働かずに飲んだり遊んだりの男性が多く、結婚しても苦労する上に補償金が減額されるので、結婚を希望しない女性が増え、子どもの数も減っているのだそうだ。 そういえばアラスカも、アメリカの州になった途端、イヌイットにアル中が増えたと聞いたことがある。 そういうことだったのか。 そして、先住民族にあてがわれた居留地(痩せて使い物にならない土地)では、カジノを経営しているところが多く、そこに落ちる金目当てに白人の起業家が、カジノ周辺にホテルやゴルフ場を作り儲けている、と。 作中の先住民族のひとりは、カジノができて暮らしていけるようになったのはいいことなのかもしれないが、間違いなく自分たちは堕落した、と言う。 日本ではカジノ構想が良いことのように報道されることもあるけれど、結局、あぶく銭を当てにするような街づくりは、町の民度は下がるのだと思う。 本当は、先住民族に補償金を払うのではなく、差別なく社会に受け入れることが必要だったのだと思う。 就職先がちゃんとあったなら、補償金を払う必要もない筈なのだが、その分の税を負担してまで差別を温存しているのが今のアメリカなのだなあ。
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20245/1/19読了 今作の主人公は、不正行為を行っている判事を調査・告発する監査組織である司法審査会の職員、レイシー。カジノ利権に食い込むマフィアと結託して不正の数々を行っている悪徳判事の情報を得て調査を開始した早々に襲撃され、重傷を負ってしまう。カジノは先住民の居留地内に...
20245/1/19読了 今作の主人公は、不正行為を行っている判事を調査・告発する監査組織である司法審査会の職員、レイシー。カジノ利権に食い込むマフィアと結託して不正の数々を行っている悪徳判事の情報を得て調査を開始した早々に襲撃され、重傷を負ってしまう。カジノは先住民の居留地内に建設され、その収益で部族も経済的恩恵を受けており、当然のことながら、部族のトップはマフィアとズブズブの関係。内部告発にも期待できず、手掛かりに乏しい上、司法審査会は常時人手と予算不足に悩まされている等々、巨悪を前に状況は非常に不利。しかし、これをひっくり返してこそ、大いにスカッと出来るというものである。下巻の展開に期待。 ”戦力”差は圧倒的に不利なれど、レイシーは仲間には恵まれている。特に、兄のガンサー。普段は、周りを省みず我が道を突っ走る迷惑な存在だが、いざという時にはこういう人が頼りになるんだよね、という感じで良いキャラしてます。でも、『いざという時』はそうそう無いし、無いに越したことは無いしで、やっぱり皆んな迷惑なんだろうなぁ……。
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州司法審査会という、州の判事らの不法行為を調査し告発する機関の調査員が主人公。州司法審査会は法執行機関ではないので、調査員は拳銃などは携行しないし、相手を逮捕することもできない。武器は法律と、罰則付きの文書提出令状だけ。 そんなところに、判事のどデカい不正行為の告発案件が持ち込...
州司法審査会という、州の判事らの不法行為を調査し告発する機関の調査員が主人公。州司法審査会は法執行機関ではないので、調査員は拳銃などは携行しないし、相手を逮捕することもできない。武器は法律と、罰則付きの文書提出令状だけ。 そんなところに、判事のどデカい不正行為の告発案件が持ち込まれます。 調査員は、調査を進めていきますが・・・ というところまでが上巻。法執行官(警官とか連邦捜査官とか)ではなく、法執行権限の無い司法審査会の調査官というところが、この物語の面白いところ。不正の背景には、反社会的組織が見え隠れするので、なんどもFBIに案件を委ねるという件が出てくるのですが、プライドからなのか、なかなかそうはならないと。 下巻で、どう調査が進むのか待ちきれません。
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