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メランコリーで生きてみる
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メランコリーで生きてみる

アラン・ド・ボトン(著者), 齋藤慎子(訳者)

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メランコリーで生きてみる

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フィルムアート社
発売年月日 2024/10/26
JAN 9784845923335

メランコリーで生きてみる

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商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

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2026/01/14

「そんなわたしたちがもっとも深く熱烈に夢中になれる相手は、自分が一度も話しかけたことがない人なのだ。」 まさしく、高校時代の前の席の男の子を思い出す。 話したことはないけど、プリントを回す時に一々お辞儀しながら渡してくれたり、私が小柄だったからいつも背を屈めて黒板を見やすいよう...

「そんなわたしたちがもっとも深く熱烈に夢中になれる相手は、自分が一度も話しかけたことがない人なのだ。」 まさしく、高校時代の前の席の男の子を思い出す。 話したことはないけど、プリントを回す時に一々お辞儀しながら渡してくれたり、私が小柄だったからいつも背を屈めて黒板を見やすいようにしていてくれた。 話したことはない、けれども何十年経っても今でも彼を恋焦がれている。

Posted by ブクログ

2025/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人生何度目かの「落ち込みマックス」の時期に出逢って,マックス過ぎて読めなくて,「積ん読」になってたのを,「それほどでもない,っていうか,状況が悪いにも拘わらずまぁまぁ」な今になってようやく読んでみた. で,読み始めてすぐ思ったのが,「え?ネクラ?ネクラのな!?」っていうのと,「何?メランコリーって,落ち込みとかじゃなくてネガティブ思考?」ってこと. 3分の1ぐらい読んでも「え?ネクラ?」って笑. でも,「天文学とメランコリー」あたりから,「まぁそうだよなー.いわれてみれば・・・いわれなくったってそうだよね」ってなって,「セックスとメランコリー」から「50歳とメランコリー」までの中盤で一気に「これだ!これだよ!そうそう!」に変わった. 特に「50歳のメランコリー」の辛辣さと率直さは,もう笑うしかない,まいったね笑. もうさ,ダメなのよ.何をやっても自分自身が「気持ち悪い」んだもの,最近. 衰えをカバーするための筋トレも,フィットネスも,息子から奨められたスキンケアや頭皮のケアも,そうやって「対策」しているのが既に虫酸が走るほど姑息で気持ち悪くて,どうにも身が入らないの. 純粋に健康でありたい,とか,個人の美学として筋肉質であり続けたい,動けて,走れて,泳げる体を維持したい,って思ってるだけなのに,つい「他人目線なもう一人の自分」が割り込んできて, 「若作りしてんじゃねーよ,ジジー」とか, 「今更鍛えて何を意識してんの?気持ち悪いんだよエロジジー」って非難してくるのよ・・・マジで. 人を好きになるなんたぁもってのほか!そんな感情なんか持ったら,後ろから撃たれかねないもんね? いやぁ「恋愛禁止」されるなんて世界中で,女性アイドルとおじさんぐらいですよ! つまりは,世間の目が怖いのですよ,50代. そう言うの,短い文章の中から溢れ出してきちゃって,苦笑が止まらない感じ. そして,ますますメランコリーになってしまう,と言う・・・笑. でも,それがそんなに不快じゃなくて,「まぁまぁ,そんなもの.人生なんてそんなもの」っていい感じの叡聖感につつまれて・・・あ,オレ,じーさんなんだ,って. 人間,半分卒業ですから笑. じゃ,だからもうやらないか?っていうと,そうじゃなくて.世間を代表して責めてくる自分に対して,「人の目を気にしても仕方ないさ,あいつの愚痴や中傷も聞き飽きた」ってなったよ. やっぱり,「抗いたかったら,抗う.ただし,現実を受け止める文脈で」でいいんじゃないかと. 「政治的意見とメランコリー」にははっとさせられると同時に,現実社会を振り返った時にゾッとしすぎてメランコリーマックスになってしまった. 本書では,保守とリベラルはおおむね「ロマンチスト派」(リベラル)と「メランコリー派」(保守)と位置づけられていると思うのだけど,現実の世界では今,保守を掲げる人たちが「ロマンチックに国家主義,排外主義を隠そうともせず」語り,リベラルとされる人たちが必死に「穏当で現状維持,ゆっくり変化」を訴えるという,あからさまな逆転現象. 本来保守派とは,メランコリックに穏当に「みんなで」進んでいくはずなのに,「保守」を掲げる人たちが「急進的に」かつ「個の自由」を制限する方向に爆走している恐ろしさ. 保守とは名ばかりで,「懐古趣味のパラノイア」が跋扈する時代・・・本当に気持ちが悪い. 50代の僕の筋トレよりずっと気持ち悪い. ロマンチスト派にもメランコリー派にもどっちにもいいところがあって,これがきちんと折り合い付けて進んでいけば,それが一番理想なんだけど,足の引っ張り合いとぶっ叩き合いが延々と続いてて・・・まぁ,残念至極. そんな残念感を抱えたままたどり着いた最後の章が「園芸とメランコリー」で・・・ 「え,〆が園芸?」と思って読んだけど,内容はヴォルテールについて. これこそ〆にふさわしくて,イスラムの庭園に見える穏当なイスラムの思想は,根底で緩やかに,マルクスの描いた人類の行き着く先だという「ミニマムな自給自足共同体」の地平に繋がる. 足下を見つめて,自ら自分の畑を耕す生活.「足るを知る」生き方. 西側諸国のムスリムに対するステレオタイプとは根本から異なる「穏やかな宗教観」で締めくくられる本書は,全面的にフェアな良書,だと思った.

Posted by ブクログ

2025/08/20

こんなに頷きながら読んだ本はない。私の性格を知りたかったらこの本を読んで!という感じ。(ちょっと当てはまらない章もあるが。)星5は、本や文章の完成度に対してではなく、ここに書かれている内容そのものに対して。最後の章が素晴らしかった。こういう本にありがちなように「しんどいよね〜」で...

こんなに頷きながら読んだ本はない。私の性格を知りたかったらこの本を読んで!という感じ。(ちょっと当てはまらない章もあるが。)星5は、本や文章の完成度に対してではなく、ここに書かれている内容そのものに対して。最後の章が素晴らしかった。こういう本にありがちなように「しんどいよね〜」で終わるのではなく、大きな道しるべを最後に渡してくれた。

Posted by ブクログ