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人類の都
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人類の都
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
世界的な平和運動や国際団体設立の動きと誇大妄想が噛み合ってしまった計画がどんどん動くエネルギーをやや恐ろしくも感じられる 誇大妄想だからこそ頓挫したが、その後の建築家の都市計画活動や国際連盟などの設立から見ても少し現実と折り合いをつければWW1後でもある程度実現の目はあり、しかし...
世界的な平和運動や国際団体設立の動きと誇大妄想が噛み合ってしまった計画がどんどん動くエネルギーをやや恐ろしくも感じられる 誇大妄想だからこそ頓挫したが、その後の建築家の都市計画活動や国際連盟などの設立から見ても少し現実と折り合いをつければWW1後でもある程度実現の目はあり、しかし2人の人物像からしてどう考えても不可能になっているままならなさを味わえる
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20世紀初頭、ノルウエー系アメリカ人ヘンドリック・アンダーソンとその義姉が構想を上げ、世界に呼びかけた「理想都市」それは自由と平和の実現を目的に科学、通信技術、芸術、スポーツなどあらゆる叡智をひとつの都市に集結させる斬新な〈人類の都〉だった。当時は画期的な「理想都市計画」だったが...
20世紀初頭、ノルウエー系アメリカ人ヘンドリック・アンダーソンとその義姉が構想を上げ、世界に呼びかけた「理想都市」それは自由と平和の実現を目的に科学、通信技術、芸術、スポーツなどあらゆる叡智をひとつの都市に集結させる斬新な〈人類の都〉だった。当時は画期的な「理想都市計画」だったが、途中妄想家として病人扱い等受けたこともあった。だが、世界中を駆け巡り果敢に啓蒙に努力した結果多くの国々の元首はじめ、ノーベル賞受賞者、著名な芸術家、建築家、投資家などの賛同を得た。その中にはムッソリーニやヒトラーもいた、と言う。だが、第一次世界大戦で頓挫、ヘンドリックの姉、友が亡くなりその構想した書籍(図面)だけが世の中に遺物として教会の図書館に保管されていた、と言う。現在、ムッソリーニ時代に模倣的に造作されたその名残がイタリアに「E42」としての建物広場がある。現代でもGAFAなど理想社会となる最新技術を駆逐し自由なコミュニケーションの場を提供しているが、世界規模で賛同されることは難しい世の中になっている、だがこんな時こそそういった発想と行動が必要なのかもしれない。
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理想都市=都市計画の流れにこういう実現しないものがあったのか。当然ながら教科書には出てこなかったぞ。オリビアの扱われ方(その当時についても、記述についても)に時代を感じる。オリビアのほうが私にはヘンドリックより面白かった。お金があって頑張る、というのはありなんだな。理想主義を一世...
理想都市=都市計画の流れにこういう実現しないものがあったのか。当然ながら教科書には出てこなかったぞ。オリビアの扱われ方(その当時についても、記述についても)に時代を感じる。オリビアのほうが私にはヘンドリックより面白かった。お金があって頑張る、というのはありなんだな。理想主義を一世紀を超えて今のIT/AI進歩論にもってくるあたりはいかにもバティストマレらしい。テサロニキ、行ってみたい。墓所を訪れる最後のところがリリックでフランス的。
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