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庭に埋めたものは掘り起こさなければならない
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庭に埋めたものは掘り起こさなければならない
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商品レビュー
4.5
8件のお客様レビュー
14歳で白血病、高校生で摂食障害、気が付けば自閉スペクトラム、 そして3児の母として自殺未遂、、、、 凄まじい著者の、それぞれの病との闘いの詳細。 惹きつけられざるを得ない。 この本を読むきっかけは、おそらくは今課題としている自閉症の研究の一環だろう。 しかし私が想像しているそ...
14歳で白血病、高校生で摂食障害、気が付けば自閉スペクトラム、 そして3児の母として自殺未遂、、、、 凄まじい著者の、それぞれの病との闘いの詳細。 惹きつけられざるを得ない。 この本を読むきっかけは、おそらくは今課題としている自閉症の研究の一環だろう。 しかし私が想像しているそれ、直面しているそれとはレベルが違う。 そんな生易しいものではない。私のは平和すぎる。 この本からは命の叫びが聞こえてくる。 一部は自身の身体の状況を中心に、 二部は心の葛藤を描いている。謝る、許すは考えさせられる。 最後の「触れる」は難しい。 性被害に話が及ぶ。 これを読み始めた当日、中居正広の性暴力が認定された。 被害者の声明も出た。 著者も小学4年にして被害者になっている。 白血病は別として、その後の彼女の人格形成に影響しないわけがない。 なぜ人はそういうことをするのか。 男は、、と書こうとしたが、数は少ないが女もあるという。 いずれにしても、なぜ弱者を強引に貶めるのか。本能だけの問題か? いや、主題は被害にあった彼女だ。 慶應藤沢キャンパス出身、歌人だという。 よくぞここまで自分をさらけ出してくれた。 一気に読ませていただいた。 著者の問題解決の方法のひとつがこの本の題名であるわけだが、 著者の見た夢から来てもいる。 そしてそれと同じ夢、私も何度も見た。最近は見ないけれど。 この本を読もうとしてくださっているあなたへ I部 世界との接点 1 ありふれた普通の措置入院 2 急性骨髄性白血病の経験 3 生きている実感の薄さと摂食障害 4 自閉スペクトラム症の自覚 II部 穿(うが)ちつづける 1 さみしい 2 死にたい 3 謝る、許す 4 自分を許す 5 時間とは何か 6 触れる エピローグ おわりに
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読書記録98. 昨年末、著者様と精神医療看護師様のトークイベントを聞いた 語りがたいであろうその内側をひと言ずつ、本書では一文字ずつゆっくりと言語化される事が著者様の回復の足取りのように感じた 料理を通じた心の癒しは共感することも多い 自分の為に料理を作るセルフケア 自身でも...
読書記録98. 昨年末、著者様と精神医療看護師様のトークイベントを聞いた 語りがたいであろうその内側をひと言ずつ、本書では一文字ずつゆっくりと言語化される事が著者様の回復の足取りのように感じた 料理を通じた心の癒しは共感することも多い 自分の為に料理を作るセルフケア 自身でもその力を感じる サバイバーズギルトと言う言葉 私にも、庭に埋めたのもがある…かもしれない 掘り起こす日が来るだろうか
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一言で言って回復の物語であり、それを読むものも体験される。心が震える読書体験であった。自分が自分である体を取り戻し、言葉が回復し、そして過去の傷が思い出される。そして回復の道はこれからも続く。
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