商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2024/10/10 |
JAN | 9784480076526 |
- 書籍
- 新書
ごみ収集の知られざる世界
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ごみ収集の知られざる世界
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
地方自治や行政学の専門家として、現場を体験しながら課題に取り組む姿勢は好感が持てる。 リサイクルや資源削減が叫ばれるなかで、ビニール袋有料化での実態的・啓蒙的な側面に比して、ペットボトル再利用についての我々市民の常識はかなり欠落しているのではないかと感じられ、現場やそれを支える行...
地方自治や行政学の専門家として、現場を体験しながら課題に取り組む姿勢は好感が持てる。 リサイクルや資源削減が叫ばれるなかで、ビニール袋有料化での実態的・啓蒙的な側面に比して、ペットボトル再利用についての我々市民の常識はかなり欠落しているのではないかと感じられ、現場やそれを支える行政の取り組みは、その周知徹底も含めて応援したいと思わされる。 我々の日常を守る人々は、震災などの非常時にはスクランブルに生活の崩壊を救うセーフティネットとしての役割すら担わされている中で、生業としての威厳を確保することもそうであるし、できる限り協力を行えればと思う。
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私たちの出すごみがどのように収集され、処理されるかを考え、清掃事業への理解を深めようと書かれた本。 著者は地方自治や行政学などが専門の大学准教授だが、自ら現場に飛び込み清掃車に乗務し、その体験を通して清掃行政の研究を進めている。 自ら作業を体験し現場労働の苦悩を知り抜いていること...
私たちの出すごみがどのように収集され、処理されるかを考え、清掃事業への理解を深めようと書かれた本。 著者は地方自治や行政学などが専門の大学准教授だが、自ら現場に飛び込み清掃車に乗務し、その体験を通して清掃行政の研究を進めている。 自ら作業を体験し現場労働の苦悩を知り抜いていることから、この本の内容は、清掃事業従事者への慈愛とリスペクトに満ちている。 杜撰なごみ出しが現場労働者をどれだけ苦しめ落胆させるかについて認識を促し臭いや不要品を扱うことから従事者を見下げる社会的風潮があることに警鐘を鳴らす。 誠に説得力のある内容であり、ひいては資源循環型社会やエッセンシャルワーカーへの関心を高める役割も果たす良本であると感じた。 この本を読んで勉強になったことを以下に列挙しておく。 ・①収集・運搬②中間処理③最終処分が分業で行われると、清掃事業の一貫性や統一性が意識されにくくなり、ごみの行方への関心が喚起されにくい。 ・産業廃棄物収集業界は深刻な人手不足。業者同士が連携し、AIを活用して配車ルートを決め担当地区を分担させれば最短距離・最小台数の高効率な収集運搬が可能になる。これにより、燃料の消費やCO2排出も抑えられる。 ・自治体がコスト削減のため「官から民へ」への改革を考える一方で清掃事業の実態の把握に努め、住民の満足度を向上させるには清掃リソースを自治体が保有しておくべき。 ・最終処分場は環境影響への配慮や周辺住民の同意から確保するのが難しい。それゆえ、現在の処分場の延命化が考えられるが、そねためには、残渣の減量が必要。その方策として①残渣のセメント原料化②徐冷スラグ化により地盤改良材等への活用③焼成砂化による路盤材、ブロック資材への活用が考えられるがコストが嵩む。 ・事業系廃棄物の収集運搬の効率化を図るためのDX推進は清掃事業に携わる人の社会的なステータス向上や自身が抱く職業意識の変化につなげられる可能性がある ・災害時、仮置き場には災害と関係のない「便乗ごみ」が搬出されることがある。清掃職員は被災者を慮り可能な限り被災者に寄り添う対応を心掛けるが、それにつけこんだエゴを通す行為は避けるべき。
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#読みたい本 ゴミ分別の厳しさは、自治体によって差があるようで、自分の市では当然だったことが別の市ではそうでなかった、ということを何度か経験した。エッセンシャルワークであるごみ収集の知らない部分を学びたい #ごみ収集の知られざる世界 #藤井誠一郎 24/10/10出版 htt...
#読みたい本 ゴミ分別の厳しさは、自治体によって差があるようで、自分の市では当然だったことが別の市ではそうでなかった、ということを何度か経験した。エッセンシャルワークであるごみ収集の知らない部分を学びたい #ごみ収集の知られざる世界 #藤井誠一郎 24/10/10出版 https://amzn.to/3zJN3Wa
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