商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/10/10 |
JAN | 9784049159615 |
- コミック
- KADOKAWA
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(3)
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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(3)
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原作でも映画でも感情が色々と滅茶苦茶にされた本エピソード、それは咲太も翔子も麻衣も幾つもの選択肢を突き付けられ苦しみながら誰もが幸せになれる未来を掴もうとしていた姿がこちらの感情を叩いてくるから 誰かの心臓が捧げられなければ翔子が生きられないから咲太は藻掻く事になった。その有り様...
原作でも映画でも感情が色々と滅茶苦茶にされた本エピソード、それは咲太も翔子も麻衣も幾つもの選択肢を突き付けられ苦しみながら誰もが幸せになれる未来を掴もうとしていた姿がこちらの感情を叩いてくるから 誰かの心臓が捧げられなければ翔子が生きられないから咲太は藻掻く事になった。その有り様や傍で見守る翔子の決断があまりに美しくて感情を揺さぶってきたのだけど、そりゃあの物語を翔子視点で再構築すれば、同じようで居て少し違う美しさが描かれるのは当然かもしれず 本作での翔子ってかなり特殊な描かれ方をしているように思える 原作や映画だと超然的な視点で咲太の決断を見守っているように見えた。けれど本作では翔子の心境が事細かに描かれる事で各段階で彼女が何を思い描いていたかが判然とする というか、咲太との再会から一貫して彼をどうにかして幸せにしようとしている。苦しみ抜いた彼に報いようとしている それは何処か無私のような奉仕のような だからこそ、このコミカライズを読んで抱いてしまうのは彼女こそ報われて欲しいとの願い それだけに11話で咲太と結婚した翔子の姿が描かれた時にはちょっと叫びそうになってしまったな… 数々の未来の中では有り得たかもしれない可能性。けれど、咲太がその可能性を選ぶ事は少ないだろうし、何よりも原作ラストで咲太が一つの未来を掴んだ姿を見てしまったから その意味であれは有り得ない程の奇跡で成り立った未来と言える。そこに辿り着けた翔子がこれ以上を望むなんて不必要であると思える そのような心境で読んでいたからこそ、絶望し助けを求めるあの時の咲太を前にして彼が望む翔子の姿を纏い彼の幸福を追求する姿には何とも言えない感慨を抱いてしまったよ…… 翔子は咲太を愛しているけど、咲太が麻衣をとても愛していると知っている。だから彼が麻衣と共に居る未来を掴めるように手助けする やはり翔子の行動は一貫してるんだよね。咲太に沢山を貰ったから咲太に沢山を返したい そんな彼女が絶望の中心地で未来を掴む為に誰よりも苦しくて、誰よりも尊い選択を咲太や自分の為に選び取った姿に感動を覚えずに居られない そのような翔子の決断が有ったからこそ、ほんの少し違うだけで殆ど同じように誰もが未来を掴める『今』へと辿り着いたのだろうし 本当に良い物語を読ませて貰いましたよ……
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