商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/09/26 |
JAN | 9784334104337 |
- 書籍
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このドキュメンタリーはフィクションです
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
本書で取り扱われるドキュメンタリーの幅の広さにまず驚くし、各章抜かり無く読み応え抜群で面白かった。バラエティ番組、プロレス、そしてフェイクドキュメンタリーまで言い及ぶことによってくっきりと浮かび上がるドキュメンタリーの本質。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドキュメンタリーが、より恣意的である、ということは百も承知。それを、分かりやすく実例を通じて解説してくれている。 やはり鑑賞済の作品は良く分かる。 『主戦場』などは、なるほど、と大きく首肯しながら読んだ。 また、被写体との距離、関係性の濃淡で捉え方が異なってくるという指摘も面白かった。 確かに、日本人が撮る日本の姿と、他国の人による切り取り方は明らかに異なるだろう。 それが、何を意図し、結果、何が見る側に伝わるかは、送り手の予想を超えることも、ままあろうかと思うが。 見る側は、そうした、制作サイドの意図や、被写体との関係性や、見せ方の技巧をよく吟味しつつ作品を理解する必要があるし、結局、作品は、送り手と受け手の共作とも言えるものである、という思いを新たにする。 ドキュメンタリー、セルフドキュメンタリー、モキュメンタリーに加え、お笑いの現場にまで言及したのも意外性があった。「しこみ」はどこまでフィクションかという議論は面白い。 確かに、笑いは、現場で起こる予想外のハプニングが一番、笑える。笑わせることを意図した制作サイドにとって、そのファクト(ハプニングという事実)は、どこまでフィクションか? なかなか、興味深い、問題提起だ。
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ドキュメンタリー [documentary] 虚構を用いずに、実際の記録に基づいて作ったもの。記録文学・記録映画の類。実録。 -広辞苑 第七版- 作り手の作為を見抜くと、ドキュメンタリーは悪魔的に面白い。 『映画を早送りで観る人たち』の著者による、令和の新しいドキュメンタリー...
ドキュメンタリー [documentary] 虚構を用いずに、実際の記録に基づいて作ったもの。記録文学・記録映画の類。実録。 -広辞苑 第七版- 作り手の作為を見抜くと、ドキュメンタリーは悪魔的に面白い。 『映画を早送りで観る人たち』の著者による、令和の新しいドキュメンタリー入門書 あなたの部屋にカメラが設置してある状態での〝普段の生活″と、カメラがない状態での〝普段の生活″は、絶対に同じではないはずだ。 『さよならテレビ』『FAKE』『ザ・コーヴ』『主戦場』『さようなら全てのエヴァンゲリオン』『映像の世紀』『水曜日のダウンタウン』……。 数々の身近な作品を通し、ドキュメンタリーの加工性に迫る!
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