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惑星
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惑星

木原音瀬(著者)

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惑星

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ホーム社/集英社
発売年月日 2024/09/26
JAN 9784834253870

商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

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2026/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3月15日読了。 あらすじに惹かれて図書館で借りました。 ネタバレやんわり。自覚してないだけでしてるかもしれないので一応ワンクッション。 今作には男同士の行為や触れ合い、胸糞表現等あり。苦手な方は気をつけて 読み終わったあとしばらくずっと心が苦しかったな……。救われたか救われてないかと言われたら救われていないんだと思うけど、ムラさん自身は少し寂しくて苦しいけど、またいつもが繰り返している感覚なのかなんだなと思ったり。 伝えたいのに伝わらないもどかしさが特に強くて……。 ムラさんの拙くて一生懸命な言葉は届かなかったんだな…と思うと切ないし苦しい。 搾取暴力差別その他もろもろ、この世の汚いところが集まる場所にいたムラさんが、やんわり優しく光ってる場所へ逃げて、でもそれじゃだめで。 ジブンの星に帰りたい。お母さんとお父さんがいる星へ行きたい。その願いを叶えるために。 お父さんの教えを素直に守っていて、それは実際に大切なこと、常識的なこと、守らなければいけないことで。 それを周りは平気で破ってることにムラさんも読者である私も違和感を覚えていたり。そういう意味で、ムラさん(もしくは私)が宇宙人なのか、周りが宇宙人なのかどっちなのかなというのも考えたりするわけで。 ムラさんの発する言葉や行動にやさしくアドバイスしたくなるような文章の書き方とか、気持ちの変化とか、心の中でぐるぐるしてる感情の表し方が個人的にとても好みでした。

Posted by ブクログ

2026/01/12

読書記録|『惑星』著:木原音瀬 ⸻ 1. この本を読んだきっかけ  読書家のインズタグラムの紹介にて、父・母・自分は「星から来たんだ」と思い、この地球という惑星で暮らしているというあらすじを読んで、分かり合えない人との関わり合いについて私は考えを深めることができるかと考えて読...

読書記録|『惑星』著:木原音瀬 ⸻ 1. この本を読んだきっかけ  読書家のインズタグラムの紹介にて、父・母・自分は「星から来たんだ」と思い、この地球という惑星で暮らしているというあらすじを読んで、分かり合えない人との関わり合いについて私は考えを深めることができるかと考えて読むことにした。 ⸻ 2. どんな本?(文庫本からの引用) 貧困、暴力、搾取、死。 自らを「宇宙人」と呼ぶ男の人生は、はたして“絶望”なのか――。 木原音瀬が挑む新境地。 「ジブンは地球の人間じゃない。早く宇宙の星に帰りたい。」 自称「宇宙人」の男・ムラは、ドヤ街でホームレス生活を送っていた。空腹に耐え、過酷な日雇い労働をし、ある時には金をだまし取られながらも淡々と日々を過ごすなかで、ひとりの芸術家の青年に出会う。そんなある日、「星」にいるはずの父親の遺体が解体現場から発見される――。 ⸻ 3.読んで考えたこと・感じたこと  著者がBL小説を書くことで有名ということを忘れていた。そもそも恋愛表現や性的描写、BL的な内容が苦手な私は本書のそのような描写があるところは読み飛ばした。あまり良くない意味として印象強く残ってしまった。  しかし、主人公のムラが「宇宙人」としてこの地球という惑星に適応しようとする言動の表現は面白く感じた。例えば、「ぬすむのはだめだって、お父さんが言ってました。だからジブンやってないです。」や「お腹が空きました。でも、おにぎり買うお金がありません。だからジブンはたらきます。」、「つらいきもちになったときはひっつくといいらしいです。お母さんが言ってました。」というように平仮名で表現されていたり、文章が稚拙であったり、両親からの伝聞で自身の考えがないところだったりするところから、会ったことがなくて想像がし難い「宇宙人」というイメージを読者に与えていると感じた。  これほどまで赤裸々に性的描写が多い作品だと事前に知っていたら読まなかった作品だったかもしれない。だが、ムラを拾ってくれたカンさんの版画家としての職人気質やお人好しの温かさ、ムラさんの目も当てられない人生でありながらも生きようとする姿にこの作品の魅力を感じた。また、カンさんの父親が亡くなってしまった場面ではムラさんが「死」ということの辛さを理解し、カンさんに寄り添おうとする場面は良かった。  村田沙耶香さんの作品でも、自身と主人公を「宇宙人」と表して周りとの適応や分かり合えないことについて向き合っている。他人との関わり合いについて悩みを抱く私にとって本を通して自身の心の折り合いの付け方を考えるきっかけになると考える。 ⸻ #本が好き #本 #読書記録 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #読書好き #book #読書メモ #読書録 #読了 #図書館 #猫 #保護猫 #猫のいる生活 #猫のいる暮らし #ねこ #cats #catlife #ヤヨ_0330 #書評 #ネタバレ

Posted by ブクログ

2025/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ジブンは宇宙人」だと信じ、ひとり生きる男・ムラ。星からの迎えを待ちながら、その日その日をドヤ街で暮らしている。ムラはそんな生活を受け入れ、彼なりに平穏な日々を送っていたのだが……。木原音瀬が描く、ある人生の光と闇の物語。 いや〜キツかった なんて言っていいかわからない レビューをなんて書いていいのか…(*_*) 木原音瀬しか書けないし書かない話だった。 読んでいる間ずっと胸が苦しくて何度も中断 作中ムラの障害は詳しく書かれていないからわからないけど、この歳まで一人で生きてきた事が奇跡じゃなかろうか。 ブク友おびのりさんに素晴らしいレビューは任せるとして…笑 一人称でムラが語る哀しいセリフを残しておきます。 自分は宇宙人だから、人間の言葉はよくわからない 気がきかない、のろま、ぼけ。よく言われる。けどしかたない。ジブン宇宙人だから、人間とはちょっと、ちがってる。 宇宙からむかえがきて、お母さんは帰った。 お父さんも、むかえがきていなくなった。 自分にも早く来ないかな。 わからない時は「はい」って言っておく。わからない言葉のいみを聞いたら、怒る人がいて怖い。 人の悪意も嘘も理解できない 優しくしてくれる人はいい人 怒る人は怖い人 親の死も理解できず人の気持ちも理解できない ムラはムラの世界で生きている。 不幸や幸せもわからないムラ。 そんなムラに僅かな癒しを求めたカンとの出会いでムラの世界を次第に歪なものにしていく… もうラストまでムラの行末が予想できなくて本当につらかった。゚(゚´Д`゚)゚。 そしてあのまさかの場所に流れ着くとは… 特典として書かれた作・ムラ「ジブンの星」がXに掲載されてたのでしっかり読ませていただきました。 泣けた(ノ_<)

Posted by ブクログ