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女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか ちくま新書1818
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女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか ちくま新書1818

尾脇秀和(著者)

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女の氏名誕生 人名へのこだわりはいかにして生まれたのか ちくま新書1818

1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/09/11
JAN 9784480076441

女の氏名誕生

¥1,320

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2024/11/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

古代からの女性の名前が男性とは全く異なる変遷を辿ってきたは初めて知ることばかりで、勉強になった。 だが明治時代から国家が国民を管理する目的で氏名制度を作ったり、戦後決められた漢字の範囲内で名前を付けるよう強要してきた歴史には憤りを感じた。 近頃夫婦別姓の議論が再燃しているようだが、これも氏が家の名から個人の名という認識に世の中が変われば容認派も増えて家族の在り方も変わっていくのかも知れませんね。

Posted by ブクログ

2024/10/31

<目次> 第1章  江戸時代の女性名 第2章  識字と文字の迷宮 第3章  名付け・改名・通り名 第4章  人名の構造と修飾 第5章  明治の「氏」をどう扱うか? 第6章  「お」と「子」の盛衰 第7章  字形への執着 第8章  氏名の現代史 <内容> 『壱人両名』や『氏名の誕...

<目次> 第1章  江戸時代の女性名 第2章  識字と文字の迷宮 第3章  名付け・改名・通り名 第4章  人名の構造と修飾 第5章  明治の「氏」をどう扱うか? 第6章  「お」と「子」の盛衰 第7章  字形への執着 第8章  氏名の現代史 <内容> 『壱人両名』や『氏名の誕生』など、地道ながら庶民の歴史、それの背景にある幕府や政府の施策を説いてきた著者。今回は女性名の変遷である。我々の「氏名」は一生固定のものであると信じ切っている現代人にとって、江戸時代の名前にこだわりのなさ、その背景(文字を読めるかどうか?何のために名前をつけるのか?どこの範囲までで使っていたのか?など)を実例を豊富に上げながら解いていく。その地道な作業は頭が下がる。そして女性名に限らず、現代の「キラキラネーム」まで言及。おそらく「氏名史」はここで一時終了なのだろう。その背景が理解されない限り、江戸時代や明治初期の人々の感覚は理解できないだろう。やや難解に感じるのは、もともと当時の人々が一貫した考え方で名づけをしたわけではないからだろう。

Posted by ブクログ

2024/10/11

本書は女性の名付け(あるいは改名)の特徴や仕組み、ルールとその変遷を丁寧に解説しており、大変興味深く読みました。著者の前著『氏名の誕生』と合わせて読めば理解も一層深まります。 長年議論されている選択的夫婦別姓に関して、明治時代に近代氏名が成立してから百数十年、夫婦同姓の歴史はさほ...

本書は女性の名付け(あるいは改名)の特徴や仕組み、ルールとその変遷を丁寧に解説しており、大変興味深く読みました。著者の前著『氏名の誕生』と合わせて読めば理解も一層深まります。 長年議論されている選択的夫婦別姓に関して、明治時代に近代氏名が成立してから百数十年、夫婦同姓の歴史はさほど長くないけど、夫婦別姓だった時代はほとんどない(明治以前は「姓」の意味が異なるので同一に考えるべきではない)。戦後、家制度が消滅したことで「氏」への意識が変化する。夫婦同姓を維持するのか、選択的夫婦別姓を導入するのか、昔がどうだったとかあれこれ言うよりも、今の人々、未来の人々にとっての「姓」のあり方をもっと議論すべきなんだろうなあ。

Posted by ブクログ

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