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メメント・モモ 豚を育て、屠畜して、食べて、それから
3,520円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻戯書房 |
| 発売年月日 | 2024/09/07 |
| JAN | 9784864883061 |
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メメント・モモ
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メメント・モモ
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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
子豚を飼育して屠畜して食べる、その過程をつづった日記。 あっという間に読了してしまった。 「その日」の日記には、ほとんど詳細は書かれていないのに涙が止まらなかった。 その後、どれくらい経ってから書いたのだろう、「その日」の記録とそれからのことが、最後の四十数ページで綴られている。...
子豚を飼育して屠畜して食べる、その過程をつづった日記。 あっという間に読了してしまった。 「その日」の日記には、ほとんど詳細は書かれていないのに涙が止まらなかった。 その後、どれくらい経ってから書いたのだろう、「その日」の記録とそれからのことが、最後の四十数ページで綴られている。 考えなければいけないことが多すぎる。 いのちと向き合うということはどういうことか。安易な言葉では何も表せそうにない。 著者はきっとこの先ずっと、モモと名付けたこの豚のことを抱えながら生きていくのだろうなと思うと、いたたまれないような気持ちにもなり、羨ましいような気持ちにもなる。 言葉が出てこない代わりに、たくさんフレーズを登録しておく。
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深く考えさせられる。一気に読まずにはいられなかった。 著者は美術を学び、離島・百島にあるアートセンターで企画運営をされている。アートプロジェクトで、一頭の豚を受精させるところから始めて飼育し、屠畜から調理までの全工程を自身で行ない記録が綴られている。 以前、農業高校の文化祭に行...
深く考えさせられる。一気に読まずにはいられなかった。 著者は美術を学び、離島・百島にあるアートセンターで企画運営をされている。アートプロジェクトで、一頭の豚を受精させるところから始めて飼育し、屠畜から調理までの全工程を自身で行ない記録が綴られている。 以前、農業高校の文化祭に行った際、畜産科の生徒が飼育した豚を調理し提供されていた。食べのもになってくれる命の尊さを知る学習だが、情がうつらないように豚には名前はつけずに番号がつけられていた。 こちらの書も命の尊さを知ることの大切さ、どこか違う趣も感じました。それは、モモを飼育する大変さ、自分で屠殺する為に知る限り5回猪の解体をし体力を奪われ、後半は申請してもなかなか承諾してくれない行政の慎重さ。粘り強く交渉し。屠殺のリアルな状況を読むと、彼女の熱意に人が集まり力を合わせて実現できたことが凄い。 全て自身でまかなう、授業のそれとは少し違うのかな。 何より、モモが体調・発育不良や感染病にならず育ってくれたことが一番かと。モモに寄り添う彼女は、本当に屠殺するのだろうか、と思えるほど。何度もモモのお腹をさすりながら添い寝されていました。 動物学者の女性、テンプル・グランディンさんに問い合わせしているシーンもあったり、専門家、協力者を得ることが出来て良かった。若い彼女がよくやったなぁ。
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図書館の新刊コーナーで目を惹かれて手にしました。『メメント・モリ』はラテン語で『いつか必ず死ぬということを忘れるな』という意味だそう。そこから名付けた豚のモモを、育て、屠畜して、食べるお話。まず『屠畜』が読めなかった。。『と畜』と表されることが多いのね。作者はモモへの溢れる愛情を...
図書館の新刊コーナーで目を惹かれて手にしました。『メメント・モリ』はラテン語で『いつか必ず死ぬということを忘れるな』という意味だそう。そこから名付けた豚のモモを、育て、屠畜して、食べるお話。まず『屠畜』が読めなかった。。『と畜』と表されることが多いのね。作者はモモへの溢れる愛情を抱きつつ、時に凶暴なモモに殺意(笑)も抱きつつ、最後は屠畜して食べることを決めて育てる。そのこと自体にはあまり賛同出来なかったけど、作者の気持ちは理解出来た。毎日SNSで日記を書いたけど、最後の日に『SNSは軽すぎて書けない』としたのも分かる。 屠畜の様子や、その後の感情の揺らぎ、モモへの感謝の気持ちも詳しく記載されていて、読んでて辛い部分も多かったけど、最後のページの鼻型(?)でほっこり。 日々食べている肉が、この作業を経て食卓に並んでいることを、どう考えたらいいのか。 なんだか、すごい本でした。
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