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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | かんき出版 |
発売年月日 | 2024/09/04 |
JAN | 9784761277567 |
- 書籍
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カクテル、ラブ、ゾンビ
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カクテル、ラブ、ゾンビ
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
純文学っぽい文体で綴られたホラーは初めてかも。すごく新鮮だった。ストーリーの展開やいかに怖がらせるかのエンタメ要素の強い日本のホラーと違って、心情描写多め。面白かった。 『韓国で10万部突破の話題作、ついに日本上陸』との触れ込みで、2年連続年間ベストセラーに選ばれているらしい。...
純文学っぽい文体で綴られたホラーは初めてかも。すごく新鮮だった。ストーリーの展開やいかに怖がらせるかのエンタメ要素の強い日本のホラーと違って、心情描写多め。面白かった。 『韓国で10万部突破の話題作、ついに日本上陸』との触れ込みで、2年連続年間ベストセラーに選ばれているらしい。デビュー作で海外に翻訳されるとか羨ましい限りである。 特に好きだったのは『湿地の愛』と『カクテル、ラブ、ゾンビ』 「湿地の愛」は、地縛霊である水辺の幽霊「ムル」が主人公。川で退屈な日々を送っていたとき、林のなかを歩いていた「スプ」に出会う。その後、二人はしばしば会いながら静かに心を通わせる。 「カクテル、ラブ、ゾンビ」の主人公は塾で講師をしている女性。ある日、いつものように会社の仲間たちとお酒を飲んで帰ってきた父が、ゾンビになってしまった。ニュースを見ると、ゾンビウイルスの一次感染者はすべて殺されてしまうことがわかる。家では家庭を顧みず偉そうに振る舞ってきた父だけれど、母と共になんとか匿おうとする。 普通ゾンビ作品ってもっとスケールが大きくて、人類やその土地に住む全員がゾンビ化するのを防ぐために戦ったりなんとか逃げたり、製薬会社に乗り込んで原因を突き止めたりするけれど、こんなにミニマムな「家族」という単位で描いていて、なおかつ面白いのはすごい。家族愛だけじゃなく、愛憎、父への憎しみも確かに心に抱きながら、それでも人生を前に進めようとする葛藤が良かった。
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タイトルを含む4編。どれも、インパクト大。特に水辺のほとりに佇む幽霊の女の子の話が印象に残った。幽霊目線で、その心情が描かれており、地縛霊のように同じところで残される孤独感や寂しさ、霊の友達ができたときの喜びに共感的な気持ちになった。
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「湿地の恋」「オーバーラップ ナイフ、ナイフ」が特に良かった。表紙の印象で身構えたけど、新感覚な感じでサクサク読めた。(韓国版の表紙の方が好みかな)作者さんの他の本も読んでみたい!
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