商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/09/04 |
JAN | 9784167922764 |
- 書籍
- 文庫
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商品レビュー
2.3
5件のお客様レビュー
ここ最近になってよく言われるFIRE生活。 労働者生活に疲弊した現代人なら目指したくなるのもわからないでもない。そんなFIRE生活を夢みて、ギリギリの節約生活を続ける女性の話。 ではあるが、前半は確かにFIREを目指して、それに伴う失う物事の葛藤が描かれていてよかったが、後半は...
ここ最近になってよく言われるFIRE生活。 労働者生活に疲弊した現代人なら目指したくなるのもわからないでもない。そんなFIRE生活を夢みて、ギリギリの節約生活を続ける女性の話。 ではあるが、前半は確かにFIREを目指して、それに伴う失う物事の葛藤が描かれていてよかったが、後半は本筋とは関係ないカルト教団退治の話になっていたし、本書が訴えたかったメッセージもあやふやに感じた。 突っ込みたいところはいくつかあるが、出てくる主人公男女ともに恵まれた容姿を持ち、人から好かれて当然という人生を歩んできながら低賃金の職務について将来が見えなくなったので、FIRE夢みて投資に勤しんだり、現実逃避に新興団体に入れ込むなど、全体的に判断力が弱く甘ちゃんに思えたのが難点。あまり好みではない本であった。 ただし、FIREを達成した配当金生活者の生活は生活保護受給者の暮らしぶりとそう変わらないというのは示唆を含む良い着眼点だったとは思う。
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FIREの先に見える自分の姿に何を見るのか。 ただひたすらに資産を増やし、また増やすために全てを損得勘定する。そんなお金に縛られた彼女と相反するように金に縛られない世界に没頭する彼氏。 目には見えない幸せと不安に対して自分の信じることに拘りすぎて視野が狭くなっていく。お金で買え...
FIREの先に見える自分の姿に何を見るのか。 ただひたすらに資産を増やし、また増やすために全てを損得勘定する。そんなお金に縛られた彼女と相反するように金に縛られない世界に没頭する彼氏。 目には見えない幸せと不安に対して自分の信じることに拘りすぎて視野が狭くなっていく。お金で買えないものも信頼では補えないことも許容し生きていかないとね。現実は幻のようにはいかないのだから。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
将来のためにお金を貯めることと、今を楽しむためにお金を使うこと。これらのバランス?考えさせるというテーマはとても面白かったし、ところどころ考えさせたれた。 一方、途中でそんなに好きでもなかった彼氏を助けるために大金を使ったり、元彼に連絡して助けてもらうところは、少し理解できなかった。 後半はお金とは別の話になっていて、それはそれで目が離せなかった。
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