![南海トラフM9地震は起きない 「想定外逃れ」でつくられた超巨大地震の真実](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/002038/0020382433LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 方丈社 |
発売年月日 | 2024/08/27 |
JAN | 9784910818191 |
- 書籍
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南海トラフM9地震は起きない
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南海トラフM9地震は起きない
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地震など地殻変動の仕組みとしてほぼ定説となったプレートテクトニクス説(プレート説)を「キリスト教との親和性が高く、地動説に等しいイデオロギー」と切って捨てる筆者が代わりに唱える「熱移送説」。 中国四川の地震など、プレート界面から遠く離れた場所で発生する地震はプレート説ではうまく...
地震など地殻変動の仕組みとしてほぼ定説となったプレートテクトニクス説(プレート説)を「キリスト教との親和性が高く、地動説に等しいイデオロギー」と切って捨てる筆者が代わりに唱える「熱移送説」。 中国四川の地震など、プレート界面から遠く離れた場所で発生する地震はプレート説ではうまく説明できないが、熱移送説では整然と説明できる。 プレート説では想定外の場所に地震が起きるとそれに整合するようにマイクロプレートを追加して説明するが、筆者はそれを「目的と手段が逆転している」と批判する。 プレート論の紹介書の著者中島淳一氏も著書に書いていたマントルトモグラフィという、MRIの技術を応用し地震波により地下の硬度分布を測定する技術により地球内部の温度分布が明らかになり、地球内部の外核から地表に向かう高熱の通り道「スーパープリューム」の存在が確認されたという。 日本近辺ではマリアナ諸島から太平洋を経て日本に至るMJライン、フィリピンから台湾を経て日本に至るPJライン、スマトラ島から中国に至るSCラインの大きく3つのルートがあり、四川地震はSCラインによって発生すると考えられる。 1970年頃プレート説が紹介される以前、日本の地質学者、地震学者は地震や火山活動は地中のマグマが原因という熱移送説と整合する説を取っていた。 米国からプレート説が紹介されるとさまざまな経緯(小説「日本沈没」も一役買った)でそれに席巻され、地震(予知)研究はそれを前提に長い時間と巨額の費用が費やされたが特に目ぼしい成果は上がらずにいる。 熱移送説であれば、移送路の上流で起きた地震や火山活動を注視し、年約100キロという移送速度から到着時期を導出すれば、どの経路にいつ影響が出そうかは大体の予測がつく。 プレート説の基づく研究や防災体制は即座に見直すべきと筆者は主張する。 正直どちらか正しいのか即断は難しいが、プレート説で全てを説明できない以上、それだけに賭けるのではなく両方の説に沿った動きをしていくべきではないか。 どちらの説がより説明力が高いかは今後自ずと明らかになっていくだろう。
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地震発生メカニズムとして主流のプレートテクトニクスを全否定、地震の原因は地球内部からのマグマ熱昇流《マントルプリューム》の流れであるとします。確かにプレートテクトニクスは疑問が指摘されているなか、プリュームテクトニクスから導いていく興味深い考え方です。地下で見えないエネルギーの話...
地震発生メカニズムとして主流のプレートテクトニクスを全否定、地震の原因は地球内部からのマグマ熱昇流《マントルプリューム》の流れであるとします。確かにプレートテクトニクスは疑問が指摘されているなか、プリュームテクトニクスから導いていく興味深い考え方です。地下で見えないエネルギーの話なので、なかなか理解が追い付きませんでした。本文中の個別地震との関係性の説明は、紙幅の関係からか、やや牽強付会な印象を受けましたが、熱伝導の理屈を火山と地震の関連性に適用し、エビデンスを補強して立証していけば、あるいは、この考えが正しいのかも知れないと思いました。
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