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大転生時代
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大転生時代

島田雅彦(著者)

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大転生時代

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/08/23
JAN 9784163918891

大転生時代

¥2,310

商品レビュー

2.5

11件のお客様レビュー

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2024/12/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

小説としては 起承転結がいまいちなので★2つですが、 転生のアイデアとしては面白い。 意識は異世界に転送できるのか? 人間のDNAのゲノム情報を量子ビームに変換して異世界に照射する? 量子力学の時間軸では過去と未来は入り混じっている? 意識は体と別という概念を無理やり科学にこじつけようとしている苦労がしのばれます。量子力学といえば何でも通る?

Posted by ブクログ

2024/12/07

異世界転生がもし現実にできるようになったら、という思考実験的なお話。発想は面白いと思うんだけど、ストーリー展開が冗長で退屈。盛り上がりが無く終わり方も中途半端。転生のメカニズムの解説(考察)も、あんなに長々と書く必要ある?

Posted by ブクログ

2024/12/07

 ベテラン作家が世に送り出した「パターン化したご都合主義ではないなろう系」としての純文学。普通に面白い、つまらなくはない転生ものの小説だ。純文学様がバカなラノベを教化してやるぜ、てな侵略戦争の正当化みたいな看板を掲げられていなければ、純文学の大ベテランが手掛けた異色のラノベとして...

 ベテラン作家が世に送り出した「パターン化したご都合主義ではないなろう系」としての純文学。普通に面白い、つまらなくはない転生ものの小説だ。純文学様がバカなラノベを教化してやるぜ、てな侵略戦争の正当化みたいな看板を掲げられていなければ、純文学の大ベテランが手掛けた異色のラノベとして興味深く読めたと思う。  転生ものというお題からこういった作品が出力されるその創作力、発想力の非凡さについては読んでいて非情に楽しめるし、普通に純文学からなろう系へ、という姿勢で出されていたら普通に読めたはずだ。だがとにかく姿勢が気に食わねえ。  そもそもなろう系を願望充足のための陳腐なはけ口、と見る視座がよくわからない。エンタメは常に、昔っからそういったものをジャンルの中に抱えていたはずだ。剣客商売の主人公が四十以上年下の美女と再婚(初婚じゃないのもポイントだ)している理由が文学的なものだと思っているのだろうか、対象読者の願望充足に決まっているじゃないか。ご高尚な願望充足と低俗な願望充足とがある、とでも言いたいのだろうか。そのジャッジには無自覚な権威主義が含まれちゃいないか。  本当にパターン化した願望充足のエンタメを批判するなら、やるべきことは大衆娯楽小説というラノベより長い歴史を持つジャンルが築き上げてしまった表象の問題点との対決なんじゃないか。もしくは、そういうものしか売れない日本という国の文化形成の問題への対決なんじゃないか。お文学様の過去の歴史と商業的成功が築き上げた権威性に無自覚なまま、若い(と思っているのだろうが実はもうそう新しくはない)ジャンルを腐したって、老いた権力者のマチズモの悪臭に鼻をつまむ以上の変化が世に起きるとは思えない。純文学サマの内輪ウケ、という印象がぬぐえないまま終わった。

Posted by ブクログ

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