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大転生時代 の商品レビュー

2.5

11件のお客様レビュー

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2024/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説としては 起承転結がいまいちなので★2つですが、 転生のアイデアとしては面白い。 意識は異世界に転送できるのか? 人間のDNAのゲノム情報を量子ビームに変換して異世界に照射する? 量子力学の時間軸では過去と未来は入り混じっている? 意識は体と別という概念を無理やり科学にこじつけようとしている苦労がしのばれます。量子力学といえば何でも通る?

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2024/12/07

異世界転生がもし現実にできるようになったら、という思考実験的なお話。発想は面白いと思うんだけど、ストーリー展開が冗長で退屈。盛り上がりが無く終わり方も中途半端。転生のメカニズムの解説(考察)も、あんなに長々と書く必要ある?

Posted byブクログ

2024/12/08

 ベテラン作家が世に送り出した「パターン化したご都合主義ではないなろう系」としての純文学。普通に面白い、つまらなくはない転生ものの小説だ。純文学様がバカなラノベを教化してやるぜ、てな侵略戦争の正当化みたいな看板を掲げられていなければ、純文学の大ベテランが手掛けた異色のラノベとして...

 ベテラン作家が世に送り出した「パターン化したご都合主義ではないなろう系」としての純文学。普通に面白い、つまらなくはない転生ものの小説だ。純文学様がバカなラノベを教化してやるぜ、てな侵略戦争の正当化みたいな看板を掲げられていなければ、純文学の大ベテランが手掛けた異色のラノベとして興味深く読めたと思う。  転生ものというお題からこういった作品が出力されるその創作力、発想力の非凡さについては読んでいて非情に楽しめるし、普通に純文学からなろう系へ、という姿勢で出されていたら普通に読めたはずだ。だがとにかく姿勢が気に食わねえ。  そもそもなろう系を願望充足のための陳腐なはけ口、と見る視座がよくわからない。エンタメは常に、昔っからそういったものをジャンルの中に抱えていたはずだ。剣客商売の主人公が四十以上年下の美女と再婚(初婚じゃないのもポイントだ)している理由が文学的なものだと思っているのだろうか、対象読者の願望充足に決まっているじゃないか。ご高尚な願望充足と低俗な願望充足とがある、とでも言いたいのだろうか。そのジャッジには無自覚な権威主義が含まれちゃいないか。  本当にパターン化した願望充足のエンタメを批判するなら、やるべきことは大衆娯楽小説というラノベより長い歴史を持つジャンルが築き上げてしまった表象の問題点との対決なんじゃないか。もしくは、そういうものしか売れない日本という国の文化形成の問題への対決なんじゃないか。お文学様の過去の歴史と商業的成功が築き上げた権威性に無自覚なまま、若い(と思っているのだろうが実はもうそう新しくはない)ジャンルを腐したって、老いた権力者のマチズモの悪臭に鼻をつまむ以上の変化が世に起きるとは思えない。純文学サマの内輪ウケ、という印象がぬぐえないまま終わった。

Posted byブクログ

2024/11/12

くだらない。 色んな多次元宇宙から、「転生」という形で意識だけが飛んで来ることが事実としてある世界で、それを意識的に行える技術が確立したことで、あらゆる世界を帝国主義の名の下に支配しようとする資本主義絶対主義者。それに抵抗する人たちの。 茶番。 おままごと。 これは、小説で...

くだらない。 色んな多次元宇宙から、「転生」という形で意識だけが飛んで来ることが事実としてある世界で、それを意識的に行える技術が確立したことで、あらゆる世界を帝国主義の名の下に支配しようとする資本主義絶対主義者。それに抵抗する人たちの。 茶番。 おままごと。 これは、小説ではなく、プロットですか。絵コンテ? とにかく、文章のレベルが低すぎて、自我の肥大した頭でっかちの高校生の日記を読まされている感じ。臨場感も、生々しさも、まるでない。精緻さも、かけらも感じない。 資本主義で破壊される社会は、宗教への帰依が解決してくれると言いたいらしい。 ジェンダー問題とか、難民問題とか、また浅はかにぶっ込んでくるところが、左側から社会の矛盾を捉え出した高校生を感じさせる。 量子もつれとか言葉は使ってるけど SF的なワクワク感は全く得られなかった。 これでも物書きとして食っていける人がいるんだなあ、とちょっと感心。

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2024/11/11

杜子春って聞いたことあるなと思って、青空文庫で読み返した。なるほど、ではなぜ三浦杜子春の最期を合わせなかったのかと思ったが、仙人が違うから?それとも実は異世界転生してハッピーエンドで合っているのかな?面白かったです。

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2024/11/04

ビューティー・インサイド、ロズウェル星の恋人たち、バック・トゥ・ザ・フューチャーを重ねたりしながら読んでました。資本主義は未来の負債を価値のあるものとして取引している点で転生とよく似ている(178頁)どの世に行っても、新しく見つけた枠組みで儲けを独占したがる人はいて、競争から逃れ...

ビューティー・インサイド、ロズウェル星の恋人たち、バック・トゥ・ザ・フューチャーを重ねたりしながら読んでました。資本主義は未来の負債を価値のあるものとして取引している点で転生とよく似ている(178頁)どの世に行っても、新しく見つけた枠組みで儲けを独占したがる人はいて、競争から逃れ皆の幸せを祈る巫女のもとに暮らすような世界ではひとつの肉体を持つことに価値はないようです。

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2024/11/02
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序盤はおもしろそうだと思いながら読んでいたけれど、 結局、なんか盛り上がらずに終わってしまった感じ。 ていうか最後も尻切れ感があって、うーむ。 ただ理解できるかどうかは別として、量子論を知ってみたいなとは思った。 これは思わぬ副産物でしたね。

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2024/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やけに評価が真っ二つなので気になって購入 異世界転生を現実にあり得る物理現象と捉えて、そこから起こりうる諸問題に対処するゴリゴリのSFだった 所謂異世界モノを求めた人にはなんじゃこりゃになるのは仕方がない 読み心地としては宇宙戦争モノに近い 杜子春の肉体の消滅にて話は終わったが、二階堂らの暗躍との闘いは道半ばでは…?榎本の解脱で全て解決というわけにはなっていないだろうよ 転生自由化の後の世界をもう少し見せて欲しかった モニカは何度も転生しているけど、杜子春のような精神分裂は起こしていないわけで、毎度死にたての人に転生してる? 暗殺者が送り込まれるほど、何年も前から榎本は暗躍していたか?転移装置が現世側に確立していなかったのに? 設定・解釈・展開はどれも面白いけど、ひとつひとつのツメが甘かったように思う 資本主義ぶっ潰して社会主義化していくのを望んでるのはわかった

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2024/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

奇天烈、斬新、ハチャメチャなのに、文章は重厚で説得力があり・・・ しかし、最後が尻切れトンボの感あり。 壮大なエンディングを期待していただけに。 まだ、続くのか!?

Posted byブクログ

2024/10/03

期待して読み始めたが、僕には少し難解だった。 頭の良い人が書いた感じが凄くして楽しめる感じがしなかった。

Posted byブクログ