

商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/08/21 |
JAN | 9784087446807 |
- 書籍
- 文庫
人生の道しるべ
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人生の道しるべ
¥605
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
当時若き作家の吉本ばななと往年作家の宮田輝の雑談書。中でも気になったのが「若い人が『名作に出会っていない』ことで精神的に大人になっていない」と言う。読書が減りネット情報が主の世界に大人になる為の精神的な感情などが欠けていると言う。子供の時に出会う著名な本は必ずや何かの時の礎になり...
当時若き作家の吉本ばななと往年作家の宮田輝の雑談書。中でも気になったのが「若い人が『名作に出会っていない』ことで精神的に大人になっていない」と言う。読書が減りネット情報が主の世界に大人になる為の精神的な感情などが欠けていると言う。子供の時に出会う著名な本は必ずや何かの時の礎になり心の支えにもなるはずだ、と言う。それには大人が教えてこそ出会いがあると思う。(その大人に名作との出会いがなければ、話が始まらない)
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- ネタバレ
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宮本輝さん 吉本ばななさんの対話集。 宮本輝-「泥の河」「螢川」 吉本ばなな-「キッチン」 のみ読了した程度です。 それでも、2人の小説家として、親として、人としての考え方や向き合い方に触れることが出来てすごくよかったです。これからどんどん作品を読んでいきたいと思いました。 2人の関係性がすごくいい!「前を歩いてくれている人」というような表現がされており、そういうひとがいるっていうのは羨ましい。 小説を1つ読んでも、まだまだまだまだ浅いところしか理解できていないんだなと感じ、さらに読書が魅力的なものに感じた。 [達人の資質]の宮本さんの文章が印象的でした。心の底から誰かの幸せを祈りたい。
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宮本輝さんとよしもとばななさんの対談集。 ・小説家というと人と違った芸術家というイメージがあるが、日常生活がよりよくなるものを作って(日常の気分がよりよくなる作品を作って)お金をもらう職業、 この本の中では桶屋と同じといっていたのが印象的。 そういう普通の感覚のある二人だからこそ...
宮本輝さんとよしもとばななさんの対談集。 ・小説家というと人と違った芸術家というイメージがあるが、日常生活がよりよくなるものを作って(日常の気分がよりよくなる作品を作って)お金をもらう職業、 この本の中では桶屋と同じといっていたのが印象的。 そういう普通の感覚のある二人だからこそ長くいい作品が作れるのだろうと思った。 ・2人の死生観について語られている部分が多い。 その中で宮本さんがある人の言葉として、人間一人一人の命を万年筆の中のインクにたとえていたのがしっくりきた。 命が尽き、臨終を迎えたとき、インクの一滴というあなたの命は、海にぽとんと落ちる。 落ちた瞬間はまだインクは青い。 でも、たちまち広がって、もうインクの色などなくなる。 しかしインクは消滅したのではない。 そのインクは、海水に溶けた状態で厳然と存在しているのだ。
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